ニフティライフスタイルが運営する「ニフティ不動産」は、関西エリアで昨年1年間の検索・閲覧数が最も高かった「注目の街ランキングベスト100」を発表した。調査は2024年1月1日から2024年12月31日までの期間、ニフティ不動産のWEBサイト、アプリのユーザーを対象に行われた。
関西版(大阪/兵庫/京都/滋賀/奈良/和歌山)の「注目の街ベスト100/年間ランキング2025」で1位に選ばれたのは兵庫県の「武庫之荘」(検索・閲覧スコア100.00)だった。
阪急神戸本線沿線の「武庫之荘(むこのそう)」は、前回調査(2024年1月発表)の2位から1位へと躍進した。兵庫南東部に位置する尼崎市の中でも閑静な住宅地の広がるエリアで、阪急神戸本線の武庫之荘駅から、大阪・梅田までは約20分の距離にある。大阪都心部への交通アクセスの良さに加え、子どもたちが遊べる公園や教育施設の整った住環境の良さが、ファミリー層を中心に評価されているようだ。
ついで、2位に兵庫県の「三ノ宮」、3位に大阪府の「東三国」がランクイン。4位に兵庫県の「神戸」、5位に大阪府の「新新庄」が続いた。
複数の路線が乗り入れる交通の要である「三ノ宮」(1位→2位)と「神戸」(3位→4位)は、ともに前回調査からランクダウンしたものの、トップ5入りをキープ。ランキング上位では、神戸市・尼崎市~阪神間エリアが安定した人気を保っている。都心部から少し離れた、交通と生活利便性の高い住宅街へのニーズが高まっているようだ。
大阪はベスト100の約6割を占めているが、前回調査と比べると「東三国」(10位→3位)、「弁天町」(31位→13位)、「寝屋川市」(40位→28位)など、大きく順位を上げたエリアが目立った。
背景には、再開発による住環境の向上や、2025年の大阪・関西万博に向けたインフラ整備があるよう。3位の「東三国」は、Osaka Metro御堂筋線沿線上のエリア。両隣の「新大阪」(7位→6位)と「江坂」(4位→7位)も上位にランクインしており、周辺エリア全体の注目度の高さがうかがえる結果となった。