エプソン販売が展開する腕時計ブランド「Orient Star(オリエントスター)」から2025年春夏の新作として、コンテンポラリーコレクションの「M34 アバンギャルド F8 スケルトン」が発表となった。
レギュラーモデルのブラック「RK-BZ0004B」は29万1,500円、限定300本(うち国内200本)のゴールド「RK-BZ0005G」は29万7,000円。いずれも3月6日の発売予定。
オリエントスターは以前からスケルトン構造に注力しており、精密加工技術を駆使したダイナミックなデザインが好評を博しているという。コンテンポラリーコレクションのM34は「ペルセウス座」にある星団をイメージした豊富なラインナップを展開している。
新作のレギュラーモデルは、金属のソリッドな質感を強調した黒めっき仕上げのケースに、同じ素材のメタルバンドを組み合わせた。時計本体は既存モデル(RK-BZ0002B)と同じものだが、こちらはナイロンバンドを組み合わせており、メタルバンドへの要望が大きかったことで今回の新作が実現した。
スケルトン仕様の文字板は複雑な造形の2層構造。インデックスや針とのコントラストが高いため視認性にも問題なく、ケースとメタルバンドの一体感、ソリッド感が際立つ。
一方、限定モデルのゴールドは「デザートラグジュアリー」をテーマに掲げ、金色の砂地に囲まれた豊かな都市生活を表現した。落ち着いた色調の上品なゴールドは温かみがあり、ファッションとも合わせやすい。「ゴールド」という言葉からは派手やギラギラ感を連想する向きもあるかもしれないが、実機を手首に乗せて見るとしっくり収まる。硬質なレギュラーモデルとの対比もおもしろい。
バンドはケースのゴールドに合わせたカーキ色のナイロン素材。裏材としてイエローの皮革を用い、全体の調和を図っている。
ムーブメントは自社製の自動巻きの機械式「キャリバー F8F64」を搭載。地板を部分的にくり抜き、表面に波目模様を刻むなど、造形にも凝っている。パーツの1つとして、数々の特許を取得しているシリコン製がんぎ車を用いている点も特徴のひとつ。
きれいなブルーのシリコン製がんぎ車は、スケルトンダイヤルの6時位置(スモールセコンド)付近から顔をのぞかせる。またキャリバー F8F64は、オリエントスターの自動巻きムーブメントでは初という60時間以上のパワーリザーブと、日差+15秒~-5秒の高精度を実現している。
- ケース素材:SUS316Lステンレススチール(RK-BZ0004Bは黒めっき、RK-BZ0005Gはゴールド色めっき)
- ケースサイズ:縦50×横42.3×厚さ12.4mm
- バンド素材(RK-BZ0004B):SUS316Lステンレススチール、黒めっき
- バンド素材(RK-BZ0005G):カーキ色のナイロン
- 風防:サファイアクリスタル(両面無反射コーティング)
- 裏ぶた:サファイアクリスタルのシースルーバック
- 防水性能:10気圧
- パワーリザーブ:60時間以上