ベター・プレイスは1月28日、「NISAの利用状況に関するアンケート」の結果を発表した。同調査は2024年12月16日~18日、全国の20才~59才の男女612名を対象に、インターネットで実施した。
NISAの認知度について調べたところ、77.9%が「知っている」、22.1%が「知らない」と回答した。NISAを知っている人に利用状況を聞くと、52.8%が「利用していない」と答えており、半数以上がNISAを利用していないことがわかった。
NISAを知っていて利用していない人に、利用しない理由を尋ねると、最も多い理由は「投資に回すお金がないから」(45.2%)で、「どの商品を選択してよいかわからないから」(21.4%)、「元本割れするかもしれないから」(21.0%)が続いた。
NISAをはじめた理由は、、「将来に向けて資産を増やしたいから」(72.0%)が最も多く、次いで「老後の資金を確保するため」(49.8%)、「銀行の金利が低いから」(23.6%)となった。
NISAを利用したことがある人のうち、資金が必要でないのに売却したことがある人は41.8%だった。売却の理由は、「値上がりしたので利益を確定するため」(47.9%)が最も多く、次いで「値下がりしたから」(27.7%)、「ほかへの投資に切り替えるため」(24.5%)と続いた。
NISA以外でも税制優遇措置がある資産形成手段「企業年金」の認知度は35.9%だった。64.1%が「知らない」と答えている。