「資格の学校TAC[タック]」がおすすめする、ビジネスマンが今取るべき資格とは?今回は、ビジネスの現場でニーズの高い4資格について紹介する。
合格・不合格ではなく、リスニング問題100問、リーディング問題100問の計200問を約2時間で答えるマークシート方式の一斉客観テストだ。英語初級者から上級者まで受験資格はなく、誰でも受験することが可能。日本では年間延べ248万人もの人が受験する英語の試験(2017年度)だ。
このような状況で取得スコアは高ければ高いほうが望ましく、とりわけ国際部門への異動や海外駐在等を希望するようなら、より高いスコア取得を目指す必要があると言えるだろう。主に日常生活や会社におけるやり取りやドキュメントに関する問題が出題されるため、TOEIC® L&R TEST向けに学んだ英語はビジネスシーンで役立つのも魅力である。
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*L&R means LISTENING AND READING.
「ヒト・モノ・カネ・情報」という経営資源に関する知識を横断的に有するので、特定の分野に特化するスペシャリストでは欠けてしまうような全体的な視点を補う、最強の“ゼネラリスト(オールマイティー・プレイヤー)”として、社会を取り巻く環境が厳しさを増す中でその需要は確実に高まっている。この資格の魅力は、単なる知識やスキルに留まらない。中小企業診断士の試験合格のためには、企業が直面する課題・問題解決のために論理的に考え思考を整理する「ロジカルシンキング」を身につけなければいけない。ロジカルシンキングのスキルは、日常のビジネスシーンや人間関係においても使える思考法であり、キャリアアップ・キャリアチェンジを図るには必要不可欠なものといえよう。
また、試験合格後は実務補習を受講、あるいは実務に従事しなければ診断士の登録申請を行うことができない等、きわめて現場での有用性を意識していることも魅力。これらの活動によって他資格保有者や行政機関・企業とのつながりも増え人脈が広がることも期待できそうだ。
また、国家資格でもある社会保険労務士には「独占業務」があるという魅力もある。これは社会保険労務士でないと遂行できない業務があるということで、具体的には (1)労働・社会保険諸法令に基づく申請書の作成・提出に関する手続代行などの「申請手続等業務」や、(2)就業規則や労働者名簿・賃金台帳などの「帳簿書類等の作成業務」などである。人事・労務分野に関する様々なコンサルティングを行うことについても近年ニーズが高まっており、今後さらに活躍の幅が広がることが予想されている。
人事や総務などの直接に社会保険労務士の資格が活かせる部署でなくとも、労働基準法をはじめ健康保険・厚生年金・雇用保険などはビジネスマンとして知っておくべき知識。「自分の仕事とは直接関係ない」と思う前に一度学習を始めてみて損はない資格と言える。また、約半年~2年程度と短期学習での合格が目指せる点も魅力が大きい。
長引く低金利環境の中、積極的な資産運用へのニーズが増大し、金融や不動産業界などを中心に、富裕層をターゲットとしたビジネスチャンスが拡大。そのため多くの企業で、資産運用や相続など「お金」に関する知識・スキルの重要性が高まっている。そんな中、注目を集めているのがFPの知識だ。顧客の資産を取り扱う業界においては、6分野すべての知識が、高いレベルで顧客ニーズに応えるために役立つはずだ。
また、景気に回復傾向はあるものの暮らし向きはまだまだ満足できる状態ではなく、将来の不安を払拭するには至らないというのが現状だ。将来設計において自己責任が求められる中、iDeCoやNISAなどの優遇制度を最大限に活用するなどして資産運用を行い将来に備えなければならない。その際に強い味方になってくれるのがFPの知識だ。資産運用や税、年金など「お金」に関する幅広い知識をフル活用することで、老後の備えや将来の夢を実現するための準備に充てることができる。
FP資格には国家資格のFP技能士(3・2・1級)と民間資格のAFP・CFP®がある。ただ、国家資格の3級試験は基本を学ぶのには有益だが、合格率が非常に高く社会的な評価は高くない。最終目標は、より実践的で役に立つ2級以上に設定し、着実なステップアップを狙いたい。また民間資格のAFPや上級ライセンスのCFPは、どちらも社会的な評価が高く、特にCFPは国際FP資格として認知されている。1級やCFPを取得していれば、「お金」のプロとして評価され、セカンドキャリアの武器としても効果ありだ。
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