体の「サビ」=活性酸素は、がん、動脈硬化、白内障、糖尿病、うつ、認知症など、実に9割の病気と関連しているといわれています。特に60代は、抗酸化力の低下や自律神経の不調、生活環境の変化などによってサビの害が一気に広がってしまう時期。ここで対策を打てるかどうかで、一気に老け込んでしまうのか、いつまでも若々しく過ごすことができるのか決まるといっても過言ではありません。
この記事では、新刊『60代からは体の「サビ」を落としなさい』から一部を抜粋してご紹介。名医・小林弘幸氏が、腸の専門家だからこそたどり着いた「サビない腸活」について解説します。
便秘は活性酸素を増やして体をサビさせる大きな原因になる
便秘によって老化や病気がてきめんに進行してしまうと言ったら、みなさんは驚くでしょうか。
でも、決してバカにできない話なのです。
先述したように、コンディションの悪い腸は活性酸素の大発生源となります。なかでも問題なのが便秘。便秘が続いて腸内に有害菌が増殖すると、さかんに有害な毒素がつくり出されるようになります。すると、そうした毒素に引き寄せられるようにたくさんの活性酸素が集まってくるのです。
腸内に過剰に発生した活性酸素は腸内細菌や腸壁の細胞をさかんに攻撃します。そうすると、ますます腸内環境が悪化して、それによってますます多くの活性酸素が発生するという悪循環に陥っていきます。そして、腸内に充満した毒素や活性酸素が吸収されて血液中に入り、血流に乗って全身にばらまかれるのです。つまり、これらが行き着いた先の臓器の機能を低下させて、老化や病気を進ませる大きな原因となっていくわけです。
だから、便秘は活性酸素をばらまいて体をサビさせる元凶のようなもの。よく女性には「便秘が続くと肌が荒れる」「便秘になると化粧のノリが悪くなる」という方がいらっしゃいますが、これは便秘によって腸から肌へと行き着いた活性酸素が肌細胞をどんどんサビつかせている証拠だと考えるべきでしょう。
では、便秘を解消させるためにどうすればいいのか。たぶんそうしたハウツーに関してはみなさんもう十分な知識をお持ちだろうと思いますので、ここではいちいち詳細は述べません。ただ、腸内に短鎖脂肪酸を多くしたり水素を多くしたりするような食生活を続けていれば、便秘解消にも大きな効果が得られるはずです。
とにかく、「たかが便秘くらいで・・・・・」という甘い考えはもう捨て去ってください。便秘を放っていて活性酸素を勢いづかせてしまうと、美容も健康も若々しさもどんどんハイスピードで失われていってしまいます。便秘がちなみなさんは、その「コトの重大性」をしっかりと肝に銘じておくべきでしょう。
『60代からは体の「サビ」を落としなさい』(小林弘幸/飛鳥新社)
体の「サビ」=活性酸素は、がん、動脈硬化、白内障、糖尿病、うつ、認知症など、実に9割の病気と関連しているといわれています。特に60代は、抗酸化力の低下や自律神経の不調、生活環境の変化などによってサビの害が一気に広がってしまう時期。ここで対策を打てるかどうかで、一気に老け込んでしまうのか、いつまでも若々しく過ごすことができるのか決まるといっても過言ではありません。本書では、名医・小林弘幸が、腸の専門家だからこそたどり着いた「サビない腸活」を紹介。今日から実践できる、60代からの人生を輝かせていくための秘訣が満載の一冊です。【内容一例/腸から老化を防ぐ!「サビない腸活」/水素水よりも「牛乳」が効果的!?/60代からの食事は食物繊維+お酢を摂れ!/1日5分でできるストレスケア/体も心も整える「ゆる運動」】


