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ウォシュレットの後付けはできる?賃貸でも安心なチェックポイントと取り付け手順を徹底解説

2025.05.14
2025.05.14
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「トイレにウォシュレットを後付けしたいけど、自分でできるか不安…」「賃貸物件のトイレに勝手にウォシュレットを付けても大丈夫?」このようなお悩みをお持ちではありませんか?

ウォシュレット(温水洗浄便座)は便利ですが、後付けするにはいくつか確認すべき条件や手順があります。

本記事では、ウォシュレットを後付けする際のチェックポイントから、失敗しないウォシュレット選びのポイント、DIYでの取り付け手順、注意すべきこと、費用相場、さらに業者に依頼する場合の選び方まで丁寧に解説します。
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目次 

ウォシュレットを後付けできるかのチェックポイント

まずはご自宅のトイレにウォシュレットを後付けできる環境かどうか、事前にチェックしておきましょう。

以下のポイントを確認することで、後から「付けられなかった…」という失敗を防ぐことができます。

ウォシュレットを後付けする前にチェックすべきポイント
  • トイレの形状やサイズ
  • 給水栓の状態と分岐金具の取り付け
  • 電源の有無
  • 水圧の適合性
  • 賃貸物件であるか

トイレの形状やサイズ

ウォシュレットが取り付け可能かどうかは、トイレ本体(便器)の形状とサイズによって決まります。

一般的な家庭用洋式トイレであれば多くの場合後付けできますが、いくつか例外もあります。

まず、便器の形状について確認しましょう。一般的な組み合わせ便器(タンクと便器が別のタイプ)やワンピース型便器(タンク一体型のトイレ)であれば、主要なパーツが独立しているためウォシュレットを後付けできます。

組み合わせトイレ

一方、タンクレストイレ(タンクがなく便座部分に洗浄機能が一体化している高機能トイレ)は基本的に後付けできません。

タンクレストイレ

タンクレストイレは最初からウォシュレット機能が内蔵されているため、別のウォシュレット便座に交換することができない構造になっているからです。

また、便器のサイズも重要です。ウォシュレットには大きく分けて標準サイズ(レギュラーサイズ)とエロンゲートサイズ(大型サイズ)の2種類があり、便器の大きさに合ったものを選ぶ必要があります。

エロンゲートサイズとレギュラーサイズの大きさ

お使いの便器が大型か標準かは、便座取付穴から便器先端までの長さ(A寸法)を測ることで判別できます。

一般にA寸法が約44cm前後なら標準サイズ、47cm前後ならエロンゲートサイズです。それより極端に短い便器(目安として40cm台前半以下)の場合、市販のウォシュレットが物理的に合わず後付けできない可能性があります。

さらに、トイレ周辺のスペースも確認しましょう。ウォシュレット本体は普通の便座より幅や奥行きがあるため、壁やドアとの距離にも注意が必要です。

取付後にトイレのドアがぶつからないか、狭すぎて作業ができないといったことがないように、便器周りに十分なスペースがあるかチェックしてください。

目安として、ウォシュレットを付けても壁やドアとの間に約30cm以上の隙間が確保できると安心です。

スペースがぎりぎりだと作業が難しいだけでなく、設置後に窮屈になってしまう恐れがあります。

給水栓の状態と分岐金具の取り付け

ウォシュレットを動作させるには、水道からの給水が不可欠です。

トイレのタンクへ水を供給している給水栓の状態を確認し、ウォシュレット用の分岐金具を取り付けられるかチェックしましょう。

給水栓とは、トイレのタンクに水を送るための小さな止め具(止水栓:水を止めるための小さなバルブ)です。

一般的にはトイレの壁や床付近から出ている水道管に付いているネジ状の栓で、マイナスドライバーなどで回すと水を止めることができます。

止水栓の場所

この給水栓からタンクへ繋がる給水管の途中に、ウォシュレット用の分岐金具(T字型の継手)を取り付けて、水をウォシュレット本体にも分けてあげる必要があります。

ほとんどの家庭用トイレでは、ウォシュレット用の分岐金具が取り付けられるようになっています。

最近のウォシュレット製品には、この分岐金具やホースがセットで付属していることが多く、取り付け自体は特殊な工具がなくても可能です。

ただし、古いトイレや特殊なトイレ(隅付タンク式やフラッシュバルブ式など)の場合は、分岐金具の規格が合わないことがあります。

その際は対応する専用金具を別途用意する必要があるため、事前にトイレの給水管の太さや接続部分の形状を確認しておきましょう。

電源の有無

ウォシュレットは電気で動作する機器であり、温水を出したりノズルを動かしたりといった機能には電源が必要なため、トイレ内にコンセント(電源差し込み口)があるかを必ずチェックしましょう。

多くの住宅ではトイレ内に専用コンセントが設置されていますが、もしコンセントが無い場合は注意が必要です。

また、延長コードをドアの隙間から引き込むような方法は危険ですので避けてください。

代わりに、電気工事士に依頼してコンセントを増設する方法があります。多少費用はかかりますが、安全にウォシュレットを使用するためには欠かせない工事です。

また、コンセント増設が難しい場合は、非電化タイプの後付け温水洗浄便座(お湯は出ませんが水圧だけで洗浄する簡易ビデタイプ)を検討する手もあります。

ただし一般的に「ウォシュレット」と言えば電源が必要な温水機能付きのものを指しますので、快適さを考えるとコンセントは用意しておくことをおすすめします。

水圧の適合性

ウォシュレットを快適に使うには、水道の水圧も重要なポイントです。

ご家庭の水圧が極端に低いと、洗浄水の勢いが弱くなって満足に洗えなかったり、機種によっては動作不良の原因になることがあります。

一般的な都市部の住宅であれば水圧は規格内に収まっていることがほとんどですが、井戸水をポンプで汲み上げている場合や高台にある住宅などでは水圧が低めのこともあります。

心配な場合は、購入予定のウォシュレットの取扱説明書やメーカーサイトで「適正水圧(○○MPa以上)」といった項目を確認してみましょう。

特に古い家屋でシャワーや蛇口の水が弱いと感じる場合、ウォシュレットでも同様に水勢が弱くなる可能性があります。

その際は、水道業者に相談して適切な水圧に調整してもらうか、加圧ポンプの導入を検討する必要があるかもしれません。

賃貸物件であるか

お住まいが賃貸物件の場合、ウォシュレットを後付けしてよいかどうか事前に確認することが大切です。

賃貸でもウォシュレットの取り付け自体は可能ですが、大家さんや管理会社の許可を得ずに勝手に工事や取り付けを行うのは避けましょう。

なぜなら、基本的にトイレなどの設備は物件の所有者(貸主)の管理下にあるため、無断で変更すると契約違反になる可能性があります。

許可さえもらえれば、自分でウォシュレットを後付けするDIY作業に挑戦することもできますし、必要なら業者に取り付けを依頼することもできます。

賃貸で後付けする際に気を付けたいのは、退去時には原状回復が求められる点です。

取り外した元の便座は捨てずに保管しておき、退去時にはウォシュレットを外して元の便座に戻せるようにしましょう。

もし原状に戻せないと、敷金から交換費用を差し引かれたり、別途請求を受ける可能性があります。

また、賃貸ではできるだけ壁に穴を開けたり大掛かりな工事をしない方法で設置することも重要です。

例えばリモコンは粘着シールで貼り付けるタイプを使うなど、工夫すると良いでしょう。

ウォシュレット選びのポイント

ウォシュレットを後付けしようと決めたら、次はどの製品を選ぶかです。

価格から機能までさまざまな種類がありますが、初心者の方は次のポイントに注目すると選びやすくなります。

ウォシュレットを選ぶ際のポイント
  • 価格帯・機能
  • メーカーごとの特徴
  • リモコンのタイプ

価格帯・機能

ウォシュレットの価格はピンからキリまであり、安いものは約2万円前後、高いものでは10万円以上するモデルもあります。

価格によって搭載されている機能が異なりますので、ご予算と必要な機能のバランスを考えて選びましょう。

価格帯と機能
  • 基本的な機能:おしり洗浄・ビデ洗浄、温水の温度調節、水圧調節、ノズル位置調節、暖房便座(便座ヒーター)、脱臭機能など。これらは比較的安価なモデル(2~5万円程度)でも備わっていることが多い機能です。
  • 充実した機能:自動ノズル洗浄、温風乾燥、自動脱臭、蓋の自動開閉、リモコンによる便器洗浄(オートクローズ&オート洗浄)など。高価格帯モデル(5~10万円以上)に搭載されることが多く、あると便利ですが必須ではない機能も含まれます。

初めてウォシュレットを導入する場合、まずは必要最低限の機能が揃ったスタンダードモデルでも十分快適に使えるでしょう。

特に「おしり洗浄の水温・水勢が調節できる」「便座が冷たくならないよう暖房できる」といった基本性能は、どのモデルでも押さえておきたいポイントです。

なお、ウォシュレットの温水の作り方にも種類があります。

主に瞬間式とは、水を使う時に瞬時に加熱して温水を作る方式のこと瞬間式と貯湯式とは、水をタンクに溜めて温めておく方式のこと貯湯式の2タイプがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

瞬間式はタンクが不要で連続して温水を出せ、省エネですが本体価格が高めです。

一方、貯湯式は本体価格が安く構造もシンプルですが、常にお湯を保温するため待機時の電力消費が大きく、長時間連続で使うとお湯がぬるくなる場合があります。

現在販売されている家庭用ウォシュレットの多くは貯湯式ですが、上位モデルになると瞬間式を採用したものも増えています。

メーカーごとの特徴

ウォシュレット(温水洗浄便座)は各社から発売されており、有名どころではTOTO(ウォシュレット)、LIXIL(INAX)(シャワートイレ)、Panasonic(ビューティ・トワレ)が三大メーカーと言えるでしょう。

それぞれに特徴はありますが、基本的な機能に大きな差はありません。

お使いの便器のメーカーと合わせて選ぶとデザイン的な統一感がありますが、必ずしも同じメーカーで揃える必要はなく、サイズさえ合えば他社製のウォシュレットを取り付けることも可能です。

強いて特徴の違いを挙げるなら、TOTOはウォシュレットの元祖だけあって信頼性や耐久性で定評があります。

シンプルで使いやすいモデルが多く、日本中のトイレで採用されている実績があります。

LIXIL(INAX)は「シャワートイレ」の名称で独自機能を搭載したモデルを展開しています。

おしり洗浄に空気を混ぜてやわらかな当たり心地にする技術や、便座の着脱がワンタッチでできる機構など、お手入れ性や快適性を追求した製品があります。

Panasonicは家電メーカーらしく、スタイリッシュなデザインと高機能モデルに強みがあります。瞬間式の技術や独自の脱臭・除菌機能(ナノイー技術搭載モデルなど)を持つ製品もあり、ハイエンド志向の方に人気です。

また、Panasonic製は比較的コンパクトで、省スペースのトイレにも設置しやすいとの声もあります。

この他にも、東芝や日立などが過去に温水洗浄便座を製造していましたが、現在の主要メーカーは上記3社に集約されています。

迷った場合は、店頭やネットの口コミで評価が高いモデルや、ご自宅のトイレと同じメーカーのものを選ぶと大きな失敗は少ないでしょう。

リモコンのタイプ

ウォシュレットの操作方法にも違いがあります。

リモコンのタイプは大きく分けて、本体の横に操作部が付いている「袖リモコン型」と、壁に取り付ける「壁リモコン型(独立リモコン型)」の2種類があります。

ウォシュレットのリモコンのタイプ

袖リモコン型はウォシュレット本体の側面にボタン操作板が付いているタイプです。便座と一体化しているため、電池交換の必要もなく壁に設置する工事も不要です。

その分、導入が手軽で価格も比較的安価なモデルが多いのがメリットです。賃貸などで壁に余計なものを取り付けたくない場合にも向いています。

ただし、リモコンが便座横にある分だけ本体の横幅が広くなり、体をひねって操作しなければならない場合もあります。

またボタン部分が使用中に汚れやすい位置になるというデメリットも覚えておきましょう。

壁リモコン型は文字通りリモコンを壁面に設置して使うタイプです。

リモコンが独立しているため、便座側はスッキリとして見た目がスマートです。操作部が手元(壁側)にあるので姿勢を大きく変えず直感的にボタンを押せますし、便座横に比べ汚れにくくお手入れもしやすいです。

その代わり、リモコンを固定するためにネジや両面テープで壁に取り付ける必要があります(賃貸では原則ネジ留めは不可なので粘着テープ利用になるでしょう)。

また、高機能なモデルに採用されることが多いため、壁リモコン型のウォシュレットは比較的価格が高めです。

機能充実型を求めるなら壁リモコン型、手軽さやコスト重視なら袖リモコン型、と考えて選ぶと良いでしょう。

ウォシュレットを後付けする際の手順

ここからは、実際にウォシュレットを後付けする手順を説明します。

初めてでも順を追って作業すればDIYで取り付け可能ですが、水や電気を扱うので慎重に行いましょう。

必要な道具

まず、準備する道具を確認します。

ウォシュレット本体以外に、以下のような工具類を用意しておきましょう。

ウォシュレットの後付けに必要な道具
  • プラスドライバー(ネジを締めるのに使用)
  • マイナスドライバー(止水栓を回すのに使用)
  • スパナまたはレンチ(ナットを締めるのに使用)
  • 便座取り外し工具(現在ついている便座の固定ナットを外すための器具。無ければプライヤーやレンチで代用可)
  • モンキーレンチ(サイズ調整ができるレンチ。あると作業がしやすい)
  • ウォーターポンププライヤー(配管作業用のプライヤー。固着したナットを回すのに便利)
  • 雑巾やタオル(給水管を外した際に残った水がこぼれるので拭くため)
  • バケツ・ボウル(タンク内の残り水や外したホースから水が滴る場合に受ける容器)

基本的にはドライバー類とスパナがあれば対応できますが、古い便座のナットが固く締まっている場合もありますので、モンキーレンチやプライヤーがあると安心です。

また作業中に水が多少漏れることがありますから、タオル類も忘れず準備してください。

ウォシュレットの取り付け手順

道具が揃ったら、以下の手順でウォシュレットを取り付けていきましょう。安全のため作業中はゴム手袋をすると良いです。

ウォシュレットの取り付け手順
  1. 止水栓を閉め、水を止める:トイレの給水を止めます。壁や床にある止水栓(先述の水を止める小さなバルブ)をマイナスドライバーで右に回し、水が流れないように閉めてください。念のためトイレの水を一度流してタンク内の水を空にし、給水が停止していることを確認します。
  2. 既存の便座を取り外す:今ついている古い便座(またはフタと便座のセット)を取り外します。便座の付け根を見ると、左右にネジやボルトで固定されています。下側にナットがある場合はスパナやレンチでナットを押さえながら、上部のボルトをプラスドライバーで緩めましょう。便座固定ナットを回す専用工具が付属している場合もあります便座取り外し工具があればそれを使ってナットを回します。ネジを外すと便座とフタが丸ごと取り外せます。
  3. ベースプレート(取り付け金具)を設置する:新しいウォシュレット本体を載せるためのベースプレートを便器に取り付けます。先ほど便座を外したときと同じ穴に、ウォシュレット付属の取り付け金具をセットし、付属のボルトやナットでしっかり固定してください。ベースプレートの向きや位置は、説明書に従いながら誤りのないように調整します。
  4. 分岐金具を給水管に取り付ける:次に、水道の配管にウォシュレット用の分岐を取り付けます。止水栓付近からトイレタンクに伸びている給水管(フレキシブルホース)を外します。スパナでナットを緩め、ホースを外しましょう(多少水が垂れるのでタオルで受けてください)。外した部分にウォシュレット付属の分岐金具(T字金具)を間にかませるように取り付けます。まず止水栓側と分岐金具を接続し、その先に今までタンクへ繋がっていたホースを分岐金具のもう一方の口につなぎ直します。各接続部のナットはスパナできちんと締めて、水漏れしないようにします。
  5. ウォシュレット本体を設置する:準備ができたら、いよいよウォシュレット本体(便座一体型ユニット)を取り付けます。先ほど固定したベースプレートに対し、ウォシュレット本体をスライドさせて差し込みます。カチッと音がしてロックがかかれば正しくセットされています。機種によっては最後に固定ネジを締めるタイプもありますので、説明書に従って取り付けましょう。
  6. 給水ホースを接続する:ウォシュレット本体に水を供給するため、分岐金具から伸びているウォシュレット用給水ホースを本体の給水口に取り付けます。こちらも接続部分のナットを確実に締めておきます。ホースが折れ曲がったり無理な力がかかっていないか確認してください。
  7. 止水栓を開け、漏れがないか確認:全ての取り付けが完了したら、止水栓を左にゆっくり回して開き、水の供給を再開します。タンクに水が溜まり始め、同時にウォシュレット本体にも水が送られます。ホース接続部や分岐金具の周辺から水漏れがないか注意深くチェックしましょう。少しでも漏れているようなら一度水を止め、ナットを増し締めするか接続をやり直してください。
  8. 電源を入れて試運転:最後にウォシュレット本体の電源プラグをコンセントに差し込みます(漏電防止のため、水漏れがないことを確認してから行いましょう)。リモコンや操作部でおしり洗浄などのボタンを押し、試運転を行います。通常、ウォシュレットは人が座っていないと作動しない安全機能がありますので、付属の試運転用のシートや検知センサーを指で覆うなどして動作確認をしてください。ノズルから水が出て洗浄できるか、温水がちゃんと出るか、問題なく動作すれば取り付け作業は完了です。

以上が基本的な取り付け手順です。

初めてでも順番に進めればウォシュレットのDIY取り付けは可能ですが、途中で不明点が出たら無理をせず取扱説明書をよく読み直すか、メーカーのサポートに問い合わせましょう。

また、作業所要時間はだいたい1~2時間程度ですが、不安な場合は平日の昼間など水道業者に連絡しやすい時間帯に作業すると安心です。

ちなみにウォシュレットの取り付けに関してはこちらの記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

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ウォシュレットを後付けする際の注意点

ウォシュレットを自力で後付けする場合、いくつか注意しておきたいポイントがあります。トラブルを防ぐためにも、以下の点に気を付けてください。

ウォシュレットを後付けする際の注意点
  • 水漏れ・漏電リスク
  • 保証・アフターサービスがない

水漏れ・漏電リスク

最大の注意点は水漏れと漏電のリスクです。

配管の接続が不十分だったり、ナットの締め忘れがあると、後からジワジワと水が漏れて床が水浸しになる恐れがあります。

最初は漏れていなくても、数日経って緩んでくる場合もありますので、取り付け後しばらくは念入りに様子を確認しましょう。

特に設置直後は床に新聞紙やキッチンペーパーを敷いておくと、万一の水滴にもすぐ気付けるのでおすすめです。

また、ウォシュレットは電化製品ですので漏電にも注意が必要です。水漏れによって電気系統に水がかかるとショートして故障したり、最悪の場合感電や火災につながる可能性もあります。

必ずアース線(接地線)をコンセントに接続し、浴室等と共用のユニットバスの場合は漏電ブレーカー付きのコンセントを利用してください。

コードを傷つけたり無理に曲げたりしないよう配線にも気を配りましょう。

万一「焦げ臭い臭いがする」「動作がおかしい」など異常を感じたらすぐ電源を抜いて専門家に相談してください。

保証・アフターサービスがない

DIYでウォシュレットを取り付ける場合、工事業者に依頼するときのような施工保証が基本的にありません。

つまり、作業ミスで設備を壊してしまったり、水漏れで家財に被害が出ても、それを補償してくれる保険や保証はないということです。

メーカーの保証はあくまで製品自体の故障に対するもので、取り付け作業の失敗による損害まではカバーしてくれません。

そのため、DIYで後付けする際は自己責任となる点を認識しておきましょう。

特に賃貸住宅の場合、自分のミスで階下への水漏れ事故などを起こしたら賠償責任が発生するケースもあります。

不安がある場合は無理せずプロの業者にお願いするのも一つの選択です。

業者に依頼すれば施工に関する保証が付いたり、万一のトラブルにも対応してもらえる安心感があります。

ウォシュレットの後付けにかかる費用相場

ウォシュレットを後付けする際の費用は、「ウォシュレット本体の価格」+「取付工事にかかる費用」で考えます。

DIYで取り付ける場合は工事費はかかりませんので本体価格のみ、業者に依頼する場合は本体価格に加えて工事費用が必要になります。

まずウォシュレット本体の価格ですが、前述のとおり機能やブランドによって幅があります。

シンプルな普及モデルなら新品で15,000~30,000円程度、高機能モデルでは50,000~100,000円以上するものもあります。

最近は量販店のセールやネット通販でも安く購入できるので、狙い目のモデルが決まっているなら価格比較サイトなどで最安値を調べてみると良いでしょう。

次に工事費用ですが、取り付け作業だけを業者に頼む場合、おおよそ15,000~20,000円前後が相場です(地域や業者によって多少異なります)。

これは既存便座の取り外しとウォシュレットの取り付け作業の料金イメージで、特殊な工事が伴わなければこの範囲に収まることが多いです。

ただし、トイレにコンセントがなく電気工事(コンセント増設)が必要な場合は別途費用がかかります。電気工事費用は約20,000~50,000円程度が目安です。

総合すると、DIYで取り付けるなら約2~10万円(本体代)、業者に依頼するなら約3.5~12万円(本体代+工事費)程度がウォシュレット後付けにかかるトータル費用と考えておけば良いでしょう。

選ぶ機種や工事内容によって上下しますが、事前に予算の範囲を決めておくと機種選びもしやすくなります。

ウォシュレットの後付けを依頼する業者の選び方

「自分で取り付けるのはやっぱり不安…」という場合は、プロの業者に設置をお願いするのが安心です。

最後に、ウォシュレット後付け工事を依頼する際の業者選びのポイントを紹介します。

ウォシュレットの後付けを依頼する際の業者の選び方
  • 水道局指定業者
  • 保証・アフターサービス
  • 口コミ・評判

水道局指定工事業者

まず注目したいのが、その業者が水道局指定工事店かどうかです。

水回りの工事は各自治体の水道局から指定を受けた業者(指定工事業者)であれば、一定の資格と技術を持つプロである証です。

指定工事店は水道工事に必要な国家資格を持った作業員が在籍しており、施工実績も豊富です。

水道局指定工事店の条件

もちろん指定を受けていない業者でも腕の良いところはありますが、素人では判断が難しいですよね。

初めて依頼するならば、地元の水道局指定業者や、大手リフォーム店・家電量販店が提携する工事業者に依頼するのが安全策と言えるでしょう。

保証・アフターサービス

ウォシュレットの取り付け工事について、保証やアフターサービスの有無も確認しておきましょう。

工事後一定期間内に不具合が発生した場合に無償で対処してくれるか、水漏れなど万一のトラブル時にどのような対応をしてもらえるか、といった点です。

例えば、取り付け後1年間の施工保証が付く業者もありますし、ウォシュレット本体を業者経由で購入した場合は5年程度の延長保証サービスが付くケースもあります。

また、何かあったときすぐ駆け付けてくれるサポート体制があるかどうかも安心材料です。

工事料金が極端に安い業者だと保証が一切無いこともありますので、料金だけでなくアフターケアも含めて比較検討しましょう。

口コミ・評判

実際に工事を依頼する前に、業者の口コミや評判をチェックすることも大切です。

今の時代、インターネットで業者名を検索すれば利用者のレビューや評価が見つかることがあります。

「対応が丁寧だった」「説明がわかりやすかった」「価格が明瞭で安心できた」など高評価が多ければ信頼しやすいですね。

逆に「連絡がつきにくい」「作業が雑だった」「追加料金を請求された」など悪い評判が目立つ業者は避けた方が無難でしょう。

ただし、ネット上にある匿名の口コミの中には業者が自作自演で書き込みを行うこともありますので、その点は注意が必要です。

自作自演の口コミ

また、周囲に実際ウォシュレット取り付けを業者に頼んだことがある知人がいれば、直接感想を聞いてみるのも参考になります。

口コミはあくまで一意見ですが、複数の情報源を確認して総合的に判断すると良いでしょう。

まとめ

ウォシュレットの後付けは、ポイントを押さえれば決して難しい作業ではありません。

トイレの形状や電源コンセントの有無など事前にチェックすべき条件を確認し、適切なウォシュレット製品を選べば、多くのご家庭で快適な温水洗浄便座ライフを実現できます。

DIYが得意な方やチャレンジしてみたい方は、必要な道具を揃えて手順に沿って作業すれば、自分で取り付けることも可能です。その際は水漏れや漏電に十分注意し、落ち着いて作業を行いましょう。

一方で、不安がある場合や賃貸で確実に原状回復したい場合などは、無理せず専門業者に依頼するのも賢明です。費用はかかりますが、その分安心と時間の節約になります。

ウォシュレットを後付けすることで、毎日のトイレがぐっと快適になりますので、この記事を参考に、ぜひ適切な方法でウォシュレットを取り付けてみてください。

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