イー・アクセスとウィルコムは3日、2014年4月1日に合併することで基本合意書を締結したと発表した。イー・アクセスが存続会社となり、ウィルコムを吸収する形で合併を目指す。ただし、存続会社の社名やブランドについては未定。

合併に向けては、両社における合併承認臨時株主総会などを経て、正式に決定する。合併後の存続会社はイー・アクセスとなり、同社の契約数約440万とウィルコムの契約数約570万を合わせ、1000万以上の顧客基盤を持つことになる。事業は、イー・アクセスの無線事業と固定通信事業、ウィルコムのPHS事業を引き続き存続させ、市場拡大が見込まれるスマートフォン分野に力を入れていく。

合併後の存続会社の社長には、現イー・アクセス社長のエリック・ガン氏が、副社長には、現ウィルコム執行役員営業統括マーケティング本部長の寺尾洋幸氏が就任する予定。そのほかの経営体制や社名、ブランド名については決まり次第告知するとしている。

両社によると、今回の合併は、双方の経営資源の活用し、事業を拡大させることが目的。これまでも専売店のイー・モバイルショップ、ウィルコムプラザで相互に商品を取扱い連携を進めていた。

(記事提供: AndroWire編集部)