南海電気鉄道はこのほど、南海商事と共同で整備を進めてきた高野線三国ヶ丘駅(大阪府堺市)直結の商業施設の名称やオープン日などを発表した。

「N.KLASS(エヌクラス)」外観イメージ(東口側)

施設名称は「N.KLASS(エヌクラス)」。南海(NANKAI)がある日常を素敵(NICE)に「暮らす」ことと、ひとつ上の「クラス」をめざすことを表現したという。地上2階建てで、店舗面積は約1,335平方メートル。堺初出店となる都市型スーパーケット「成城石井」をはじめ、カフェ、スイーツ店、ベーカリー、書店など12店舗が入居する。

「単にモノを売るだけではなく、地域の新しいコミュニティスペースであるべき」(南海電鉄)との考えにもとづき、イベントスペースも整備。地域の生産者が直接販売を行うファーマーズマーケットなど、季節を感じたり、郷土愛が育まれたりするような催しを計画しているという。4月26日に8店舗が先行オープン。グランドオープンは5月29日で、この日に残る4店舗が開店することになっている。

「N.KLASS」の開業に合わせて、三国ヶ丘駅に屋上公園「みくにん広場」も誕生する。季節の木々や花々が楽しめる芝生の広場、仁徳天皇陵古墳を望む眺望デッキ、行き交う電車を眺められるトレインビューが設けられるという。広さは約640平方メートルで、緑地部分はそのうち約250平方メートル。4月26日の先行オープン日から開放する。