アメリカ・ケンタッキー州フランクフォートに本拠を構える全米最古の蒸溜所「バッファロー・トレース蒸溜所」。2000年以降、世界的に権威あるウイスキー専門誌などから"蒸溜所オブ・ザ・イヤー"の称号を40回以上受賞するなど、バーボンをはじめとする数々の蒸留酒が高い評価を受けている。
この蒸溜所のマスターブレンダー兼品質管理責任者を務めるドリュー・メイヴィル氏の来日に合わせて試飲会が開かれたので、参加してきた。
試飲会で用意されたのは、「バッファロー・トレース」「イーグル・レア」「イーグル・レア 17年」「バビー ヴァン ウィンクル 23年」の4種だ。
このうち「バッファロー・トレース」(参考小売価格/3,830円)は、1999年に誕生したフラッグシップバーボン。2023年に売上で、2024年に出荷量でワイルドターキーを抜くなど人気が高い。
日本では通常品として出荷されており比較的手に入れやすい状況にあるが、アメリカ国内では"1人1本の購入制限"がかかる希少なウイスキーとなっている。
バニラやキャラメル、桃のような香り、そしてブラウンシュガーのような心地よい甘味、オーク、トフィー、ダークフルーツのような香りが口の中全体に広がり、深いコクを感じさせるなめらかな余韻が残る――メイヴィル氏は「バランスの良い味」と評し、その出来栄えに胸を張った。
「イーグル・レア10年」(参考小売価格/8,250円)「イーグル・レア17年」(参考小売価格/33,000円)は長期熟成のプレミアムバーボン。このうち「イーグル・レア10年」は、キャラメルやピーチ、オレンジピールのような香りでスムースな飲み口だが、ナッツやダークチョコレートのようにコク深い風味もあり、「バッファロー・トレース」と比較すると、より複雑な味わいに。「イーグル・レア17年」は、「ダークチェリー、シナモン・クローブのスパイシーさ、皮革のような香りもある」とさらに複雑な味わいに仕上がっている。
「イーグル・レア17年」は、英国の酒類専門誌「ザ スピリッツ ビジネス」で世界最高のバーボンに選出されており、非常に本数が少ないとのこと。8月4日、バッファロー・トレースの販売に注力している一部の小売店・BARのみに出荷される予定だ。
一方で「イーグル・レア10年」は、アメリカ国内では限定出荷品となっているが、日本市場において"通常品"として出荷されている。ウイスキー専門店やAmazonなどのECチャネルで購入できるそうで、より気軽に手に入れることができそうだ。
試飲会では料理研究家のコウケンテツさんがペアリングメニューとして考案した「まぐろと野菜のオリーブ醤油マリネ」も提供された。
「心地よい甘味で飲みやすいだけでなく、スパイシーさや酸味もあり、食事にも合わせやすい」と、コウケンテツさん。バーボンって和食風の料理にも合うの? と最初は半信半疑だったが、魚臭さをバーボンのほのかな酸味が流してくれ、爽やかな後味が印象的な組み合わせだった。
フルーティかつまろやかで、料理とも合わせやすい「バッファロー・トレース」「イーグル・レア」は、昨今、ハイボールはもちろん、カクテル需要も高くなっているとのこと。ぜひ一度、試してみてはいかがだろうか。







