カシオ計算機は9日、高速連写を実現したデジタルカメラ「HIGH SPEED EXILIM(ハイスピード エクシリム)」の新モデルとして、「EX-FH100」を4月9日より発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は4万5,000円前後。

「EX-FH100」。カラーはブラック(左)とシルバーの2色

同製品は、広角24mmからの光学10倍ズームレンズのほか、感度を従来の約2倍に高めた裏面照射型CMOSセンサー(1/2.3型 : 有効画素数1010万画素)を搭載したコンパクトデジタルカメラ。独自のハイスピード技術を搭載しており、9メガピクセルの高精細画像を最大40枚 / 秒の速度で30枚まで撮影可能な連写モードのほか、最大1000fpsのハイスピードムービー撮影も可能となっている。

また、高速連写を活かした「ベストショット」機能を搭載。夜間の撮影では高速連写とフラッシュ撮影を同時に行った後に合成し、夜景と人物の両方を美しく撮影したり、逆光時には標準露出 / 被写体明るめ / 被写体暗めの3枚を撮影し、合成することで白飛びや黒つぶれを軽減した写真の撮影が行える。

「EX-FH100」の背面。3.0型の高性能クリア液晶(960×240)を搭載する

そのほかの機能として、最適な設定で連写やハイスピードムービーの撮影が簡単に行える「高速連写ベストショット」と「ハイスピードムービーベストショット」を搭載。手ブレ補正には、CMOSシフト方式を採用。動画の音声録音用ステレオマイクや、映像出力用のミニHDMI端子を装備する。電源はリチウムイオン充電池を使用し、データの記録には85.9MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHCカートに対応。サイズは105(W)mm×63.2(H)mm×29.9(D)mmで、重量は電池やメモリーカードを含めて約227g。