NEXCO東日本グループが実践している「高速道路事業を通したSDGs/CSRへの取り組み」に迫る本連載。第9回は、東北自動車道佐野サービスエリア(以下、SA)を訪問しました! 日々多くの人でにぎわう佐野SAの運営管理を担当する、NEXCO東日本とネクスコ東日本エリアトラクト(以下、エリアトラクト)の社員の皆さんを取材。魅力あるSAを支える、様々な事業部同士の“協働”と、地域との連携について迫ります!
関東平野や三毳山のロケーションを楽しめる佐野SA。地域の特色を生かし“旅のドラマ”を演出する「ドラマチックエリア」として、2022年にリニューアルオープンした下り線側は、佐野市(栃木県)の伝統工芸である天明鋳物製の「さのまる(佐野ブランドキャラクター)」像や、地元で人気の「佐野らーめん」をモチーフにした休憩場所「麺ソファ」の設置など、地域の魅力の演出も話題。現在、リニューアル工事中の上り線側(2026年春頃完成予定)とも連絡歩道でつながっているほか、ウォークインゲート(一般道側とSAを徒歩でつなぐ出入口)もあり、ドライブ休憩を楽しまれるお客さまだけでなく、地域の皆さまの憩いの場にもなっている。

・宮﨑健太さん:2016年、NEXCO東日本入社。サービスエリア・新事業本部 サービスエリア事業部 サービスエリア事業課所属。
・岡部初音さん:2023年、エリアトラクト入社。関東西支店 事業部事業課所属。
・尾田翔一朗さん:2020年、エリアトラクト入社。営業部 店舗システム課所属。
・鈴木悠太さん:2014年、エリアトラクト入社。事業計画部 計画課所属。
佐野SAでの仕事内容とは
――佐野SAには広々とした広場があり、商業施設内には魅力的なお土産物がたくさん並んでいて、訪れる人がワクワクできる演出が揃っていますね! 2022年にリニューアルオープン(下り線)したということですが、どのような段階を経て現在の状況に至っているのでしょうか?
鈴木さん:エリアトラクトはNEXCO東日本が所有する商業施設の運営・管理を担当しているグループ会社なのですが、実は同じSA内にある駐車場やトイレなどはNEXCO東日本の道路を維持管理する部署が管理しています。商業施設にはテナントが出店・営業しているため、SAのリニューアルに必要な設計や工事、事業の進捗管理などは様々な部署やテナントなどの関係先との連携が必要です。その際は、きめ細やかさや綿密さがカギになります。
宮﨑さん:私はNEXCO東日本で、SAの全体計画の策定を行う部署に所属しています。全体計画の策定にあたっては、お客さまの利用動向や設備の老朽化具合などを総合的に考慮したうえで、サービス向上はもちろんのこと、SAにおいて地域の魅力を発信できるように検討を重ねています。そして、こうした全体計画に基づいて行うSAのリニューアルにあたっては、駐車場やトイレの工事を行う担当部署と、エリアトラクトの担当部署間を「つなぐ」調整役を担っています。
鈴木さん:宮﨑さんたちがつくるSAの全体計画に基づき、「ドラマチックエリア」等のリニューアルプランを立案し、さらに関係部署や関係先と連携しながら、建物の設計や工事、テナントの計画など、調整を具体的に進めていくのが私が所属する事業計画部の役目です。また、完成・オープンしたあとは運営状況を踏まえて、施設の維持管理や改修等の計画も担当しています。
岡部さん:私はエリアトラクトの関東西支店事業課で、商業施設の外観や内装について関係部署と一緒に考案したり、取り扱う商品やその商品を売り場へどう陳列するかなどのイメージを膨らませてテナントにアドバイスしたりと、計画や調整などを担当しています。ハードとソフトの両方に携われることが魅力です。
尾田さん:私はエリアトラクトの宇都宮支部営業課で、テナントに関わる業務を担当していました。たとえば、お客さまからいただいたご意見をテナントにお伝えしたり、売り上げを伸ばす方策を一緒に考えたり。ときには商工会議所の方々とテナントのバイヤーさんが交流する商談会を主催したり。その他にも、ポスターなど広報素材の制作やメディア取材への対応など、広くSAを知ってもらうための取り組みを行っていました。
NEXCO東日本グループだからこそ得られるやりがいとは?
――それぞれ異なる役割を担当されていますが、どういう場面で達成感や充実感を得られますか?
鈴木さん:佐野SAのリニューアルが決まったのが2018年。先輩方がつないできてくださったプロジェクトの仕上げ段階を担当させていただいていることは、すごく光栄です。日々様々な部署やテナント、自治体の皆さん、地域の方々と力を合わせて物事を進めていくことには、とてもやりがいを感じます。
岡部さん:私は、商業施設の内外に設置する自動販売機や、フードコートのメニュー、お客さまが手に取られるお土産の一つひとつにまで幅広い考案に関われています。自分が考えたことがお客さまの思い出にもつながるため、達成感は非常に大きいです。
尾田さん:最初に鈴木さんが話したとおり、SAの運営には様々な部署が関わるため、イベント一つを開催するにしても、ルールに則って様々な準備や手続きをしていかなければなりません。そのことに、初めの頃は驚きもありました。でも、無事にイベントを開催してお客さまやテナントはじめ関係者の皆さんの喜んでいる姿を見ることで、私も嬉しくなります。
宮﨑さん:SAは高速道路をご利用されるお客さまだけでなく、地域の方のご利用や観光振興にも貢献するなど、地域を盛り上げる一端を担う場所だと捉えています。その場所をつくり、運営していることに喜びを感じています。
――皆さんはどのようなきっかけで、それぞれの会社に入社なさったのですか?
宮﨑さん:私は子どもの頃から建築物が好きで、不動産広告のチラシを1時間ぐらいずっと見ている子どもだったんです(笑)。そのうちに、建物単体ではなく街全体に興味を持つようになりました。地図を見ることが好きになって、「駅やインターチェンジがあるエリアは街として発展している」ことに気づき始めました。そして、高速道路が街づくりにも影響することを知りNEXCO東日本に決めました。
尾田さん:私は子どもの頃からSAが好きで、インターネットでSAを調べてはそれをお気に入り登録をしていたほどです(笑)。祖父母の家に行く道中や旅行の際に、よく親が連れて行ってくれました。そのSAに関わりたいと思い、エリアトラクトに決めました。
岡部さん:私も幼い頃から高速道路を利用する機会が多くて、SAに魅力を感じていました。地元の千葉県から祖父母が住む青森県まで、高速道路でよく帰省していました。その道中のSAで東北各地のお土産に触れられることが楽しみでしたね。その思い出もあり、「“よりみち”ができることで移動そのものに価値を付加できる」という車移動でしか味わえないSAの魅力をお客さまに届ける一助になりたくて、エリアトラクトに決めました。それと、観光客、ビジネスパーソンや長距離トラックの運転手さんなど、幅広くお客さまが来てくださることにも魅力を感じています。
鈴木さん:私が就職活動をしていた頃は、東日本大震災(2011年)後ということもあり、地元を含め地域が元気を失っているような感覚を持っていました。そんななかで、インフラや商業施設に関わって、地域を打ち出して貢献できる仕事がしたいと思ったんです。鉄道や航空といった様々な交通インフラがありますが、地域の隅々まで支えることができるのは高速道路だと思いエリアトラクトに決めました。
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グループ間の協働、地域との連携は欠かせない
――サービスエリアの運営には、日頃からグループ間の連携が欠かせないと思います。皆さんの日頃の協働の様子を教えてください。
鈴木さん:月に1回、佐野SAのリニューアル工事に関わるグループ社員(約30~40名)が集まります。そこで様々な情報を共有し、進捗や先々の日程などを打ち合わせています。細かな点を含め、個々の認識のズレは高速道路の安全・安心を脅かすことにつながりかねません。その結果、お客さまにご迷惑をおかけすることにもつながってしまうので、集まった全員が何でも言い合える場を大切にしています。
岡部さん:皆さん、言いたいことは伝えられる関係性だと思います。良いものをつくるために、様々な人たちと意見を交換して協力し合えるので働きがいがあります。
――皆さんはサービスエリアの運営を通して、NEXCO東日本グループのSDGs/CSR活動コンセプト「地域をつなぎ 地域とつながり 未来につなげる」を見事に実践していらっしゃると思います。ふだん仕事をするなかで、これらのことを実感されることがあるのでは?
尾田さん:どの街にも必ず良いものがあります。鈴木さんの出身地、矢板市(栃木県)はりんご園が有名で、加えておいしいチーズ工場もあります。そこで、矢板市の商工観光課と連携し関連商品を「矢板市の商品です」と掲示して陳列・販売したところ、たくさんのお客さまに購入いただき、お客さまと地域をつないだことを実感しました。
鈴木さん:佐野SAのリニューアルでは、テナントとの連携に加えて、佐野市や商工会議所の皆さんの協力がとても大きいです。佐野ブランドキャラクター「さのまる」像を市の伝統工芸である天明鋳物で制作したことや、イベント開催とそのPRなど、様々な面でお世話になっています。佐野市の「高校生プロジェクト」との連携により制作したハイウェイスタンプは、地元の高校生たちが佐野の魅力を発信したいという想いとともにデザインを考案してくれました。佐野SAには全国各地からお客さまがいらっしゃいますが、たとえば、ここで「佐野らーめん」を初めて食べたお客さまが「おいしい!」と感激したあと、佐野市内のラーメン屋にも立ち寄るといった連鎖ができていくと楽しいですよね。佐野SAをきっかけに地域がにぎわうことになればこんなに嬉しいことはありません。
――サービスエリアの運営は訪れる人と地域の皆さんを幸せにする、とても有意義なお仕事だと思います。現在のにぎわいを未来につないでいくために、今後チャレンジしたいことはありますか?
尾田さん:私は、(佐野SAリニューアルの担当を離れて)レジや券売機のシステムを支える部署へ異動しましたが、これから先の変化や進歩にあわせてSAも進化し、お客さまや地域の方々にとって使いやすいシステム作りに励んでいきたいです。
宮﨑さん:私は建築職なので、建築を通してお客さまや地域の皆さまへ快適な日々をご提供することが目標です。商業施設もトイレも、つくり方によって省エネや意匠性など様々な付加価値を生み出せます。これからもっと経験を積み、建築分野でのプロフェッショナルを目指したいです。
岡部さん:SAをつくった先輩方がいらしたからこそ、私はこの会社に入りたいと思いました。今度は私が携わった仕事を誰かが見て、この会社に入ってくれたら嬉しいです。そのためにも、良いものを生み出していきたいと思っています。
鈴木さん:先輩方が積み上げたものを引き継ぎつつ、さらにSAをブラッシュアップしていきたいです。そして、お客さまや地域の皆さま、テナントなどSAPAで働くスタッフの皆さま、そして同僚をはじめ会社の方すべてをハッピーにできれば幸せですね。
グループ一丸となり、最高の体験を作る
・サービスエリアの力で、地域を盛り上げる!
・商工会議所とテナントの商談会などを通して、地域との“つながり”を創出!
・地域の「良いもの」をPR、地域が元気に!
・これまで作り上げてきたものを引き継ぎ、未来へとブラッシュアップ!
サービスエリアの体験までこだわって
NEXCO東日本グループ取り組み
[PR]提供:東日本高速道路株式会社










