近年、政府が主導する"働き方改革"の推進で、人々のワークスタイルは多様化してきている。さらに2020年の夏には、道路渋滞や鉄道の混雑を緩和するため、社員の通勤の自粛が求められており、企業はより柔軟な働き方を追求していく必要がある。そこで、在宅勤務やサテライトオフィスなどにおけるいわゆる"リモートワーク"を推進する動きが加速している。

求められる働き方を推進するうえでカギを握るもの、それがリモートワークを実現するためのツールの導入だ。つまり"リモートアクセスツール"の活用ということになる。本連載で取り上げる『TeamViewer』は、世界有数のリモートアクセスツールとして浸透しているデスクトップツールのひとつ。今回は『TeamViewer』の魅力や利用価値について、ツールを選ぶ際に重要となる4つのポイントに焦点を当て解説する。そして、なぜ世界中で利用され続けているのか、その秘訣を機能的特徴から探っていく。

  • 別の端末を遠隔で操作できるリモートアクセスツール

    別の端末を遠隔で操作できるリモートアクセスツール

リモートアクセスツールにおける4つの重要ポイント

まず、リモートアクセスツールにおいて重要視されるのは、何といっても確実な通信性だ。リモートツールとして、そもそもネットの通信性が不安定だというのは論外である。昨今ではIoT機器の検査業務などにもリモートデスクトップツールが活用されている。そのため、通信性が悪いと他者との情報共有を円滑に行うことが出来ず、業務に支障を来たす可能性がある。その点、『TeamViewer』は、低帯域幅からハイスピードでのリモート接続性能までカバーしているので、安心して使うことが出来る。

また、プラットフォーム間の接続性も快適にリモート操作を行うためには見逃せないポイントだ。せっかくツールを導入しても、使用しているデバイスが対応範囲外であれば活用の”しよう”がなくなってしまう。『TeamViewer』は Windows 、Mac OS、Chrome OS、LinuxなどあらゆるOSに対応している。そのうえ、クライアント側にデバイスの互換性やインターネットの接続環境についての知識がなくても、Chromebookから Windows 端末、といった異なるOS端末への接続や遠隔操作をブラウザやアプリ上で直観的にシームレスに行える。

加えて、画面品質の高さにも注目しなければならない。安定的に回線がつながったとしても、つながった先での画面が粗くては意味がないからだ。『TeamViewer』なら、高画質での表示とスムーズな操作性も抜け目なくサポートしている。GPUによるハードウェアアクセラレーションを駆使することで、高度な画面描画のリモートでの画像処理の高速化を行うなど、画面品質にも定評があるツールだ。

そして、さらに重要なのはデータの安全性だ。せっかくつながったとしても、ネットワーク接続が原因で情報漏えいなどを招いてしまっては元も子もない。しかし、顧客のデータにアクセスすることなく、確実かつ安全なリモート操作の仲介の役割を担うことをツールの使命とする『TeamViewer』では、ユーザーの保護を最優先と考え、インフラストラクチャーとしての極めて高いセキュリティ対策が施されている。たとえば「ISO 27001認証」や「HIPAA」と「SOC2」にも完全に準拠するなど、外部機関による認証や高い安全性基準が多数採用されており、セキュリティに対する信頼性は盤石だ。

ISO 27001認証
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格。情報の機密性、完全性、可用性を維持していることが認証の条件となる。

HIPAA
医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律。医療情報の電子化を推進し、それに関するプライバシールールやセキュリティルールを定めている。

SOC2
トラストサービスの原則と基準に基づいた第三者評価の制度。セキュリティ、可用性、処理のインテグリティ、機密保持、プライバシーの5つの観点から判断される。

  • リモートアクセスツールにおける4つの重要ポイント

4つのポイントを網羅した『TeamViewer』

『TeamViewer』は、リモートデスクトップツールとしてのできることや機能性で比較すると、ほかのツールとあまり差異はない。だが、前述のとおり、世界中に膨大な数のユーザーを有していることから、提供元のTeamViewer社は、継続的な品質向上に取り組むと同時に、定期的なアップデートと新しい機能の提供を行っている。ユーザーに対して常にベストなソリューションの提供とフィードバックを続けているというわけだ。

これによって『TeamViewer』は、数多のセッションから得られるケーススタディをバックグラウンドに、常にアップデートができるツールとなっており、日進月歩であるテクノロジーにも常に柔軟に対応し続けられるところも優位性につながっている。

個人ユーザーであれば、『TeamViewer』の利用は永年無料だ。法人の場合にも7日間の無料トライアル期間が設けられているので、まずは個人利用で試してみることから始めて、実力を実感できたら会社や組織への展開も検討してみてほしい。


監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでTeamViewerの普及に尽力している。

サテライトオフィス


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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。本稿で紹介するTeamViewerをはじめ、業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧 Google Apps)やOffice 365などの提供を通じ、クラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

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