パソコン修理の依頼先
パソコン修理の依頼先は以下の3つです。
・メーカー
・家電量販店
・パソコン修理業者
依頼先ごとの特徴やメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
メーカー
メーカーにパソコン修理を依頼する際の大きなメリットは信頼性の高さです。パソコン修理業者であっても大手の業者なら安心して依頼できますが、それでもメーカーの信頼性には及ばないでしょう。
修理に純正パーツを用いる点もメリットです。純正パーツは互換パーツよりも信頼性が高く、純正パーツはメーカーでなければ入手が難しい場合も多いため、パソコン修理業者にはないメリットといえます。
ただし、メーカーに修理を依頼すると修理期間が長くなりがちです。
最短でも1週間程度はかかる場合が多いため、即日対応も可能なパソコン修理業者とは明確な差が生まれます。
また、純正パーツを使用する関係上、修理費用も高額になりがちです。保証期間内なら問題ありませんが、保証期間外に修理を依頼する場合はパソコン修理業者のほうがコストを抑えられるでしょう。
家電量販店
家電量販店もパソコン修理に対応している場合があります。基本的に持ち込み修理のみ対応しているため、直接店舗に持ち込むようにしましょう。
家電量販店独自の保証がついている場合もあるため、メーカーの保証が切れていても無償で修理できる可能性があります。
ただし、修理をメーカーに依頼しているケースも多く、その場合は店舗で修理を受け付けた上でメーカーに発送という形になるため修理期間が長くなってしまうでしょう。
パソコン修理業者
パソコン修理業者は、修理のサポート方法が充実しています。出張修理・店舗持ち込み修理・宅配修理の3つに対応しているため、状況に応じて柔軟に依頼することが可能です。
一方、メーカーの場合は持ち込み修理は対応外です。出張修理にも対応していない場合が多く、基本的には宅配修理となるでしょう。
宅配修理だと必然的に修理期間が長くなってしまうため、パソコンを少しでも早く修理したいならパソコン修理業者に依頼するべきです。
また、パソコン修理業者は自作パソコンの修理やデータのバックアップなどメーカーにはないサービスが提供されている点も魅力といえるでしょう。
一方で、業者によってサービスの品質が大きく異なる点は無視できません。悪質なパソコン修理業者も存在しているため、信頼できる業者なのかを依頼前に確認しておきましょう。
パソコンを修理に出す際は個人情報に注意
パソコン修理を依頼する際、中のデータが見られないか心配している方も多いでしょう。この見出しでは、個人情報が漏洩するリスクや信頼できる業者などについて説明します。
個人情報が漏洩するケースとは
パソコンを修理するときの流れとして、データを全消去してから作業する場合と、データを消さずに作業する場合があります。
全消去はメーカー修理に多く見られ、作業内容に関わらずデータを削除するので漏洩の心配はまずありません。問題はデータを消さずに作業するパターンで、中には悪意を持って個人情報を抜き出す業者もいるので情報漏洩のリスクが発生します。
信頼できる業者
個人情報を見られるリスクをゼロにするためには、事前にバックアップを取った上でパソコンのデータを消去してから修理に出す必要があります。
ただ、ここまで万全の対策をするにはかなりの手間がかかるので、ここでは信頼できる業者の選び方について見ていきましょう。
まず「プライバシーマーク」や「ISMS」といった第三者機関の認証を取得している業者は信頼性が高いです。こうした認証は定期的な更新が必要になるため、ホームページ等に認証取得の記載があれば現状の対応にも問題は無いでしょう。
続いて、個人情報の保護方針(プライバシーポリシー)を掲載しているところも安心感があります。確認する際は、有事の際の問い合わせ先(電話・メール等)を載せているかどうかチェックしましょう。
情報漏洩のリスクを減らすには出張修理がおすすめ
配送や店舗持ち込みによるパソコン修理では作業の様子を見られませんが、家に作業員を呼ぶ出張修理であれば作業内容を近くで確認できます。
少しでも情報漏洩のリスクを減らしたいのであれば、出張修理を依頼するのも有効でしょう。ログインパスワードを自分で入力することもできるので、作業員に余計な情報を教えずに対応することが可能です。