【FP相談】住宅ローンや家購入について悩んでいる人は必見！

住宅は一生に一度の買い物です。住宅ローンや家購入について専門的な知識を持つ人のアドバイスをもらいたいと考えている方も多いのではないでしょうか。また、新居取得にともなって教育資金や老後資金が残るのかなど、生活への影響が不安な方もいるかもしれません。

そのような人におすすめなのが、ファイナンシャル・プランナー（FP）への相談です。FPはお金に関すること全般に知識を持っているので、資産や給与の状況だけでなく、出産や子どもの進学といったライフイベント、将来の資産形成などを含めた提案をしてもらえます。

本記事ではFP相談のメリット、信頼できるFPの選び方、無料FP相談を活用する際の注意点などを解説しています。FPを上手に活用して、後悔のないマイホーム購入にしましょう。

FP相談は住宅ローンや家購入で不安を感じている人におすすめ！

住宅ローンや家購入に関する悩みを持っている方におすすめなのが、ファイナンシャル・プランナー（FP）への相談です。FPは日本FP協会が「家計のホームドクター」と呼ぶように、お金に関すること全般にアドバイスしてくれる頼もしい存在です。

例えば、

「住宅ローンは変動型と固定型のどちらがいいのか？」
「頭金2割を払うと、子どもの学費が心配」
「住宅購入と賃貸のどちらがお得？」

といった疑問や悩み、将来設計について、FPに相談に乗ってもらえます。

家は「一生に一度の買い物」と言われるほど高額な費用がかかるため、ライフプランに与える影響がとても大きくなります。だからこそ、家の購入費用や住宅ローンだけでなく、教育資金や老後資産なども含めて、プロのサポートを受けたほうが何かと安心です。

FP相談について詳しい情報を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

無料のFP相談おすすめ17選！後悔しない選び方についても徹底解説

住宅ローンや家購入についてFPに相談するメリット

FPに相談するメリットは、住宅ローンの契約や家購入の面だけでなく、教育資金や老後資金などを総合的に相談に乗ってもらえる点です。話を聞くうちに、知っておくべき基礎知識が自然と身に付きます。

また、資産や給与の状況、ライフプランなどをFPに知らせると状況に合わせて細かな提案をしてもらえます。一人で悩んでいた問題の解決策がわかったり、計画の漏れや抜けをみつけられたりできるのは大きなメリットです。加えて住宅ローンの返済計画をシミュレーションしてもらえるため、将来の生活を具体的にイメージできるようになるでしょう。

基本的な知識が身に付く

FPに相談することで、住宅ローンや家購入の基本的な知識が身に付きます。

例えば、

各金融機関の住宅ローンの特徴
家購入に必要な資産の目安
住宅取得後にかかる税金、節税するための方法

など、家購入にまつわる知識をひととおり教えてもらえます。

資格を持ったFPは、お金に関すること全般について知識を持っている専門家です。一人で悩んでいる場合は、単に知識不足ということも多いため、一度FPに相談してみることをおすすめします。

実際、無料のFP相談を賢く利用して、住宅ローンや家購入の計画に役立てている人もいます。もちろん無料相談には限界がありますが、試しに相談してみるのもよいでしょう。

状況に合わせて細かく提案してもらえる

FPに個別相談すると現在の世帯収入、貯金額、投資資産、ローンの有無など、すべての収支を細かく聞き取ってもらえます。また、「子どもをもうける予定はあるのか？」「今の資産運用を続けていきたいか？」など、ライフプランや将来の希望なども含めてヒアリングしてもらえます。

したがって、FPから提案されるプランや方法は、家庭の状況や将来設計にぴったり合ったものになるということ。自分だけで計画を立てれば、新居での生活に無理が生じたり、想定外の出費があったりしやすいため、なるべくFPの意見も聞いておいた方がよいでしょう。

なお、FPには守秘義務があるため、プライバシーに関する内容も安心して相談できます。

将来の見通しが把握できる

FPに相談すると、住宅ローンの返済シミュレーションをしてもらえます。「本当に住宅ローンを返済していけるのか？」など、多くの人が持つ不安を軽くできるでしょう。

住宅ローンのシミュレーターはWebサイトにもありますが、FPに相談すれば、さらに多角的かつ精度よく分析してもらえます。例えば、現在の資産と住宅ローン額から家計の健全度を割り出したり、収支確認表によって貯蓄力を試算したりするなどです。

家購入の前に月々の返済額がわかり、どのような暮らしができるのか具体的なイメージを持っておくのはとても大切です。それによって、建築費や土地購入代の予算を調整したり、多めの頭金を確保するまで計画を延ばすなど対策が取れます。

住宅ローンや家購入を相談したい場合のFP相談の選び方

住宅ローンや家購入を相談するのにふさわしいFPは、どのようにみつけたらよいのでしょうか。選び方の重要ポイントを3つ紹介します。

独立系・企業系のタイプで選ぶ

独立系は組織に属していないため、中立的なアドバイスをもらいやすい点がメリットです。しかし、原則有料であるうえ、個人の能力差が大きいため、信頼できる人か見極める必要があります。

一方、企業系FPは相談料が無料であることが多く、気軽に相談できます。ただし、企業または関連企業の住宅や住宅ローン中心の説明になるため、ほかの商品と比較検討したい場合には向きません。

住宅系のFPを選ぶ

住宅ローンや家購入の相談なら、住宅関連を得意としているFPを選びましょう。独立系なら住宅系に強みを持つFP、企業系なら不動産業界に所属、または提携しているFPを選びます。こうしたFPには、不動産相場や建築費用などについての情報ネットワークを持っていることも期待できるでしょう。

一方、同じFPでも保険業界や投資業界では得意分野が違うため、適切な答えをもらえない可能性があります。

持っている資格で選ぶ

国家資格の「FP技能士」は、レベルが高い順に1～3級まであります。また、民間資格にはFP技能士1級と同等の「CFP」、FP技能士2級と同等の「AFP」があります。いずれにしても担当者の取得資格は一度チェックしておくべきです。

無料のFP相談を活用する際に注意したいポイント2つ

FPは住宅ローンや家購入について頼りになる存在ですが、その反面、相談する相手を間違ってしまえば、家購入や住宅ローンの返済、将来の生活に悪影響が出てしまいかねません。

実際、無料のFP相談を利用した人のなかには「自社商品のセールスばかりで役に立たなかった」「知識の乏しいFPに相談してしまい、時間が無駄になってしまった」などの声も聞かれます。

ここでは、無料FP相談で失敗を避けるために注意したいポイントを2つ解説します。

金融商品の偏りに要注意

無料FP相談の場合、基本的には提携する会社の商品を売って成功報酬をもらっています。したがって、相談に乗るというよりは、その会社の金融商品に関連した情報中心になる傾向があります。具体的には、注文住宅メーカーが開催する無料FP相談や、中古マンションの仲介会社がFPを無料で派遣してくれるようなケースです。

ですので、無料相談を利用する前には、主催会社をよく確認して、その会社の商品が本当に悩みのつながるものなのか確認しておきましょう。そうしなければ、ひどい場合には「住宅ローンについて聞きたかったのに、投資商品をすすめられた」といったことになりかねません。

失敗を防ぐには、例えば家づくりを依頼したいと思っているハウスメーカーが催す無料相談を利用する方法があります。これなら情報に偏りがあっても、大きな問題はありません。また、住宅情報サイトやFP紹介サイトなどが企画する、中立性が高い相談会に参加する方法もあります。

住宅ローンや家購入に精通しており実績のあるFPに相談する

実は「ファイナンシャル・プランナー（FP）」という肩書は、資格がなくても名乗れ、その仕事もできます。無資格のFPのなかには、お金に関する専門的な知識が乏しい人や、住宅ローンや家購入についての知識に偏りがある人もいるため注意しましょう。

スキルの低いFPを避けて、住宅ローンや家購入に精通しており実績のあるFPに相談するのが、マイホーム取得で成功するのに大切です。そのためには、先にも述べたように資格をチェックするのが効果的です。FP技能士やCFP、AFPという肩書は、有資格者でなければ名乗れません。ほかに住宅ローンアドバイザーや宅地建物取引士などの資格があれば、住宅分野に詳しいことも裏付けられます。

また、公表している実績も確認しましょう。実績はホームページ、日本FP協会の認定会員検索ページなどで積極的に公開しているはずなので参考になります。また、住宅取得では士業との役割分担が必ずあるので、司法書士、土地家屋調査士などの住宅取得に関わる専門家とのネットワークが具体的に書かれていると安心です。