情熱の赤、無垢な白、高級感の黒……。色彩はいろいろなイメージを起こさせるもので、国旗に使われる色にも意味が込められていることが多いです。そこで今回、日本に住む20人の外国人に、母国を色に例えると、そして日本は何色かを聞いてみました。

■イランは緑、日本は赤(イラン/20代前半/女性)

■インドネシアは赤と白です。日本は赤です(インドネシア/40代前半/女性)

■シリアは緑です。日本は赤だと思います(シリア/30代前半/男性)

■ペルーは赤で、日本は白(ペルー/40代前半/女性)

■マリは赤。マリの土の色だし、アフリカの色だし、国旗にもあるから。日本は白? 国旗にあるから? あと、きれいな国だから(マリ/30代前半/男性)

■色の例えを知らないですが、日本は白いかな?(中国/20代後半/女性)

■台湾は緑、日本は白(台湾/40代前半/男性)

圧倒的に多かったのが、日本の国旗にもある赤と白でした。母国の色もまた、国旗やシンボルカラーからイメージする人が多いようです。マリの男性のように、「白」を清潔のイメージで答えた方もいらっしゃいます。日本の国旗の赤い丸は太陽を象徴していると言われていますが、白い部分は何を意味するのでしょうね。

■スウェーデンは緑。日本は青(スウェーデン/40代後半/女性)

■韓国は赤(情熱)、日本は青(冷静)(韓国/30代後半/女性)

■ドイツは緑色。日本は青色(ドイツ/30代後半/男性)

■オランダはオレンジ、日本は赤・白・青(国旗やサッカー代表のイメージ)(オランダ/30代前半/男性)

国旗とは関係なく、「日本は青」と答えた方もいました。男性陣は、サッカーの日本代表のユニフォームから色を連想した模様。同様に、オランダはオレンジ、ドイツもアウェーのユニフォームは緑色です。

■アメリカは青。日本は緑(アメリカ/30代後半/男性)

■チュニジアはグリーン色で、日本は枯れ葉です(チュニジア/40代後半/男性)

■良く分かりませんが、ロシアは青で、日本はだいだい色かな~と思います(ロシア/20代後半/女性)

■トルコは紅で、日本は薄いグレイ(トルコ/20代後半/男性)

■チェコ:青、日本:水色(チェコ/30代後半/女性)

なんとな~く、選ばれたイメージカラーはこんな感じ。チュニジアやトルコの男性には、日本は古風なイメージなのでしょうか。反面、アメリカの男性の目には緑色に映るというのが面白いですね。ちなみに、緑色は自然だけでなく、穏やかさや調和といったイメージを想起させる色だそうです。

■タイなら黄色です(王様の色ですから)。日本ならピンクかな。桜のイメージですから(タイ/30代後半/女性)

■ブラジルは国旗の緑と黄色です。森林も表す緑です。日本も国旗の赤と白です。鳥居や日本庭園の柵(しがらみ)や橋などの赤です(ブラジル/30代前半/男性)

色が生活にかなり根付いているタイならではの回答。ちなみにタイでは、日曜日は赤、月曜日は黄、火曜日はピンク、水曜日は緑、木曜日はオレンジ、金曜日は青、土曜日は紫と曜日にも色がついていて、それに合わせてファッションも決まる、という人もいるそうです。お2人とも、日本のイメージをとても風流に表してくださいました。

商品パッケージやポスターなどの配色も、実は色イメージを分析してかなり吟味されて決められていると言いますから、頭にぱっとひらめいた色というのが、実はその人の思うところをズバリ言い当てているのかもしれませんね。