自宅リフォームの第一歩は「無料見積もり比較サイト」
リフォーム検討中の方へ。いきなり1社と話を進めるのではなく、まずは複数社の見積もりをもらうのが賢い選択肢。複数の見積もりをとればリフォーム内容や費用を比較した上で具体的にリフォームを検討できます。
以下でリフォームの見積もりに便利なサイトを2つ紹介します。無料で複数社の見積もりがもらえます。全国対応なので、どこにお住まいの方も利用できます。
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住宅の築年数が10年を過ぎると、劣化が気になってキッチン(台所)のリフォームを検討し始める方は多くいらっしゃいます。劣化はしていないものの、家事動線が悪くてキッチンを変えたい方もいるでしょう。近年は中古物件を購入し、リフォームして住む家庭も増えました。
「キッチンのリフォームをしたい」そう思ったときに気になる項目のひとつが費用相場です。リフォームは決して安くはないため、慎重に計画を進めたいもの。できれば費用を抑えてリフォームしたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、キッチンリフォームの相場や費用を格安にする方法、利用可能な補助金について解説します。この記事を参考に、必要最低限の費用で最高のキッチンにリフォームしていきましょう。
キッチンリフォームの費用相場
キッチンのリフォームをしたいものの、費用の相場がどれくらいなのか不安に感じていませんか。キッチンリフォームの相場感は、壁付け型、対面型などキッチンの種類や、スタンダード、ハイグレードなどキッチンそのもののグレードによって変わります。
思い描いている予算でもキッチンのリフォームが可能かもしれません。ここで、キッチンリフォームの費用相場を解説します。
部分的な工事は50万前未満
キッチン全体でなく、コンロや換気扇、食洗器などの部分的な工事であれば、予算が50万円未満でもリフォーム可能です。
▼費用50万円未満のキッチンリフォーム例
- ガスコンロや古い型の電気コンロをビルトインタイプのIHクッキングヒーターに入れ替える
- 換気扇(レンジフード)の部品もしくは本体を新しいものに交換する
- ビルトイン食洗機を設置する
- 旧式の食洗機を新型に変える
間口が90cmから150cm程のスペースに設置するコンパクトキッチンであれば、費用50万円で交換できるケースもあります。
ただし実際の費用は、どのような製品を導入するか、どういった工事を実施するかによって相場から大きく変わります。たとえば商品価格が50万円近いIHクッキングヒーターを取り付ける場合、工事費などの費用が別途必要です。この他に電気やガスの工事が必要な場合も追加で費用が発生するため、予算の計画を練る際は念頭に置いておきましょう。
キッチン全体のリフォームは50~150万円
キッチン全体をリフォームする場合の費用の相場は、50万円から150万円です。実際の費用は部分的なリフォームと同じく、工事の内容やキッチンの形状、グレードによって変動します。特に費用に大きく影響するのは「形状や配置」と「キッチンのグレード」です。
まずキッチンの形状や配置と費用について見ていきましょう。キッチンには壁に向いた壁付けタイプや対面タイプ、I字型、L字型、アイランドキッチンなどの種類があります。現在は壁付けのキッチンを、壁付けのままで新しくするなど、形状や配置を変更しない場合は相場からあまり変化はありません。I字型よりもL字型のほうが費用がかかる傾向にあります。
反対に壁付けのキッチンを対面にする、対面から壁付けに変更するといった場合は、先にお伝えした相場よりも費用が上がります。55万円から200万円を相場だと考えておきましょう。
さらにキッチンのグレードによっても費用が上下します。グレードとは等級のことで、キッチンは素材や大きさ、機能などによって「シンプル」、「スタンダード」、「ハイグレード」というランクが付けられています。同じI字型キッチンでも、グレードがシンプルであれば本体価格だけで50万円から80万円、ハイグレードであれば70万円から120万円が相場です。
大規模な工事の場合は150万円を超えることも
キッチンのリフォーム工事は大規模になればなるほど費用は高くなります。壁付け式を対面式に変更する、別の場所へキッチンを移設するなどの変更は、電気やガス、配管、壁などの工事を伴うことも。そうなるとどうしても大がかりな工事となり、費用が150万円を超えるケースも少なくありません。
▼費用150万円以上のキッチンリフォーム例
- キッチンとダイニングの間の壁も工事して対面式キッチンにする
- キッチンの配置を変えてアイランドキッチンにする
- I字型キッチンから大きなカウンター付きのU字型キッチンにする
前述の通りキッチンのグレードによっても費用は変わり、ハイグレードなキッチンには製品価格だけでも150万円を超えるものもあります。どのような規模の工事となるのかだけでなく、取り入れたいキッチンのグレードも考慮して予算を考えてみましょう。
キッチンリフォーム費用の内訳
ここまで大まかな相場や予算の目安を紹介しました。ここからはキッチンリフォーム費用の内訳について詳しく見ていきましょう。
リフォームの計画が進むと契約の前に業者から見積書をもらいます。普段はあまり見ることがないため、ここにどのような金額が書かれているか気になる方もいるのではないでしょうか。
見積書に書かれている費用は大きく分けて以下の3つです。
- キッチン本体の費用
- 工事費
- その他の材料費
ここでそれぞれ詳しい内容を解説します。
キッチン本体
見積もり金額の大部分を占めるのがキッチン本体の費用です。摘要欄や内容欄にキッチンの種類や名前、型番などが記載されており、そこに費用も併記してあります。シンクやコンロ、天板、キャビネットなどが一体となっているシステムキッチンなら、費用を一括で記載しているケースも多いです。
キッチン本体の費用は前述のキッチンのグレード以外に、扉材などの素材の選び方、コンロなどの機能性によっても変動します。オプション変更できる部分はどのような価格帯になっているのか、あらかじめ確認してから選ぶようにしましょう。
工事費
キッチン本体の費用と別に発生するのが工事費です。一言で工事費といっても、キッチンリフォームにあたってはさまざまな施工が必要となります。
▼キッチンリフォームの工事費
- 仮設工事費:事前の養生や工事後のクリーニングなど準備や片付けにかかる費用
- 解体工事費:現在のキッチンを取り外し廃棄する費用
- 木・内装・電気・衛生設備工事費:壁や床、天井、電気工事、配管工事の費用
- キッチン取り付け費用:キッチン本体を設置する費用
古いキッチンの廃棄費や配管工事費は、上記の内訳に含まれるケースと別途記載されるケースがあります。あとから請求される場合もあるため、記載が見当たらない場合は、見積もりにきちんと含まれているかどうかを事前に確認しておきましょう。
その他の材料費
キッチンのリフォームでは、古くなった床材や汚れの目立つ壁を新しくすることも珍しくありません。キッチン本体の交換に合わせて床や壁、天井、キッチンパネルなどを変える場合は、必要な材料の費用が別途発生します。
キッチンの配置変更に伴って床を張り替える場合、その面積が大きければ大きいほど材料費および工事費は高額に。言うまでもないかもしれませんが、必要な材料が増えれば増えるほどその他の材料も増えると認識しておきましょう。
キッチンリフォームの費用をなるべく格安にする方法
今までもこれからも何十年と使う可能性のあるキッチンですが、リフォームは決して安い買い物ではありません。できれば安い費用でリフォームしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし業者から見積書をいただいた後で「安くしてほしい」と言っても、なかなか難しいのが実情です。
キッチンのリフォームを格安にするには、見積書をもらう以前にやっておきたい方法があります。リフォームの価格をなるべく抑えたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
リフォームの対象範囲を狭める
キッチンのリフォーム費用を安くしたいと思ったら、当初の計画からリフォームの対象範囲を狭めることを検討・相談してみましょう。リフォームする対象を減らしたり、グレードを落としたりすることも検討の余地があります。
業者へ相談する前に、具体的な妥協点をきっちりと決めておくことが大切です。たとえば「床や壁のリフォーム範囲はここまでなら狭められる」、「キッチンのグレードはここまでなら落とせる」といった基準を決めておきましょう。明確な希望をきちんと伝えられれば、業者もコストダウンの相談に対応しやすくなります。
素材やオプション機能を見直す
前述の通り、リフォーム費の大半はキッチン本体が占めています。もしキッチンにオプションをたくさん付けている場合は、内容を見直してみましょう。
たとえば水栓金具にオプションで浄水器を取り付ける場合、浄水器のグレードを確認してみてください。高性能な製品だと数十万円もかかるものもありますが、グレードにこだわらなければ数万円で付けられます。
素材の見直しも手段のひとつ。たとえば扉材や取っ手の素材は、オレフィン化粧板やメラミン化粧板、天然木などの種類から選べる場合があります。天然木は高価ですが、機能性を見ると比較的手ごろなメラミン化粧板でも問題ありません。
キッチン天板の素材には天然石や人工大理石、ステンレス、タイル、樹脂などがあります。もっとも高価な素材は天然石、安価な素材は樹脂です。シンクも人工大理石などから選べますが、メンテナンスが楽なステンレスにすれば費用を抑えやすいでしょう。
このように機能性にこだわりつつも費用を抑えられる部分があるため、業者にも相談しつつ内容を検討してみてください。
【2022年】キッチンリフォームで使える補助金
リフォームの種類によっては、費用の一部を国や自治体が支給してくれる補助金があることをご存じの方も多いでしょう。しかしキッチンのリフォームに利用できる補助金はあるのでしょうか。
実はキッチンリフォームで使える補助金は存在します。要件によって20万円から最大250万円の補助を受けられる可能性があるため、利用すれば相場よりも安くリフォームできるかもしれません。
そこでここではキッチンリフォームで使える、国からの補助金制度について解説します。思ったよりも見積もり金額が高くて困っている方や、これから補助金について調べようと考えている方はぜひ参考にしてください。
こどもみらい住宅支援事業
こどもみらい住宅支援事業は、子育て支援と2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅新築およびリフォームに補助金を交付する事業です。主に省エネ関連のリフォームを対象としています。
申請は「こどもみらい住宅事業者」に登録した事業者がおこないます。補助金申請を検討している場合は「こどもみらい住宅事業者」に登録済みの業者に相談しましょう。
補助額
補助金の最低申請額は一戸あたり5万円です。上限額は、子育て世帯や若者夫婦世帯に該当するかどうか、また住宅購入を伴うか否かによって変わります。
- 子育て世帯とは:申請時点で、2003年4月2日以降に出生した子がいる世帯
- 若者夫婦世帯とは:申請時点で夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降生まれである世帯
子育て世帯や若者夫婦世帯が既存の住宅を購入してリフォームをおこなう場合は、一戸あたり最大60万円の補助を受けられます。住宅の購入を伴わない場合の上限は45万円です。
子育て世帯・若者夫婦世帯に該当しない一般世帯の場合、「安心R住宅」に指定された住宅を購入してリフォームをおこなうと一戸あたり最大45万円の補助を受けられます。安心R住宅の購入をしない場合の上限は30万円です。
対象工事
こどもみらい住宅支援事業の補助金対象の工事は、必ず実施しなければ補助を受けられないものと、それに付属で実施できるものがあります。
▼主となる対象工事
- 省エネ改修(玄関・勝手口・窓などの断熱工事、外壁・屋根・天井・床の断熱工事、エコ住宅設備の設置)
▼上記の工事と同時にすれば補助の対象となる工事
- 子育て対応改修
- バリアフリー改修
- 耐震改修
- 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
- リフォーム瑕疵保険の加入
換気扇を清掃しやすいものに変える、ビルトイン食洗器を設置するといったリフォームは「子育て対応改修」に当たります。そのため省エネ改修を伴うリフォームであれば、補助金の申請が可能です。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、質のよい戸建てや共同住宅をつくり、子育てに便利な環境の整備を目的とした補助金制度です。既存の住宅の寿命を伸ばすためのリフォームや、省エネ化、親子三世帯が住みやすい環境づくりも対象となります。
この制度を利用するには3つの要件をクリアしなければなりません。
- 工事前にインスペクション(現況調査)を実施し、指摘を受けた部分はリフォーム計画に盛り込む
- 維持保全計画とリフォーム履歴を作成する
- リフォーム工事後に規定の性能基準を満たす
書類の申請は事業者登録が完了した施工業者が実施します。
補助額
長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金は最大100万円、もしくは最大250万円です。この上限はリフォーム後の住宅の性能によって異なります。実際に得られる補助金は工事費の3分の1が目安となっていて、金額は工事の内容によって変動します。
対象工事
補助金の対象となるリフォーム工事は、原則「特定の性能を一定の基準まで向上させるもの」です。たとえば床下の防腐工事や断熱サッシへの交換、耐震性向上の工事、給水・排水管の交換などがそれに当たります。
また、性能向上工事以外に以下の工事も補助金の対象です。
- 三世代同居対応改修
- 子育て世帯向け改修
- 防災・レジリエンス向上改修
この中でキッチンリフォームに利用できるものは「三世代同居対応改修工事」です。複数世帯の同居を推進するための項目のため、住宅にキッチンか浴室、トイレ、玄関のうち2項目以上が複数個所ある必要があります。場合によってはキッチンやトイレなどを増設することになるでしょう。
キッチンリフォームの見積もりにおすすめなサイト3選
キッチンだけでなくどんなリフォームでも、見積もりは複数社からもらうようにしましょう。このようにすることでリフォーム内容はもちろん、費用にも納得できやすくなります。
そもそもリフォーム会社は、キッチンリフォームが得意な業者や内装のリフォームが得意な業者などさまざまです。キッチンリフォームを主としている業者であれば、独自の仕入れで費用を抑えられたり、効率よく少ない施工数で工事できるケースもあります。これらを確認するためにも複数社から見積もりを取ることが重要です。
複数社から見積もりを取るのは大変と感じているなら、見積もりサイトを活用してみましょう。ここで、キッチンリフォームの見積もりに便利なサイトを3つ紹介します。どれも全国から利用できるサイトのため、ぜひ活用してください。
ハピすむ
出典:ハピすむ公式サイト
「ハピすむ」は、サービス満足度94%※を誇る信頼感のある見積もり比較サイトです(※2020年8月自社調べ)。東証プライムに上場している株式会社エス・エム・エスが運営しています。提携しているリフォーム会社は約1,000社です。必要な情報を入力すると、リフォームに精通したコンシェルジュから電話があり、1000社から3社を厳選してくれます。
見積もりサイトには10社同時見積もりが可能な所もありますが、その中から1社を選ぶのは大変ですよね。「ハピすむ」は信頼できるコンシェルジュが厳選した3社から見積もりを取れるため、じっくり比較・検討できます。
土日祝日も対応してもらえるため、平日は忙しくて見積もり依頼をする時間のない人も利用しやすいサイトです。
リショップナビ
出典:リショップナビ公式サイト
「リショップナビ」は所要時間30秒の入力項目で、手軽に問い合わせできる見積もり比較サイトです。物件種別と郵便番号、電話番号を入力すると、担当窓口からすぐに電話が入ります。直接電話をかけて問い合わせもできるため、入力フォームへの記入が面倒なときや、疑問点をその場で問い合わせたいときにぴったりです。
提携しているリフォーム会社は一定基準をクリアした約1,500社です。この中から5社を紹介してもらえます。
万が一に備えられる独自の保証「リショップナビ安心保証」があるのも「リショップナビ」の特徴です。契約したリフォーム会社が倒産したときに、前払金の返還や別の業者の紹介などに対応してもらえます。
タウンライフリフォーム
100万人以上の利用実績のある見積もり比較サイト「タウンライフリフォーム」は、リサーチしつつ見積もりを進めたい方におすすめです。見積もり依頼をすると、無料でアイデア&アドバイス集、リフォームプランニング、PDF資料「成功するリフォーム7つの法則」などをもらうことができます。
申し込み時の入力項目はたくさんあるものの、もらえる資料の内容が充実しているため、さまざまな情報を仕入れたい方にもぴったりです。
提携のリフォーム会社は約470社と、少し心もとないかもしれません。しかしよいプランを思いついていないときは具体的なプランを提案してもらえるなどのサポートもあります。初めてのリフォームで知識が乏しい方、家に居ながらしっかり情報を仕入れたい方はぜひ利用を検討してみてください。
費用相場をしっかり把握した上でキッチンリフォームを検討しよう!
キッチンのリフォームの相場は50万円から150万円と決して安くはありません。徹底的にこだわれば数百万円かかるケースもあります。ただし50万円以下でも部分的なリフォームは可能です。どのようなリフォームなら費用面、内容ともに納得できるのかを吟味しましょう。
どうしても予算を抑えたいときは、リフォームの対象やキッチンの素材、オプションを見直してみてください。国の補助金制度「こども未来住宅支援事業」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」を利用できるケースもあります。
費用の内訳や補助金制度を理解してからキッチンリフォームの計画を進めれば、業者とのやり取りもスムーズになります。やり取りの齟齬が無くなり納得できるリフォームができるに違いありません。リフォーム費用を把握したら、ぜひ理想のキッチンを目指してリフォーム計画を進めてくださいね。