今月の『3分でわかるIoT関連用語集』は少し趣向を変え、こんなテーマでお届けする。題して「IoTに関連する『いくつかほかの意味がある』略語」編だ。

業界やシーンが違うと、当たり前のように使っていた略語が使えなかったり、全く違う意味を持ったりする。今回は主にIoTに関連して用いられるアルファベット3文字の略語を解説するとともに、別の業界やシーンで用いられるときの意味を比較してみた。

  • ほかにも意味がある用語_イメージ

POC(発音:ぽっく)

IT用語集をあたると、Proof of Conceptの略語として紹介されている。意味は「概念実証」「コンセプト実証」。科学や工業製品の研究開発において、新たな発見や技術、手法を事前に検証してその実用化の可否を判断するために実施される。コンセプトを採用し、先に進められるかを検証するYES/NO判定を行うためのものなので、通常はそのコアの部分だけに絞ったシンプルな内容である。

対:一般用語のPOC

発音は「ぴーおーしー」。Point of Contactの頭文字をとった略語で、訳すると「担当者」や「コンタクト先」。本件のPOCはXXさんです、のように言われたら、XXさんが担当者、窓口であるということ。

SoC(発音:えすおーしー)

System on Chipの略で、IT用語集によれば「ある装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに実装する方式」。二番目の「o」を小文字で表記する。最近IoTでも耳にするようになったのは、マイクロソフト社が昨年4月に発表したセキュリティ確保を目的とした新IoTソリューション、「Azure Sphere」が、チップ、LinuxベースのセキュアOS、Microsoft Azureによるサービスの3つの柱で展開されたことで、ハードウェアの用語がソフトウェアエンジニアの目に触れる機会が増えたせいなのかもしれない。

対:セキュリティ用語のSOC

そっく」と発音されることが多く、表記はすべて大文字。これはSecurity Operation Centerの頭文字をとったもので、セキュリティの監視を行う拠点のこと。サイバー攻撃の分析や対策を行う専門部門、専門家集団。サイバー攻撃などが社会問題化していることから徐々に全体としてセキュリティに取り組む企業も増えている。

IoT(発音:あいおーてぃー)

いわずもがなのモノのインターネット (Internet of Things)で…と、言おうとしたら実は若干の表記の違いはあるが、同じ並びで別の意味があったのでついでにご紹介。通信関係の用語でIOTと表記する。二番目の「o」が大文字で、これは「相互運用性試験 (inter operability testing)」の意味だそう。

※これは完全に蛇足だが、同じ意味で全く違う用語を先日AI用語で発見したのでご紹介※

YOLOという言葉は一時ネットスラングで流行った表現で、「You only live once」(人生は一度だけ)の頭文字をとっている。今ネットで4文字に略して使うのは古臭くとられるのですたれているが、AI分野では立派に、1つの技術用語として確立している。AIにおいてのYOLOは、(人間のように)一目見ただけで物体検出が可能、つまり、リアルタイムである画像認識のアルゴリズム。2016年に発表された論文が初出。

参考

IT用語辞典:POC

略語辞典(英文):POC

Cyber Security TIMES:SOC


情報提供:アヴネット株式会社

https://www.avnet.co.jp/


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