一般社団法人日本承継寄付協会 / Will for Japanは1月16日、2024年における遺贈寄付に関する調査結果を発表した。
調査は2024年12月10日~20日の期間、20代~70代男女を対象にWeb上で実施(回答1,000名)。80~90歳代の高齢者の遺産相続により60代以上が保有する金融資産の割合が上昇し続けている状況「老老相続」を背景に、「遺贈寄付」(遺産を特定の団体や個人に寄付すること)の認知向上を目的に行われた。
調査によると、遺贈寄付の全体認知度は58.6%。前年調査では53.3%であり、上昇傾向にあることがわかった。一方、遺贈寄付を考えたことがないと回答した人は50~70代で83%、具体的に考えたことがある人は12人と少数だった。
また「老老相続」については74.2%の人が知らなかった。
遺言書をいつ書きたいか、また、既に書いた人はいつ書いたかという質問には、自分が属する年代より上の年代を挙げる人が各年代に多い傾向にあった。例えば50~60代では70代がトップに、70代では80代がトップの回答となった。