これまで、「Chromebook」「Hangouts Meetハードウェアキット」「Jamboard」といった、いわゆるGoogleハードウェアの基本的な機能を解説してきたが、ここからは、そのなかでも「Chromebook」に焦点をおいて、具体的な活躍シーンを紹介していく。第7回では、企業における「Chromebook」の使い方を見ていこう。

想像しているより広い? Chromebookの活躍シーン

Chromebookへの注目度は、さらに高まりつつあるのが現状だ。近年課題となってきた働き方改革や多様性への対応といったものへの有用性が理解されるなか、新製品の発売ニュースも多く端末の選択肢も増えている。

特に企業において顕著なのは、Windows端末の一部置き換えといった採用方法だ。業務の内容からどうしてもMicrosoft Officeでなければ対応できないものがある、またはChromebook環境では使えないアプリケーションが必須であるというケースは少なくない。そのため社内の全端末をChromebookにしてしまおうというのは、あまり現実味のない話だ。しかし検討してみれば、一部端末の置き換えは可能だともいえる。

使い方が既存資料の閲覧、確認、軽微な修正、メールなどのシンプルなテキスト入力、Web活用といったものに偏っているならば、WindowsやMacを搭載した端末である必要はない。自社のWebアプリが使えれば問題ない、というような環境ならば特に向いているだろう。またAndroidアプリが利用できること、ブラウザ経由で利用できるサービスがあることから、ChatworkやLINE WORKSといったビジネスSNSも対応可能だ。

  • Chromebookなら様々なサービスが利用できる

    Chromebookなら様々なサービスが利用できる

さらに端末をPCとして使わないような場合にも有効だ。店舗などに設置するサイネージや音楽再生のコントロール端末としてChromebookやChromeboxを利用している場合や、来客に簡単な操作をさせるキオクス端末としての利用例もある。

Chromebookはキーボードのあるクラムシェル型としても、タブレット型としても利用できるのはもちろん、外部ディスプレイを接続して大画面で見せることも可能だ。想像しているよりも利用可能範囲は広いのではないだろうか。

  • 軽くてタブレットにもなるモデルもあり、PCにとらわれない使い方が出来る

    軽くてタブレットにもなるモデルもあり、PCにとらわれない使い方が出来る

1人1台と貸し出し、2通りの使い方

オフィスにおける活用方法は、大きく2通りある。それは1ユーザーに対して1端末を割り当てる使い方と、1端末を複数ユーザーで共有する使い方だ。

Chromebookはサインイン時、ユーザー環境が構築される。前ユーザーの作成したデータは端末に残っておらず、新ユーザーは常に自分用にカスタマイズされた環境を即座に使える仕組みだ。そのため、共有端末にありがちな「我慢」が不要となる。

毎日外出ばかりの営業担当者には専用の1台を持たせた方が便利だが、たまの出張などで外出先からも業務を進めたいという人にまで1台用意するのは非効率的だ。しかしChromebookならば共有端末を数台、常に充電しておけば必要な時に持ち出すだけで誰が使っても「自分用」端末になってくれる。

また出張先に支社などがあり、移動中にも作業をしたいというわけではないのならば、本社から自分用端末を担いで行く必要もない。到着した支社でChromebookを借り受けて作業をし、終わったら返却すれば行き帰りは大分身軽になる。

さらに、Chromebookを予備端末として保有する使い方としてGoogleが用意したのが、「Grab and Go」プログラムだ。これは社内に複数のChromebookを充電するラックを設置しておき、必要な時にはユーザーがそれを自由に取り出して利用するという使い方を提案するものだ。自分に割り当てられた端末が故障した場合、その修復に時間を費やしたり、代替機が支給されたりするのを待つ必要はない。ラックに設置されたChromebookを取り出し、サインインするだけで仕事が継続可能になるわけだ。

もちろん、故障時だけではなく、テストなどで複数端末を1人で利用したい場合や、普段とは違うオフィスに出勤してきたとき、在宅で勤務するときの端末としての利用も可能だ。セルフサービス型の貸し出しプログラムとして管理機能も整えられているから、通常のChromebookを共有する方法よりも高いセキュリティレベルで運用することができる。従来とは違った、新しい端末利用が魅力的だ。

  • Chromebook 2通りの使い方

    Chromebook 2通りの使い方

管理負荷も端末コストも抑えられるChromebook

Chromebookが持つメリットの多くは、管理側にある。大量端末に対して適切なパッチ配布などを行うのは手間がかかるが、Chromebookならばコンソールから一括操作を行うだけで簡単に対応可能だ。作業終了後にサインアウトし、翌日始業時にサインインするという動きさえさせれば古い状態の端末がネットワーク内に残り続ける心配はない。新規導入時のキッティング負担も少ない。

端末種類も増え、需要に合わせた選択がしやすくなってきている。教育機関では乱暴な扱いをされても対応しきれるような丈夫で安価な端末が好まれることが多いが、例えば屋外での利用が多い業務の担当者にはそうした端末を持たせ、客先で見られながら使うことの多い担当者には少し高級感のある端末を与えるというような使い分けも可能だ。それでいて、Windows端末よりは安価にまとまるケースが大半であり、コストメリットは大きい。

サテライトオフィスではニーズに合わせた端末の紹介や選定のアドバイス、各種端末の貸し出し等も行っている。端末刷新のタイミングに検討して欲しいのはもちろん、新しい使い方を検討してみたい時にはぜひお声かけいただきたい。


監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでChromebook、Hangouts Meet ハードウェア、Jamboardの普及に尽力している。

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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧 Google Apps)やOffice 365、クラウドをより快適に使うためのハードウェアのChromebook、Hangouts Meet ハードウェア、Jamboardなどクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

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