Appleが提供するプログラミング学習アプリ「Swift Playgrounds」にロボットやドローン、楽器などをプログラミングできるプログラムが加わる。

Swift Playgroundsは、パズルを解いたり、ミッションをクリアするなど楽しみながらプログラミング的思考やコーディングを身に付けられるiPadアプリだ。インタラクティブなインターフェイスを通じて、子供やプログラミング初心者でもプログラミング言語「Swift」を学べる。2016年9月に英語版が登場し、今年3月に日本語に対応したばかりだが、すでに利用者数が100万人を超えた。

6月5日にリリースされるSwift Playgrounds 1.5アップデートから、アプリ内のキャラクターだけではなく、「LEGO MINDSTORMS Education EV3」「Sphero SPRK+」、Parrotのドローンといったハードウエア・デバイスもプログラミングしてコントロールできるようになる。「ユーザーが好きなロボット、ドローン、楽器をSwift Playgroundsを通じて直接コントロールでき、作成したコードの結果をすぐに確認できる」とCraig Federighi氏 (ソフトウエアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント)。

  • LEGO MINDSTORMS Education EV3: 教育版LEGO MINDSTORMS、グローバル規模でSTEM科目やコンピュータサイエンスの授業に採用されており、ソリューションを考え、それにつながるロボットやマシンを構築するというようなことが可能。Swift Playgroundsでは、コーディングを通じてシステムのモーターやセンサーとインタラクトできる。
  • Sphero SPRK+: コロコロと転がるボール型のロボット。シンプルな形、だからこそ迷路のナビゲーション、太陽系の模倣、占いなど、様々なアイディアに応用できる。SPRKは、学校 (School)、親 (Parents)、ロボット (Robots)、子供 (Kids)を現し、親子で学習するのにも適した知育玩具だ。
  • Parrot Mambo/ Airborne/ Rolling Spider: Parrotの小型ドローン。離陸/ 着陸、回転、フリップなどのアクションをプログラミングできる。
  • UBTECH Jimu Robot MeeBot Kit: キットには6つのサーボモーターが含まれ、それらを組み込んでロボットを製作し、歩行やダンス、ウェーブといったアクションをプログラミングできる。
  • Wonder Workshop Dash Robot: マイク、スピーカー、距離センサー、LEDライト、IRなどを備え、音声を使ったインタラクション、ダンス、ナビゲーションやパズルなど様々な遊び方が可能。6歳から楽しめる。
  • Skoog: 触覚キューブのミュージックインターフェイス。つついたり、握ったり、押すといったアクションで音のフィードバックを発生させられる。Swiftコードを使って楽器としてカスタマイズしたり、演奏することが可能。

Swift Playgrounds 1.5の利用要件は、iOS 10以上で動作するiPad Proシリーズ、iPad Airシリーズ、iPad mini 2/ 3/ 4。AppleのApp Storeから無料で入手できる。