プロトタイプは、2005年11月25日にPCソフトとして発売された『智代アフター』をプレイステーション・ポータブルに移植した『智代アフター~It's a Wonderful Life~CS Edition』の詳細を発表した。

『智代アフター』は、『CLANNAD』に登場するヒロインのひとり「坂上智代」をフィーチャーした作品

物語は、パッケージソフトの累計が30万本を突破したとされる『CLANNAD』に登場するヒロインのひとり「坂上智代」と、同じく『CLANNAD』の主人公「岡崎朋也」との未来を描くストーリーとなっている。ジャンルは、ゲーム中に出てくる選択肢を選んで、ストーリーを進めていくテキストアドベンチャーで、選んだ選択肢によって異なったシナリオやエンディングが楽しめる。また、ゲーム中には智代の弟の「鷹文」がストーリーの中で創作するミニゲーム「Dungeons&Takafumis」も含まれており、その作りはミニゲームの枠にはまらないボリューム感(クリアに必要な時間は50時間超)を持つ。

ミニゲーム「Dungeons&Takafumis」。ちなみに『智代アフター』本編のストーリー展開には影響しない

<ストーリー>
高校を卒業し、町外れの廃品回収屋に就職した主人公「岡崎朋也」は、一人暮らしを始め、恋人となった「坂上智代」と楽しい毎日を送っていた。そこへ、智代の弟「鷹文」が、「とも」という名の女の子を連れてくる。そして、鷹文が伝えたのは衝撃的な事実…ともが二人の異母姉妹である事、母親が育児を放棄していて、2人で育てて行くしか無いこと…を告げる。
覚悟を決めて、ともを受け入れる3人。しかし、夏休みを目前として、鷹文の昔の彼女「河南子」が家を飛び出してやってきた。
こうして、朋也、智代、とも、鷹文、河南子。この5人で過ごす、最初で最後の夏休みが始まる…。

ストーリー冒頭では、"あの"智代がコスプレに挑戦!?

人気声優によるフルボイス

2007年1月に発売されたプレイステーション 2版に対し、プレイステーション・ポータブル版では主人公「岡崎朋也」にも音声が入り、完全フルボイスとなった。朋也を演じるのは、TVアニメ版『CLANNAD』でも朋也を演じた声優の中村悠一を起用している。

岡崎朋也(CV: 中村悠一)
主人公。バスケットボールの特待生として高校に入学するが、父親との些細な親子喧嘩がもとで肩を痛め、選手生命を絶たれる。依頼、鬱屈した毎日を送っていたが、3年の春からの様々な出会いと事件が彼を大きく成長させた。今は廃品回収業に務めながら、智代と付き合っている。

坂上智代(CV: 一色ヒカル)
社会人一年目の朋也を支える、家庭的な本編のヒロイン。実は、男が束になってもかなわないぐらい喧嘩が強い。高校2年の時に転校し、朋也と出会う

坂上鷹文(CV: すずきけいこ)
智代の弟。パソコンを扱うことに長けている。朋也の部屋に強引にパソコンを設置して居座り、ひと夏をかけてロールプレイングゲームの制作に入る。見かけによらず結構ナイーブ

とも(CV: 佐々木あかり)
突然鷹文が連れてきた異母姉妹。父親の顔も満足に知らない上に、母親にも育児放棄
された悲しい境遇であるにも関わらず、誰の言葉も素直に信じる純真無垢な少女

河南子(CV: すずきけいこ)
母親の再婚話に不満を抱いて、家を飛び出してきた鷹文のモトカノ。2人が別れた理由は定かではないが、非常に口が悪い上に、とにかく何でも剛速球

可南子ととも、2人の存在がストーリーに急展開を告げる

プレイステーション・ポータブル版オリジナル機能搭載

プレイステーション・ポータブル版『AIR』で初搭載され、好評を博している「メモリーディスク機能」を本作にも搭載している。頻繁なディスクアクセスを行い、速度低下の原因となるBGMのストリーミングも、データをユーザーの任意でメモリースティックの空きエリアに転送。メモリーディスクとして使用することでゲームをスムーズに進行することが可能になるという。また、ゲーム中に見たあらゆるグラフィックをプレイステーション・ポータブルのデスクトップグラフィックとして、メモリースティックに記録が可能だ。

ゲームタイトル 智代アフター~It's a Wonderful Life~CS Edition
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル 恋愛アドベンチャー(RPG付き)
発売日 未定
価格 未定
CEROレーティング 審査予定
(C)2008 Key/VisualArt's/ PROTOTYPE