Cloud & Messaging day(クラウド・アンド・メッセージング・ディ)は、企業ユーザー、通信事業者、官公庁等、インターネット電子メール通信に関わるあらゆるプレーヤーにご参加いただき、セキュリティの最新動向について情報共有の場をご提供するイベントです。
第4回目となる今回は、迷惑メール・フィッシィング・標的型攻撃などへの対策として、ワールドワイドで現在どのようなセキュリティ技術が検討され、実施されつつあるのか、M3AAWGで活躍する識者として、米国の大手ISP(Comcast社)のセキュリティ管理者であり、M3AAWGのチェアマンであるSeverin Walker氏、CAUCE(Coalition Against Unsolicited Commercial Email)の創設者であり、国際的なAnti-Spam活動家である Neil Schawartzman氏など、名だたるメンバーを招聘し、最新動向をご紹介いただきます。
また、翻って日本の現状や取り組みについて、日本の電子メールセキュリティにおいてリーダシップを取っている、迷惑メール対策委員会のリーダーである、櫻庭秀次氏から、DMARC、SMTP-STS(Strict Transport Security)、DANE(DNS-Based Authentication of Named Entities)の導入状況などを中心にお話しいただきます。
・M3AAWG(Messaging, Malware and Mobile Anti-Abuse Working Group)は2004年に設立された、迷惑メールについて世界規模で対策を検討する団体です。M3AAWGで検討された対策は、メールセキュリティに関して基本対策として全世界に普及され実施されます。
・IAjapan 迷惑メール対策委員会 (一般財団法人インターネット協会 迷惑メール対策委員会)は日本における、迷惑メールの対策を検討する団体であり、日本のメールセキュリティの見識者の集まりです。
10:00~10:30
10:30~10:40
10:40~11:40
講師プロフィール
CAUCE エグゼクティブディレクター
M3AAWG Awards Committee 議長
Schawartzman氏は、1995年以来、スパム対策に取り組み、多くの貢献を行ってきました。同氏はCAUCE Canadaの創設メンバーの1人であり、エグゼクティブディレクターを務めており、カナダ連邦タスクフォースのスパムと米国連邦通信 委員会のCSRICネットワーク濫用保護ワーキンググループにも貢献しています。 彼は現在、M3AAWG賞委員会の議長を務めています。彼からは、今後のインターネット電子メール通信にとって重要な問題点である、プライバシー保護拡大の動きが迷惑メール対策にどのような影響を及ぼしていくか等、これから日本でも問題になっていくであろう電子メールの問題について語っていただきます。
11:40~12:40
講師プロフィール
M3AAWG Collaboration Committee chair
Cloudmark Senior Director of Engineering and Threat Research
M3AAWGのコラボレーションコミッティのチェアであり、Cloudmark社のエンジニアリングシニアディレクターである彼女はインターネットメッセージングとセキュリティで14年以上の経験を持っています。彼女は、Cloudmarkのコンテンツフィルタリング技術、送信者レピュテーションサービス、脅威インテリジェンスデータシステムの研究開発を監督しています。 Cloudmark迷惑メール対策フィルターは、世界中のサービスプロバイダと70,000社の企業で、10億件を超えるメールボックスで利用されています。彼女からは、現在、米国およびワールドワイドで議論されているセキュリティの高い電子メール通信技術について解説します。
12:40~13:30
13:30~14:30
講師プロフィール
DMARC.org エグゼクティブディレクター
LinkedIn Email シニア システムズ エンジニア
Steven Jones氏はDMARC.orgのエグゼクティブディレクターとしてDMARC技術の開発と普及のために精力的に活動しています。以前はBank of Americaのインターネットメールの責任者として、大企業の電子メールインフラのセキュリティに長年の経験をもち、現在は、LinkedInのEmail シニア システムズ エンジニアとして、電子メールを活用するネット型企業のセキュリティ事情に精通しております。 なりすましメール対策のキーとなるDMARC技術の最新アップデートとワールドワイドでの普及状況などについて解説します。
14:30~15:30
講師プロフィール
M3AAWG Messaging and Technical Committees 共同議長
Comcast社 Compliance Operation Data and Engineering シニアマネージャー
Severin Walker氏は、Comcastのメッセージセキュリティとインシデント対応の分野で15年以上の経験を持っています。 ウォーカー氏は、より安全なインターネットに貢献するだけでなく、顧客体験を向上させるためにいくつかの取り組みに取り組んできました。 現在のエンジニアチームは、ベストプラクティスを適用し、顧客を攻撃から守るプラットフォームを開発し、維持しています。 Walker氏は、M3AAWGでIPv6経由の配信やメールボックスプロバイダのポリシーなどのトピックについて発表しました。 彼は現在、M3AAWGのメッセージングと技術委員会の議長を務めています。 Walker氏は、M3AAWGが何百もの主題専門家が協力するための審査済みの機密スペースを提供するため、M3AAWGがインターネットセキュリティの不可欠な部分であると考えています。今回は、米国の最大級ISPにおいて顧客のセキュリティをどのように守っているか、また問題が発生したときにどのように対応しているか、実例を交えてお話しします。
15:30~15:45
15:45~16:45
講師プロフィール
(株)インターネットイニシアティブ
ネットワーク本部 アプリケーションサービス部 担当部長
(一財)インターネット協会 迷惑メール対策委員会 委員長
迷惑メール対策推進協議会 座長代理
櫻庭氏は、長年にわたり迷惑メール対策推進協議会、迷惑メール対策委員会において、リーダーとしとして、日本の迷惑メール対策技術の普及に尽力してきました。M3AAWGにも積極的に参加し、ワールドワイドのセキュリティ対策の情報共有を積極的に行う中で、メールのなりすましを防ぐために最重要となる技術であるDMARCの技術の日本での普及に貢献しています。世界の中で日本の電子メールセキュリティをどのように進めていくべきか、解説していただきます。
16:45~17:45
17:45~18:00
開催日程 | 2017年11月27日(月)10:30~18:00(受付開始 10:00) |
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セミナー会場 | 東京コンファレンスセンター・品川 |
参加費 | 無料 |
定員 | 100名 |
お申込み |
こちらからご応募ください。お申込みページへ遷移します。 |
申し込み締切日 | 2017年11月24日(金)15:00まで |
主催 | 株式会社TwoFive |
協賛(予定) | Cloudmark,Inc |
後援(予定) | JIPDEC / 一般財団法人 日本情報経済社会推進協会 IAjapan/ 一般財団法人 インターネット協会 |
協力 | 株式会社マイナビ ニュースメディア事業部 マイナビニュースセミナー運営事務局 |
お問い合わせ | 株式会社TwoFive 担当者:谷口 電話:03-5704-9948 メール:info@twofive25.com |
※セミナーの講演者や講演内容、講演時間は都合により変更となる場合がございますのであらかじめご了承ください。