もはや日常生活に欠かせないインフラとなっているクレジットカード。中でも、社会的評価の高い「ステータスカード」は持っているだけで特別感が味わえるだけでなく、ビジネスやレジャーを彩る幅広い特典・サービスが受けられる。
ステータスカードの代表格のひとつが「ダイナースクラブカード」だ。2025年に追加された新サービスや、謎のベールに包まれたダイナースクラブの最高峰「ロイヤルプレミアムカード」の特典にいたるまで、ダイナースクラブの魅力を、三井住友トラストクラブ株式会社 サービス企画部 出来氏とイシュイング企画部 松田氏に聞いた。
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左:三井住友トラストクラブ株式会社 マーケティング本部 サービス企画部 サービス推進チーム チーム長 出来氏、右:同社 カード企画本部 イシュイング企画部 プレミアムカード企画チーム チーム長 松田氏
柔軟な与信システムや独自のサービスが魅力
――ダイナースクラブは今年、日本での創業65周年を迎えるそうですね。改めてダイナースクラブのコンセプトや理念、特徴、競合との差異などを教えてください。
出来:「ダイナースクラブ」はもともと「食事をする人のクラブ」という意味で、多彩なグルメサービスや富裕層のお客様にお喜びいただける独自性のあるサービスを大切にしています。
私たちの強みとして、長い歴史に裏打ちされた目利き力と加盟店とのリレーション、会員様との信頼関係が挙げられます。これらにより、寺社や大使館など通常は非公開のエリアで開催する特別イベントや、ダイナースクラブカードでしか決済ができない加盟店: 通称「オンリーダイナース加盟店」、ご利用可能枠に一律の制限がないのが特徴です。
最近はチャットボットなどデジタル対応のコールセンターも増えていますが、当社は、それぞれの会員様に寄り添った丁寧な対応を心がけており、会員様からも「電話がつながりやすい」「サービスデスクの対応が良い」と好評です。
プレミアムカード会員様においては、24時間年中無休でお客様のご要望にお応えするコンシェルジュサービスやプレミアムラウンジ(東京・銀座、大阪・梅田)についても大変高い評価をいただいています。
――現在、どのような券種のラインナップがありますか? 入会条件も可能な範囲で教えてください。
松田:主なカードのラインナップは以下の通りです。
- ダイナースクラブカード
- ダイナースクラブ プレミアムカード(招待制)
- ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード(完全招待制)
- ダイナースクラブ ビジネスカード
- ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード
- 銀座ダイナースクラブカード
- 三井住友信託ダイナースクラブカード
- 航空会社との提携カード(ANA、JAL、デルタ、ユナイテッド)
- そのほかの提携カード(ホテルニューオータニ、BMW、MINI)
これらのほかに、付帯カードとして家族カード、ビジネス・アカウントカード、プレミアムメタルカード、コンパニオンカード(Mastercard(R))などがあります。
入会条件については、以前は27歳以上という年齢基準がありましたが、現在は一律の年齢制限はありません。ダイナースクラブに共感いただける方で、当社所定の基準を満たす方であればご入会いただけます。
2025年にスタートした注目の新サービス
――2025年に入ってから、続々と新サービスをリリースされていますね。特に強化した点、注目すべきサービスについてお聞かせください。
出来:特に強化したのは、ハイクラスなレジャーやビジネスを志向する会員に向けたサービスです。具体的には次のようなサービスを新設しました。
クラブホテルズ The Status Match
国内外を代表するホテルグループや予約アプリサービスでロイヤルティプログラムの上級ステータスの付与または特別な優待を提供。ダイナースクラブ会員様は会員制高級ホテル予約アプリ「HoteLux」のエリート会員資格を12カ月間無料利用できる(349US$相当の年会費が1年間無料)。
リージャス ビジネスラウンジ特別優待
2026年3月31日まで、アプリクーポンとダイナースクラブカードの提示で対象のビジネスラウンジを期間中に12回、1日4時間まで無料で利用可能(提携カードは対象外)。
ファストトラック・海外ハイヤー
海外渡航時、保安検査や出入国審査において、Dragonpass社が提供する特別レーンを利用することで、待ち時間の短縮に。海外の空港~ホテル間ハイヤーの事前空港も可能。
出来:これらに加えて「ダイナースクラブ(食事をする人のクラブ)」の名にふさわしく、さまざまなジャンルの飲食店でワンドリンクサービスや割引などの優待が受けられる「The Club Dining」も導入しました。これは「もっと幅広いジャンルのレストランを利用したい」というお客様のお声にお応えした新サービスです。今後も対象店舗が増えますのでご期待ください。
担当者に聞く、ダイナースクラブカード活用法
――ダイナースクラブカードには実にさまざまな付帯サービスがあります。おすすめの活用法や特に人気の高いサービス・特典を教えてください。
松田:ダイナースクラブカードにMastercardブランドのカードを無料で付帯できる「コンパニオンカード」というサービスがあります。これを利用すれば世界中のMastercard加盟店で決済が可能となり、請求やポイントはダイナースクラブカードと合算になるので大変便利です。
また、Mastercardの上位グレードを保有していることになり、特別感を2倍楽しんでいただける点も魅力です。Mastercardが提供するグルメサービスやトラベルサービスもご利用いただけるので、カードライフの幅も広がります。
経営者の方には「ビジネス・アカウントカード」という付帯カードが好評です。プライベート用のカードと事業用のカードで明細や支払い口座を分けることができるので、経費と個人費用の区別が容易になる一方、ポイントは合算できるので、効率良くポイントが貯まります。
出来:余暇を楽しむためのイベントやサービスも充実しています。
特に人気が高いのが「大使館を訪ねてシリーズ」です。日本にある各国大使館で歴史や観光、文化についての話を聞いたり、その国の料理を味わったりできるイベントで、申し込みが多いため、抽選となっています。
また、ダイナースクラブは「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」に協賛しており、プレミアムカード会員様は先行予約が可能です。2025年は9月20日(土)~10月20日(月)の31日間開催され、全国各地のフレンチレストランにて、この期間だけのお得な料金でコース料理をお楽しみいただけます。
――メタルカードも非常に人気があるそうですね。
松田:はい。こだわり抜いて作ったデザインが好評を博し、一時は製造が間に合わなくなったほどです。カードデザインにこだわりのある会員様が多いので、担当者が海外の工場に出向きながら試作を重ねて、何年もかけて重厚感のあるデザインに仕上げました。メタルカードはプレミアムカード以上のカードに付帯でき、ご利用シーンやファッションに合わせて、シルバーとブラックの2色からお好みのデザインをお選びいただけます。
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細部までこだわり抜いて作られたメタルカード。2025年4月からはANAダイナース プレミアムカードでもメタルカードが発行できるようになった。ANAダイナース プレミアムメタルカードはブラックデザインのみ(写真上)。
謎に包まれた「ロイヤルプレミアムカード」とは
――ダイナースクラブには、ホームページにも掲載されていない「ロイヤルプレミアムカード」がありますよね。ロイヤルプレミアムカードとはいったいどのようなカードで、保有するとどんなサービスが受けられるのでしょうか
出来:ロイヤルプレミアムカードは、ダイナースクラブ会員のなかで特別に選ばれた方を対象に発行する、完全招待制かつ発行枚数を限定したカードで、質の高いサービスを提供するため、会員様の上限を999名と定めています。
ロイヤルプレミアムカード会員様にはお客様の趣味嗜好やご家族の情報などを把握している専任のコンシェルジュが付き、日常のさまざまな場面で秘書のようにサポートするのが特徴です。
「会員誌に出てきたこの商品が欲しい」といったご要望を受けることもありますし、旅先からお電話で「今夜のホテルとレストランを手配してほしい」といったご依頼を受けることもあります。「かゆいところに手が届く存在」という意味で、百貨店の外商に近いかもしれません。
専任コンシェルジュサービス以外にも、ロイヤルプレミアムカード会員様には次のようなサービスがあります。
- Diningスペシャルオファー:世界から賞賛されるレストランの所定のコースを年に1回2名様をご招待
- LuxuryHotel Stay 「ホテルクレジット」:選りすぐりのラグジュアリーホテルでご利用いただけるホテルクレジット(10万円相当)を年に1回ご提供
- オークラニッコーホテルズ、ニューオータニホテルズ「ニューオータニクラブ」の会員プログラムをご案内
- ダイナースクラブ主催の各種イベント優先予約
- 人気スポーツ観戦へご招待
- 人気飲食店のご案内
- ロイヤルプレミアムカード会員限定イベント開催(今後)
ありがたいことに、ダイナースクラブへの帰属意識が高いお客様、ダイナースクラブのメンバーであることをステータスに感じてくださっているお客様が少なからずいらっしゃいます。ロイヤルプレミアムカードはもちろん、そのほかの券種においても、より特別感がありパーソナライズされたカード利用体験を提供していく方針です。








