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( Watch ) 腕時計フォトレビュー

【フォトレビュー】上質さと日本の美意識を兼ね備えた、セイコー プレザージュ クラシックシリーズ新作

AUG. 17, 2025 08:00
Text : 青木淳一
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機械式ムーブメントとともに、琺瑯(ほうろう)や漆(うるし)、有田焼を用いたダイヤルなど、日本ならではの工芸技術を活かしたダイヤルが目を引くセイコーウオッチの「セイコー プレザージュ」。全モデルが「MADE IN JAPAN」であり、耐久性や精度の高いムーブメントを搭載しているのも特長だ。そんなプレザージュから、今回は個性的なニューモデルを3本、ご紹介する。

セイコー プレザージュ クラシックシリーズから、大島紬ダイヤルが36mm径で登場

これまで40mmのケース径を持つモデルが主力だったプレザージュのクラシックシリーズだが、近年では小型サイズの需要増に伴い、36mm径モデルのラインナップが充実している。

人気の大島紬(おおしまつむぎ)ダイヤルにも36mm径モデルが登場。より控えめで上品な雰囲気となり、ビジネスシーンやフォーマルな場面でも自然になじむデザインとなった。

  • スマートなサイズの機械式時計をお探しなら候補に入れてみては?

大島紬は、日本を代表する絹織物。特に鹿児島県の奄美大島を中心に作られる伝統工芸品で、ゴブラン織やペルシャ絨毯と並び、「世界三大織物」と称されるほどその技術と美しさで知られる。

泥染めという独特な技法で黒や焦げ茶の深い色合いを生み出し、絣模様(かすりもよう)が緻密に織り込まれた文様が魅力。プレザージュのダイヤルは、その風合いをよく再現している。

  • 「SARX129」のダイヤルは藍白。藍白とは、藍染めを行うときに最初の過程で得られる極めて薄い藍色

  • 「SARX131」のダイヤルは柴色(しばいろ)。柴色とは、「山へ柴刈りに」の「柴木」を煎じ、汁で染めた灰みがかった茶色

  • 「SARX132」のみケース色がゴールド。ダイヤルは素色。素食とは、少し色のついた白色

ラインナップは3色。シルバー×藍白(あいじろ)の「SARX129」、シルバー×柴色(ふしいろ)の「SARX131」、ゴールド×素色(しろいろ)の「SARX132」だ。

ケースとバンドはステンレス製(「SARX132」のみ金色めっき使用)、厚さは12.5mm。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は10気圧防水と、日常使いとしての実用性も十分だ。

ムーブメントは自動巻き(手巻き付き)のキャリバー「6R51」で、パワーリザーブ(最大巻き上げ時)は頼れる約72時間。で、金曜の夜に外しても、月曜の朝に時間を合わせ直す手間が不要だ。石数は安定の24石。

価格は各13万2,000円で発売中。大島紬ダイヤルモデルの新たな選択肢として、また36mm径の個性的なアイテムとして、注目のシリーズといえる。

世界限定1,200本。クラシックシリーズ有田焼「無釉」ダイヤル限定モデル「SRX127」

セイコー プレザージュ クラシックシリーズに有田焼「無釉」ダイヤルの限定モデル「SRX127」が登場。有田焼の伝統技術を活用し、「無釉(むゆう)」技法で作り上げたダイヤルが最大の特徴だ。

  • ダイヤルには、吉祥を願う菱型文様が立体的に描かれている。

無釉とは、陶磁器やタイルの表面に釉薬(ゆうやく)をかけず、素地のまま仕上げたもの。焼物本来の素朴な質感と、アイボリーがかった上品なホワイトが際立つ。また、金彩を思わせるゴールドの針とインデックスが調和し、静謐(せいひつ)かつ洗練された美しさを演出する。

さらに、古来より縁起のよい吉祥文様であり、子孫繁栄や無病息災への願いが込められた菱型文様を現代的にアレンジしてダイヤルに描いた。

ステンレススチールのケースは、セイコー独自の表面硬化技術「ダイヤシールド」を加工しており、耐傷性も高い。サイズは横40.6mm×縦49.1mm×厚さ12.5mm。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。10気圧防水性能により、日常使いにも安心だ。ストラップはLWG認証(※)の牛革製で高級感があり、手元を快適に包み込む。

※ LWG認証:環境への配慮や安全性を重視した製革業者が生産するレザー。LWG(Leather Working Group)による厳格な環境認証を受けている。

  • LWG認証レザーの質感がすばらしい

ムーブメントは自動巻き(手巻き付き)のキャリバー「6R51」を搭載。石数は24石。パワーリザーブは約72時間(最大巻き上げ時)。

価格は26万4,000円、世界限定1,200本(うち国内300本)で発売中。スタイルや技法はクラシックながら、その素材や製造技術は最先端。まさしく、クラシックシリーズの哲学を集約した1本だ。

漆ダイヤルの芸術をまとう、新時代のクラシックウオッチ「SART011」

セイコー プレザージュ「SART011」は、クラシックな美しさと革新的技術の融合を見事に実現した腕時計だ。特徴的な漆ダイヤルは、日本の伝統工芸を現代の時計表現に落とし込んだもの。艶やかな漆黒の背景が金色のローマ数字を引き立て、調度品的な魅力を生み出している。

  • 漆黒と金色の取り合わせが美しいクラフツマンシップ 漆ダイヤル

セイコーのクラフツマンシップと伝統工芸の結晶「SART011」、ケースの素材はダイヤシールド加工のステンレス、サイズは横40.2mm×縦48.0mm×厚さ12.1mm。ストラップには環境にも配慮したLWG認証を受けた牛革を採用し、上品さと快適さを兼ね備えている。

風防は、内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。高い視認性と10気圧防水と確保する。

ムーブメントはキャリバー「6R5H」を搭載した自動巻き(手巻き付き)で、パワーリザーブは約72時間(最大巻き上げ時)。石数は安定の24石。価格は23万7,600円で発売中。


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