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日本一のバーテンダーが決定、「#HennessyMyWay 2025ジャパンファイナル」で多彩なヘネシーを披露

Updated AUG. 27, 2025 16:29
Text : 安藤康之
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世界各国のバーテンダーが腕を競うグローバルカクテルコンペティション「#HennessyMyWay」(主宰ヘネシー)。10月末にフランスで開催される世界大会に進む、日本代表決定戦「#HennessyMyWay 2025ジャパンファイナル」が、8月20日に東京・渋谷で行われた。

  • 世界大会への切符をかけて開催された「#HennessyMyWay 2025ジャパンファイナル」。優勝者は誰の手に?

実は世界大会2連覇中! 世界が評価する日本人バーテンダーのポイントは?

2020年に始まり、今年で第6回を数える「#HennessyMyWay」。本コンペティションでは、「ヘネシー V.S」及び「ヘネシー X.O」を用いてオリジナルカクテルを創作。味わいや独自性に加え、サステナビリティへの配慮、ヘネシー製品への理解、提供時の演出やパフォーマンスといった多角的な審査基準のもとで、その技術と表現力が競われる。

日本は大会に初参加した2023年より、高橋大地さん(2023年)、高橋裕也さん(2024年)と、現在2年連続で世界一のバーテンダーを輩出中。当然、今年は大会3連覇が期待されるが、日本人バーテンダーの何が世界から認められているのか。

ブランドアンバサダーを務めるランドル マカナキさんに尋ねると、次のような回答が得られた。

  • アメリカ、フランス、日本と3か国の滞在経験を持つランドルさん

「世界コンペティションのレベルはものすごく高いです。でも、今回のジャパンファイナルに出場する選手たちの誰が選ばれても、優勝するチャンスは十分にあります」

「1つの言葉で説明すれば、繊細さです。海外のバーテンダーと比べて日本人のジェスチャーや考え方は、ヘネシーのデリケートさや優雅さをより際立たせる技法は素晴らしいと思います。

また、海外のバーテンダーは結果を目指しますが、日本人はプロセスや段階の全てに注目するので、素晴らしい複雑さのカクテルが出来上がります。グローバルコンペティションでの審査員のリアクションなどを見ても、日本の文化も表現しているカクテルに彼らはすごく感動しているように思います」

10人のファイナリスト達が目指す、「サステナブルで特別なカクテル体験」

そんな世界大会への切符をかけた「#HennessyMyWay 2025ジャパンファイナル」のテーマは「サステナブル×特別なカクテル体験」。出場者は、約100名が参加した事前審査を勝ち抜いた総勢10名のバーテンダーだ。

  • 二次審査を勝ち抜いたファイナリストたち。この中から1人が10月にフランスで行われる世界大会へと駒をすすめる

コンペティションにおける1人あたりの持ち時間は、準備に2分、プレゼンテーションに8分、審査員からの質問タイムが2分の計12分間となる。

参加者はプレゼンテーションの8分間にカクテル創作にまつわるインスピレーションやストーリーの紹介をしながらカクテル3杯を作り上げ、審査員への提供まで行う。

審査員は提供されたカクテルを「ドリンク体験/35ポイント」「サステナビリティ/25ポイント」「演出/25ポイント」「商品知識/5ポイント」「独自創造性/5ポイント」「外見/5ポイント」の100点満点で評価。その際、プレゼンテーションがタイムオーバーしていた場合は、減点対象となる。

三井裕太/BAR RE:SERVE(京都)

  • 三井裕太/BAR RE:SERVE

「S/O to Hennessy X.O」は、三井さんの故郷の特産物であるマスクメロンとシャンパンを使用した自家製Kvassと、冷凍させたヘネシー X.Oの組み合わせ。

貴人台の中には乾燥させたメロンの皮とドライアイスを配し、そこにメロンの芳香蒸留水とアンブレッドシードオイル(植物性ムスク)をブレンドしたものを加えて発生するミストを“香りのミスト”としてガーニッシュ。カクテルと香りが混じり合うことでよりラグジュアリーな体験を提供するのが狙いだ

植田慎乃祐/KIRIP TRUMAN(大阪)

  • 植田慎乃祐/KIRIP TRUMAN

「Waste Reviver」は、復活(revive)をテーマに、コープスリバイバーをツイスト(アレンジ)させたアップサイクルカクテル。成熟前に摘み取られた摘果りんごやぶどうの果汁(ヴェルジュ)をカクテルとして復活させるだけではなく、完熟果実よりも豊富な栄養素によって飲み手も復活させるという意図を持たせた。また、ガーニッシュには間伐材のチップが使われ、森林と香りの復活も表現している。

阪田遥奈/サンクチュアリコート琵琶湖(滋賀)

  • 阪田遥奈/サンクチュアリコート琵琶湖

“自然の環”“地元の環”“想いの環”という3つの環がこめられる阪田さんの「環~Meguru~」。廃棄予定だったイチジクの実や葉、出がらしの茶葉など、阪田さんの地元・和歌山の恵みを材料に再活用。和歌山ティー、イチジクと梅シロップを合わせたコーディアルをヘネシー X.O加えた。これにより、ゆっくりと熟したイチジクとヘネシー X.Oの熟成感が深く重なってカクテルに果実味を与えるとともに、梅の酸味とヘネシー X.Oの熟成感が響き合って生まれたカクテルの余韻が口の中に広がる。

また、カクテルを載せる受け皿に家族が使っていた菓子鉢を取り入れることで、カクテルに家族の想いも巡らせた。

永田裕也/BAR LIQUID(奈良)

「Soul of Legacy」は、代々リチャード家に受け継がれ生まれる唯一無二のブランデーであるヘネシー X.Oに敬意を表し、ブランデー作りをテーマにするカクテルだ。

  • 永田裕也/BAR LIQUID

ドリッパーにウッドチップを敷き詰め、そこにヘネシー X.Oを落として1滴ずつゆっくりと抽出。これにより、ウッドチップの香りや味わいを移すとともに、他と比べて熟成期間が長いとされるヘネシー X.Oの樽熟成を表現する。

このヘネシー X.Oに、奈良・月ヶ瀬村の和紅茶を使った和紅茶スイート&サワーや天川村の硬度8の超軟水「ごろごろ水」などを合わせて奈良の魅力を最大限に感じる1杯に仕上げた。また、抽出に使ったウッドチップは炙って再活用することで、ブランデー作りの蒸留を表現する。

大西昌樹/Scotch & Branch(京都)

  • 大西昌樹/Scotch & Branch

バーテンダーとぶどう農家の兄弟から生まれた「雙影」。兄の畑で間引かれた「ベーリーA」の未熟ぶどうをパイナップルの非可食部を合わせた「パイナップルヴェルジュ」、京都の玄米茶とヘネシー V.Sをオリジナルブレンドした「玄米茶ビターズ」を配合。1度ステアで冷やしたらグラスに注いで黒七味・檜ソーダを重ねた後、ヘネシー X.Oを注入する。

グラスの中で交わって色合いが変化していくカクテルは、香りを閉じ込めず、温度と香味の層を生かす構成だ

――残る5人のファイナリストはこちら


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。