「Mobile World Congress 2008」にあわせて英Sony Ericssonは「Xperia X1」を発表したが、このほかにも新シリーズとなるオーガナイズ端末「G700」「G900」、Walkman携帯「W980」、Cyber-shot携帯「C902」「C702」、それに折りたたみ型の「Z770」などを発表している。

オーガナイズのGシリーズ

Gシリーズは、新カテゴリとなるオーガナイズ端末。基本的な機能をシンプルかつ直感的に利用し、スケジュール管理をしたいというユーザーに向けたもので、Sony Ericssonにとって新しいユーザー層の開拓となる。

G900、G700ともにOS/ユーザーインタフェースにはSymbian/UIQを採用し、タッチ画面、カメラ、付箋アプリケーションによるスケジュール管理などを特徴とする。アプリケーションを「パネル」として表示し、選択して利用できる。ネットワークはW-CDMAに対応。必要な機能をスタンダードなフォームファクタに搭載している。

上位機種のG900は5メガピクセルカメラを搭載し、無線LANもサポートした。

「G900」。スタイラス(左)、手書き文字でそれぞれ付箋メモを作成

付箋メモをタッチで選択できる

カメラモード時、タッチで撮影メニューを選択できる

パネルでアプリケーションを選択できる

8GBのWalkman、薄型Cyber-shot、HSDPA対応折りたたみ

W980は折りたたみ型のWalkman携帯電話で、HSDPAをサポートした。8GBのフラッシュメモリを搭載し、最大8,000曲を収容できるという。同社の音楽サービス「PlayNow」に対応し、FMトランスミッターも備えた。

「W980」。カバーを閉じた状態

FMトランスミッターを利用すると、カバーの透明部分が光る

C902は5メガピクセルカメラを搭載しつつ、10.5mmという薄型を実現したストレートタイプの携帯電話。カメラ利用時は画面に撮影メニューが表示され、さまざまな機能を使いやすくした。オートフォーカス対応、フラッシュも備える。ネットワークはHSDPAをサポートする。

「C902」のカラーバリエーション

カメラモードにすると、撮影メニューがあらわれる

HSDPAをサポートし、厚さは10.5mm

C702は防塵・防滴対応のCyber-shot端末。オートフォーカス機能付き3.2メガピクセルカメラを搭載し、活動的なユーザーのニーズに応える。HSDPA、A-GPSをサポートした。ジオタグも可能だ。

「C702」のシアンブルーと黒

Z770は、Web対応を特徴とする折りたたみ式端末。PCライクなWebブラウジング、Google Mapsのサポート、HSDPA対応により高速インターネットを利用できる。コンパクトも特徴で、サイズは93×48×15.5mm、重さは91g。

Web機能を強化した「Z770」