落語家・立川談春が師匠・立川談志の人となりを弟子目線で描いた『赤めだか』を原作とするTBS系スペシャルドラマの放送日が12月28日に決定し、追加キャストも8日、明らかになった。

上段左から笑福亭鶴瓶、薬師丸ひろ子、下段左から宮川大輔、柄本時生、新井浩文、北村有起哉

すでに嵐の二宮和也が主人公・立川談春役、ビートたけしが立川談志役で初共演を果たすことが発表されているが、このたび、番組ナビゲーター役として笑福亭鶴瓶、物語のナレーションに薬師丸ひろ子が決定。さらに、立川談春の兄弟子、立川関西役に宮川大輔、立川談かん役に柄本時生、立川ダンボール役に新井浩文、立川談々役に北村有起哉が決定した。

鶴瓶は、原作の『赤めだか』について「泣きながら読みましたね」と話し、「この2人(二宮とたけし)がそれぞれの談志、談春をやるのであれば、必ずいいものができると確信しています」と太鼓判。「このドラマを見て『落語ってカッコイイ世界だな』と思っていただき、落語界特有の師弟関係などにも注目して見てもらえれば」と期待している。

薬師丸は「落語が好きで若い頃はよく落語のCDを聞いていましたので、今回あらためて落語って楽しいな、と思い出させていただきました」と落語好きな一面を告白。「落語に興味のある方はもちろん、まったく興味のない方でも、立川一門にはこんな物語があったんだと想像しながらご覧になっていただければ」と話す。

そして、宮川は「台本を読ませていただくうち、落語家さんのすごさ、立川流のすごさに引き込まれていき、演じてはあたかも自分が噺家さんになった気がして誇らしい気持ちになりました」とコメント。新井は「ダンボールって呼ばれることは一生ないと思います」と言い、北村は「次から次へと修羅場がてんこ盛り。こんなめちゃくちゃなおもしろい話はめったにありません!」とアピールしている。

同ドラマは、17歳で立川談志のもとに弟子入りした立川談春が、新聞配達をしながら生計を立て、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、落語を愛し、落語に挑み続けた立川談志の破天荒な生きざまを描く。

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