PFUは25日、パーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap iX」シリーズ向けの新サービス「ScanSnap Cloud」の提供を開始した。PCやスマートデバイスを介さず、ScanSnapから直接クラウドサービスとデータをやりとりできることが特徴。利用は無料。

ScanSnap Cloudのイメージ図

「ScanSnap Cloud」は、ScanSnap用に専用のサーバを用意し、「ScanSnap iX」シリーズ単体で、オフィスや家庭の無線LANアクセスポイントを経由し、インターネットに接続。ScanSnapでスキャンした原稿を「レシート」「名刺」「文書」「写真」の4種類に自動的に判別し、データを連携したクラウドサービスに自動で振り分け、保存できる。ファイル名は原稿からタイトル文字を抜き出し、日付と組み合わせて自動生成。自動サイズ検出、向き補正、白紙ページ削除といった最適化処理も自動で行われる。

連携するクラウドサービスは、会計・個人資産管理の「Dr.Wallet」「クラウド会計ソフト freee」「MFクラウド会計・確定申告」「STREAMED」「弥生会計」、名刺管理の「Eight」、ドキュメント管理の「Dropbox」「Evernote」「Google Drive」「OneDrive」、写真管理の「Google Photos」の11サービス。

サービスを利用するには、ScanSnap iXシリーズ本体に加え、ScanSnap Cloud用の設定ツールが必要。ツールはWindows、Mac、Android、iOS向けに無償提供され、それぞれ同社Webサイト、Mac App Store、Google Play、App Storeから入手できる。

対応OSは、Windows Vista以降、OS X 10.8以降、iOS 7以降(iPad 2以降、iPhone 5以降、iPod touch第5世代以降)、Android 4.0以降。