ソニーは30日、撮影・録画機能を備えたデジタル双眼鏡「DEV-3」を発表した。発売は11月11日で、価格はオープン。推定市場価格は130,000円前後となる見込みだ。

「DEV-3K」

0.8~10倍(※)という可変倍率の光学レンズを用いた双眼鏡に、動画および静止画の撮影が可能な機能を搭載した製品。双眼鏡使用者であれば、「双眼鏡で被写体の位置を把握しておいて、撮影しようと思って機材を構え直したら位置が変わっていた」という経験がある人も多いだろうが、本機を利用すれば遠くの被写体を観察しつつ撮影したい瞬間にすぐ対応できるというわけだ。

※ 双眼鏡では35mmフィルム換算の焦点距離で66mmを等倍とするのが標準的で、本機の焦点距離は53.7~660mmとなっている。

ファインダーは約122.7万ドット(852×480)表示が可能な液晶を用いたEVF方式。視野率は95%以上、視度調整は±3.5、眼幅調整は55~75mmで行える。

なお一般的な光学双眼鏡の場合、手ブレ補正が備わっていないものが多い。その点、DEV-3は3軸対応の手ブレ補正機構が搭載されているので、遠くの被写体もピタッと静止した状態で捉えやすくなっている。もちろん、撮影時にも役に立つ機能だ。また、AF対応している点も、デジタル双眼鏡ならではのアドバンテージといえるだろう。

手に持った状態

撮像素子は総画素420万の1/4型 Exmor R CMOSセンサー×2基となっており、画像処理エンジンBIONZも2基搭載する。これに加えて本機では、2つのレンズを持つ双眼鏡の特性を活かした3D撮影も行える(ただし動画記録のみ)。3D動画でも1,920×1,080ドット(フルHD)の記録が可能で、もちろん2D記録時もフルHD撮影が可能。動画記録時のビットレートは3D撮影時が28Mbps、2DのフルHD撮影時が28Mbps、24Mbps、17Mbps、1,440×1,080ドット撮影時が9Mbpsとなっている。動画記録形式はAVCHD。なお、静止画(JPEG)は最大710万画素(3,072×2,304ドット)記録が可能だ。

メモリースティックPROデュオとSDカード兼用のスロット

その他の仕様は次の通り。記録メディアはメモリースティックPRO/PRO-HGデュオおよびSD/SDHC/SDXCカード。32GBのもので28MbpsのフルHD動画撮影を行う場合は約2時間30分の記録が可能だ。バッテリーの持続時間は、本体付属の標準バッテリー(「NP-F70」)使用時の撮影可能時間が約3時間、視聴可能時間が約4時間50分、オプションの大容量バッテリー(「NP-FV100」)使用時の撮影可能時間が約6時間、視聴可能時間が約9時間40分となっている(すべて2Dモード時)。

サイズは約W155×D219×H88mm、重量は本体のみで約1,130g、付属バッテリー装着時で約1,230gだ。