Samsung Electronicsは12日(米国時間)、有機ELベースのSuper AMOLEDディスプレイを搭載したAndroidタブレット新製品「Galaxy Tab S」を発表した。8.4型と10.5型の2種類で、Wi-Fi版、LTE版を用意する。2014年7月から提供予定。

両モデルとも本体厚6.6mmの薄型タブレット。画面上に指紋センサーを備え、マルチユーザーモードやパスワードロックの解除、見られたくない内容を隠すなどの利用も可能という。キッズモードや、PCなどの他デバイスと本体の画面を共有する同社製アプリ「SideSync 3.0」も備えている。

Galaxy Tab S 8.4型

Galaxy Tab S 10.5型

Galaxy Tab S 8.4型モデル

Galaxy Tab S 8.4型 ホワイト

2,560×1,600ドット解像度のSuper AMOLEDディスプレイを搭載したモデル。薄さは6.6mm、重量はWi-Fi版で294g、LTE版で298gと300gを切る軽さも特徴。ちなみに、Super AMOLEDディスプレイは同社のスマートフォン「GALAXY S 4」などでも採用されている。

この他の主な仕様は、OSがAndroid 4.4(Kitkat)、プロセッサがExynos 5 Octa(1.9GHz+1.3GHz)もしくはSnapdragon 800(最大2.3GHz)、メモリが3GB、ストレージが16GB/32GB、カメラが8メガピクセルと2.1メガピクセル、microSDカードスロットなど。本体サイズはW212.8×D6.6×H125.6mm、バッテリ容量は4,900mAh。

通信はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、赤外線IED。内蔵センサーは加速度、指紋、ジャイロ、地磁気のほか、ホールセンサーやRGBセンサーも搭載。LTE版では近接センサーも備える。位置情報はGPS、GLONASS、BeiDou。対応バンドはLTEが800/ 900/ 1800/ 2600+850/ 2100、3Gが850/ 900/ 1900/ 2100、2Gが850/ 900/ 1800/ 1900。

Galaxy Tab S 8.4型 ブラック

Galaxy Tab S 10.5型モデル

8.4型と同じく2,560×1,600ドット解像度のSuper AMOLEDディスプレイを搭載する。薄さも同じ6.6mmで、重量はWi-Fi版で465g、LTE版で467g。主な仕様はほぼ8.4型と同じだが、本体サイズがW247.3×H177.3×D6.6mm、バッテリ容量が7,900mAhとなる。

Galaxy Tab S 10.5型のホワイトとブラック

このほかGalaxy Tab Sシリーズ向けに、専用カバーやワイヤレスキーボードなどのアクセサリ類も用意される。