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都内で高級賃貸が一番集まる駅は? 10年間で都内平均との家賃差は約3~6倍に

SEP. 14, 2025 12:00
Text : 岩木華子
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LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は、東京23区の賃料上位1%の水準と分布エリアシェアについて調査した結果を発表した。

都心へのシングル層の人口流入が増加傾向にあることに加え、中古マンションの価格が高騰。特に都心部や人気エリアを中心に賃料が上昇傾向にあり、これまで高級賃貸物件とされていた物件の賃料水準にも変化が生じている。

調査結果からは、東京23区における賃料の上位1%のボーダーラインが年々上昇していることが明らかに。シングル向け物件では、2015年は20万円を切る価格だったものの、10年かけて26万4,000円と約1.3倍にまで上がった。ファミリー向け物件では、2015年の38万6,000円から2025年に70万円と約1.8倍になり、10年で31万4,000円も値上がりしている。

これら上位1%の家賃と都内23区の平均賃料を比較すると、2025年はシングル向けが約3.2倍、ファミリー向けが約5.8倍だった。シングル向き物件で約2.8倍、ファミリー向け物件で約5.1倍だった2015年時点と比べると、23区全体の平均賃料と上位1%の物件の平均賃料との差は大きく広がっている。

また、23区の賃料上位1%にあたる賃貸物件がどの区に多くあるのかについても調査。シングル向け物件・ファミリー向け物件共に港区、渋谷区、新宿区の順に多いことが分かった。なお、ファミリー向け物件では港区だけで51.5%と半数を占める。都内の高級賃貸物件のうちシングル向け物件では約65%、ファミリー向け物件では約80%が上記の3区に集中している。

さらに同様の調査を駅別に実施すると、シングル向け物件では「麻布十番」(5.6%)、ファミリー向け物件では「六本木一丁目」(10.1%)がトップとなった。麻布十番では、2025年に掲載されたシングル向け物件の最高賃料が112万円となっている。

今回の調査結果に関して、LIFULL HOME'S総研でチーフアナリストを務める中山登志朗氏は、東京23区の高級賃貸の高額化および市場拡大の主な要因を

「富裕層のセカンドハウス需要、インバウンドの短期間の居住ニーズ、分譲物件を超える水準の高級賃貸ニーズの顕在化、都心分譲タワーマンションの転貸(利回り物件)としての活用拡大などが挙げられる。特にコロナ禍以降は、賃料が高くても良質で個性的な暮らしができる居住空間が求められるようになったことが影響。また、これらの物件では予め高級家具や家電などが設置されている“サブスク賃貸仕様”も多く、周辺環境を含めた居住満足度を考慮すればコスパ良好との評価を得ている物件も数多くある」

「さらに、高級賃貸物件では共用部も充実しており、高級家具で設えたコワーキングスペースや最新のゲーミングPCとモニターが設置されたオンラインゲームスペース、最速のWi-Fi環境、BBQコーナー、天然温泉、居住者専用ラウンジなどが用意されていて、トータルで考えた時の賃料水準は(借りる人にとって)妥当と考えられるコスト感となっていることも高級賃貸人気を後押ししている」

と解説している。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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