Android OSを搭載したスマートフォンのGPS機能を利用してスマートフォン利用者の位置情報を通知するサービス「カレログ」について、マカフィーは同サービスの利用時にAndroid端末にインストールされるアプリを「Android/Logkare.A」という名称でスパイウェアとして認定した。

同社によると、カレログアプリは「ターゲットのデバイスの通話記録、インストールされているアプリケーションのリスト、GPS位置情報、バッテリー残量を監視するスパイウェアです」と説明されている。

マカフィーによるAndroid/Logkare.A ウイルス認定画面

小誌がカレログ事務局に直接確認を行ったところ、同社は「カレログは基本的には正規のソフトウェアであるが、一方で使用するユーザー同士の明確な合意確認などの点では問題もあった。ウイルス認定に関しては、問題点を改善した最新バージョン候補である1.1.0をマカフィーに送り、同社での再調査を依頼している。新たに問題点などを指摘された場合には対応する予定」として、ウイルス認定されないよう検討を進めているという。

なお、現在公開しているカレログアプリのバージョンは1.0.2。同社コメントの通り、現バージョンの問題点を再検証して明確な合意を得られるよう改善したバージョン1.1.0をマカフィーに送り再調査を依頼している。