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シチズンが展開する「カンパノラ」ブランドに、青漆や螺鈿(らでん)といった和の伝統技術によって美しい星空を再現したコレクション「宙鏡」(そらかがみ)が登場した。

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【フォトレビュー】青い宇宙の輝き。カンパノラ 宙鏡(そらかがみ)

JAN. 20, 2025 11:00
Text : 青木淳一
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シチズンが展開する「カンパノラ」ブランドに、青漆や螺鈿(らでん)といった和の伝統技術によって美しい星空を再現したコレクション「宙鏡」(そらかがみ)が登場した。

コレクションは「エコ・ドライブ」、「グランドコンプリケーション」、「メカニカル」という3つのモデルをラインナップ。その中から、ここではグランドコンプリケーションモデル「AH4080-01M 」を紹介する。

和の工芸とスイス時計の伝統が織りなす星空のロマン

「宙鏡」は、新古今和歌集に収められた「袖ひぢてわが手に結ぶ水のおもに天つ星合の空をみるかな」(藤原長能)をイメージの源としている。『袖を濡らして両手で掬(すく)った水の上に、牽牛と織女が再開する天の川が映っている』という、古来より変わらない星空の美しさとロマンがそこにある。

  • 小宇宙が凝縮されたようなカンパノラ 宙鏡「AH4080-01M 」

ダイヤルは、青漆に螺鈿で銀河の輝きを表現。熟練の職人の手によって、一つ一つていねいに仕上げられている。

また、月の満ち欠けを表現するムーンフェイズを搭載。 カンパノラのムーンフェイズは約29.5日の周期にあわせて2つの表情の月が交互に姿を現わし、時計にキャラクターと見る楽しみを与える。

パーツを複雑に組み合わせた、多重の空間構造を取り巻くベゼルリングも見どころ。光入射角によって表情を変えるその深みは、まるで宇宙の深淵を見るようだ。

  • 螺鈿細工が煌めく青漆のダイヤルに微笑むムーンフェイズ。上質な絵本を思わせる世界

  • 立体的な空間の構成がすばらしいダイヤルと、それにふさわしいケースとストラップ

12時間計の1/4秒クロノグラフは2つのプッシュボタンで操作。通常計測、積算計測、スプリット計測が可能だ。

ムーブメントは「Cal.6772」を搭載。高低2音のミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフなど、4大複雑機構を備えた高性能なクォーツムーブメントだ。電池寿命は約2年。

  • ボタンはクラシカルな形状で押しやすく、押し心地も良好

ケース径は43.0mm、厚さは16.5mm。高級感あふれる仕上がりだ。ケース素材にはステンレススチールを採用し、耐久性も抜群。

  • 「時を知る」に加え、「眺めて楽しむ」機能を持つ稀有な時計だ

ストラップはブルーに染めたワニ革。取り付け部の裏側には腕へのフィットをスムーズにする感じさせるプレートが取り付けられており、より心地よく、高級感を引き立てている。

  • ストラップは高級ワニ革を贅沢に使用

  • 腕へのフィット感と高級感を高めるプレート

風防はクラリティ・コーティングのデュアル球面サファイアガラスで、高い透明度と傷つきにくさを両立した。防水性能は日常生活用防水。価格は49万5,000円で発売中。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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