Googleは7月23日、世界文化遺産に登録された富士山のストリートビューを公開した。撮影には、バックパック型の機材「トレッカー」を使用。約18kgの機材をかつぎ、3日間をかけて富士吉田ルートの一合目から山頂までを撮影したという。

今回の撮影は、山開き後の7月2日に御中道を含む一合目から五合目までを撮影。悪天候によるスケジュール変更などもあったが、7月11日から12日にかけて五合目から山頂、お鉢巡り、下山道の撮影を行ったとのこと。ストリートビューの撮影の様子は登山者からも注目を集め、Twitterに投稿された画像が話題にもなっていた。

今回撮影された、富士吉田ルートは登りと下りをあわせて約15kmの道のり。ストリートビューでは、撮影を行ったパノラマ写真、約1万4000枚を使用しているという。一合目から五合目のルートでは、すでに小屋はないが往時の様子が偲ばれる跡地などもじっくり見ることができる。

また、同社では撮影の様子を映したビデオをYouTubeで公開している。