フィンランドのNokiaは10月22日(現地時間)、無線通信技術の特許を米AppleがiPhoneで侵害しているとして、デラウエア州の連邦地方裁判所に同社を提訴した。

訴訟対象は無線データ、スピーチ・コーディング、セキュリティ、暗号化などに関する10件の特許で、モバイルデバイスをGSM/ UMTS (3G WCDMA)/ 無線LANなどの標準に対応させるための基本技術だという。2007年に発売された初代iPhoneから現在発売中のiPhone 3G/ 3GSまで、すべてのiPhoneが特許を侵害していると主張している。

Nokiaによると、同社は過去20年に400億ユーロ以上をR&Dに投資しており、その成果が今日のモバイル通信技術標準の礎になっている。「標準確立のための技術開発に貢献した企業の努力が、知的財産権を通じて他の企業によって埋め合わせられるのがモバイル産業の基本原則だ」とNokiaのバイスプレジデントであるIlkka Rahnasto氏。Nokiaは、ほぼ全ての主要モバイルデバイス・ベンダーを含む約40社と特許ライセンス契約を交わしているという。「Appleも、この原則に従うものと見なされる。だがNokiaの知的財産に対する妥当な契約を拒否して、Nokiaの技術革新にただ乗りしようとしている」とAppleを厳しく批判している。