キャッシュレス決済が当たり前の時代、クレジットカードにも利便性や経済性だけでない「付加価値」が求められるようになってきている。目下、カード会社がしのぎをけずっているのが、いわゆる「ステータスカード」の拡充だ。年会費の高額化が進み、従来のクレジットカードの枠を超えたサービスを売りにしたカードも増えている。
そんな中、いま注目のステータスカードが2025年9月に発行を開始する「三井住友カード Visa Infinite」だ。Visa最上位ランクの「Visa Infinite」を採用し、最大11万円分のポイント還元などの経済性、会員限定イベントをはじめとする「体験価値」にも重きを置いたという。三井住友カード株式会社 マーケティング本部 商品企画開発ユニット プロダクトオーナー 矢吹信吾氏、山本翔太氏に新しいカードの特典・魅力を聞いた。
プラチナ超えの「Visa Infinite」は「体験価値」を重視
――2025年9月に「三井住友カード Visa Infinite」をリリースされるそうですね。どのようなカードなのでしょうか。
矢吹:Visa最上位ランクにあたる「Visa Infinite」を、一般申込みができるカードとしては日本で初めて採用したクレジットカードです。プラチナ超えにふさわしく、経済価値や利便性はもちろん、最高ランクのプレミアムサービスや会員限定イベントなど、独自の体験価値を多数ご用意しています。
――従来の三井住友カードや他社のステータスカードと比較して、どのような特徴や強みがありますか?
矢吹:大きく分けて「異次元の多様な体験価値」「抜群の経済価値」の2つが挙げられます。
(1)異次元の多様な体験価値
特に重視したのは、人生の中で記憶に残るような体験価値の提供です。サッカーをはじめ、Visaがスポンサーを務める世界的なスポーツ大会、アートや食、音楽、伝統芸能など多彩なジャンルにまたがる会員限定イベントを通して、最上級の学びや発見の場をご用意します。
(2)抜群の経済価値
最大11万円相当の継続特典に加え、SBI証券でのカード積立投信に最高6%のポイントを還元するなど「プラチナ超え」を実感いただける、当社史上最高水準のポイント還元を実現しました。コンビニ飲食での最大20%還元など、既存カード同様の特典もご利用いただけるので、カード1枚で、日常から非日常の特別なシーンまでお得になります。
ユーザー待望のメタルカードも登場
――新カードリリースの背景には、どのようなユーザーニーズがあったのでしょう
山本:従来の三井住友カード ナンバーレス(NL)シリーズの最上位カードは、年会費33,000円(税込)の「プラチナプリファード」でした。プラチナプリファードの継続特典は最大で40,000ポイント(年間400万円利用した場合、年間100万円につき10,000ポイントの特典)なので、年間でそれ以上の高額利用をされるお客様のニーズに応えきれていなかったという実情があります。
多くのお客様がSMBCグループの個人向け総合金融サービス 「Olive」に関心を寄せていただいている中、高額利用をされる方々に自信を持っておすすめできるカードがなかったこともあり、今回のカードの発行に至りました。
矢吹:クレジットカードにステータス感を求めるお客様からは、金属製カードへのご要望も多数寄せられていました。今回は付帯カードとして、三井住友カード初のメタルカードも発行します。
――どのような方々をターゲットにしていますか?
山本:一定の金融資産をお持ちの方や、日頃クレジットカードの利用額が大きい方、今後収入が伸びていくであろう方々に幅広く使っていただきたいです。デジタルとの親和性が高い、お忙しい現役世代の方々にもサービスをご提供できればと考えています。
Visa Infiniteカードは「新たな世界の扉を開くカギ」
――プラチナプリファードとVisa Infiniteカードの違いは何でしょうか? それぞれどのような方に向いていますか?
矢吹:プラチナプリファードはポイント還元に注力したカードなので、ステータスよりも経済合理性を重視する方に向いています。
一方、Visa Infiniteカードは、プラチナ以上のカードに求められる利得性は当たり前に備えつつ、特別な待遇を求めるお客様1人ひとりに合わせたサービスを実現するためのカードです。ここでしか得られない特別な体験などの付加価値を求めるお客様にお持ちいただきたいですね。
一定の金融資産をお持ちの方々の間では、共通の話題や趣味があると思います。これまではあまり縁がなかったけれど、今後そのような趣味に触れてみたい方、あるいは会話が盛り上がるよう、経営者や企業役員の方々が好む分野の知識を学びたい方など、自己啓発・自己成長の意欲がある方にはVisa Infiniteカードの会員限定イベントがマッチするのではないでしょうか。
――どんな風にVisa Infiniteカードを活用してもらいたいですか?
矢吹:学びの場や希少な体験を通して「Visa Infiniteカードが、お客様にとって新たな世界への扉を開くカギになれば」という想いでイベントやサービスを検討しているところです。
お客様の趣味も嗜好も多岐にわたっているので、五感を刺激する体験、感性を磨き込める体験を軸に、お客様の心の琴線に触れる特別感のある多彩なイベント・企画を提供したいと考えています。「新しいことをやってみようかな」というときに、会員限定イベントを活用していただけると嬉しいですね。
「Olive Infinite」ならさらなる特典も
――「Visa Infiniteカード」は、SMBCグループの個人向け総合金融サービス 「Olive」の再上位ランク「Olive Infinite」でも発行できるそうですね。「Olive Infinite」とはどのようなサービスなのでしょうか?
山本:「Olive Infinite」は決済サービスと資産運用サービスをアップグレードしたOliveの最上位サービスで、2026年春のリリースを予定しています。「Olive Infinite」のサービスの核をなすのが、Visa Infiniteランクのクレジットカードと、お金にまつわる悩みにワンストップで対応できる「フレキシブルコンサルティング」です。
――「Olive Infinite」とクレジットカード単体の「三井住友カード Visa Infinite」は何か違いがあるのでしょうか?
クレジットカードとしての設計や特典・サービスは基本的には同じですが、「Olive Infinite」の決済サービスとしてクレジットカードをお持ちいただいた場合、年会費の割引等の追加特典を検討しており、条件を満たせばカードの年会費が無料になるプランもご用意する予定です。
また、「三井住友カード Visa Infinite」と「Olive Infinite」の会員さまはお金にまつわる総合コンシェルジュともいえる「フレキシブルコンサルティング」もご利用いただけます。中でも「Olive Infinite」の会員さまには、より専門的なサービスを展開する予定です。
お金を「使う」領域だけでなく「増やす」「貯める」といった守りの領域においても、その分野のスペシャリストからのアドバイスが受けられるのは、SMBCグループ各社が連携してサービスを提供する「Olive Infinite」ならではのメリットですね。
2025年9月から「Olive Infinite」予約キャンペーンとして、特別な入会特典、特別体験への招待といった先行特典の提供を予定しています。
金融グループの強みを生かしてお客様の生活を彩る
――「三井住友カード Visa Infinite」や、「Olive Infinite」のサービス提供を通して、お客様にどんな価値を感じてもらいたいですか?
山本:記憶に残るような旅行体験や趣味の体験といった、独自の体験価値をVisaと協業しながら創っていきたいです。
「Olive Infinite」については、お金を使って楽しむ場面だけでなく、「貯める」「増やす」といった守りの場面でも、SMBCグループのリソースやノウハウを活用して、金融グループならではの価値提供を行っていきたいですね。
――最後に今後の展開について、ビジョンをお聞かせください。
矢吹:今後も、お客様の日々の生活をより豊かに彩るようなサービスにいっそう磨きをかけていきたいです。すでに三井住友カードのクレジットカードをお持ちのお客様にも「ゆくゆくはこのカードを持ちたい」と思っていただけるようなサービスにしていくことが大切だと考えているので、Visa Infiniteカードが1人でも多くの方にとって「憧れの存在」になるよう注力していきます。
山本:お客様に目を向けていただくには、「おっ」と思っていただけるようなサービス・体験価値を提供し続け、利用いただいたお客さまに「おすすめしたい」と思っていただけるような商品でいないといけないと考えています。
そのために、サービスや機能など、常に驚き・発見を与え続けることに取り組んでいきます。
その際は、資産形成を総合的にサポートできるSMBCグループの強みも最大限活用していきたいですね。







