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リクシルは、キャンピングカーの開発・製造・販売を手掛けるケイワークスと共創して、ムービングルーム「MIO SPACE」を開発。1月31日から2月3日まで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2025」にて、東京での初出展を果たした。単なるトレーラーハウスには収まらない、自由な使い方ができる「MIO SPACE」とは?

( Car )

動く別荘? リクシルの「MIO SPACE」とは一体何

FEB. 04, 2025 13:17
Text : 岩木華子
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リクシルは、キャンピングカーの開発・製造・販売を手掛けるケイワークスと共創して、ムービングルーム「MIO SPACE」を開発。1月31日から2月3日まで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2025」にて、東京での初出展を果たした。単なるトレーラーハウスには収まらない、自由な使い方ができるスペース「MIO SPACE」とは?

  • MIO SPACE

そもそもMIO SPACEとは?

MIO SPACEはトレーラーの車種に分類されるが、ただのトレーラーや部屋ではない。見た目からはアウトドアの要素はあまり感じられず、まさに「屋根付きの場所」といった様子だ。リクシルによると、MIO SPACEは「365日、家でもアウトドアでも心地よく楽しめるムービングルーム」だという。開発に協力したケイワークス代表取締役の黒田功氏は、「動く別荘」と表現していた。

  • MIO SPACE

  • MIO SPACE

例えば、MIO SPACEを自宅のデッキとつなげればリビングをもう一つ広げたような空間を創出できたり、庭に設置すれば星空を眺めながら家族と過ごす団らんの場所を作れたりする。また砂浜に設置すれば、海を眺める隠れ家的空間や、サーフィンをするときの拠点にもなる。このように、置く場所や内装、使い方によって自由自在な空間を作り出せるというのがMIO SPACEの魅力だ。自家用車でけん引して動かせる特徴もあわせて、可変性と可動性を持った空間だといえる。

シンプルであるからこそ、想像が広がる内装

内装は、上質さを感じる木目調で統一されている。それがかえって、オリジナルの空間をアレンジする想像を膨らませてくれそうだ。

  • 開くと縁側のようになるバックドア

  • MIO SPACE内装

広さは内寸が全長2,935mm×全幅1,925mm×全高1,920mm。大人3~4人ほどが定員といったところだ。天井までの高さも2メートル近くあるので、ほとんどの人が窮屈に感じないように設計されている。オプションでついてくるソファの座り心地もよく、こちらも3人ほど並んで座れそうな広さだった。バックドアは上下に開閉する仕様のため、開くと上下がひさしと縁側のようになり、和の雰囲気を感じながら自然の豊かな景色を観賞できる。

内装と車体のカラーはグレーベースの「INDUSTRIAL」とホワイトベースの「NATURAL CONSCIOUS」の2種類。けん引する車やライフスタイルに合わせて好みを選択できる。価格は税抜き887万円からとなる。

  • 奥行きもあるので追加するスペースとしては十分な広さ

すでに建てた家に部屋を増やすことはなかなか難しいかもしれないが、MIO SPACEなら小さなプライベート空間を作ることも容易。アウトドアや趣味での利用だけでなく、災害用の避難スペースや移動ビジネスを展開する用の仕事空間としても活用できそうだ。移動可能でアレンジも無限大のため、自分なりの魅力を探してみてほしい。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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