ノートPCを持ち歩くなら、どこでもネット接続できる状況にしておきたいもの。デルのビジネス向けノートPC「Latitude」シリーズには、SIMスロットを搭載できるモデルも存在する。今回は、その一つ「Latitude 9410 2-in-1」を使用し、Windows 10におけるSIMカードの使い方について紹介したい。

  • 今回使用するのはデルの「Latitude 9410 2in1」。直販価格は259,980円から。

    今回使用するのはデルの「Latitude 9410 2in1」。直販価格は259,980円から。

デルの「Latitude」シリーズはモバイルネットワーク、いわゆるLTE(4G)/3G対応のSIMスロットをオプションとして用意しているモデルがある。スマートフォンと同じように表現するなら「SIMフリーのノートPC」だ。

注文時にパーツの選択が行えるBTOメニューに「モバイル ブロードバンド」として用意。現在はSIMカードを挿すためのSIMスロットおよびSIMカード不要のeSIMに対応する「Qualcomm® Snapdragon™ X20 LTE」が採用されている。

なお、対応バンド(周波数帯)は以下の通り。

LTE FDD band: 1/3/5/7/8/18/19/21/28/41
3G WCDMA bands: 1/5/6/8/9/19

大手携帯電話のバンドに対応しているのでSIMカードを挿してモバイルネットワークに繋がらないということはほとんどないだろう(すべてのバンドに対応しているわけではないが)。当然ではあるが、利用には別途携帯電話会社と契約が必須だ。

ここからは「Latitude 9410 2in1」を使ってSIMカードを取り付けていきたい。Latitude 9410 2in1は第10世代 インテル® Core™プロセッサー を搭載するハイエンドモデル。13型のボディに14型液晶を搭載、タブレットとしても使える2in1仕様、高級感のある削り出しアルミ素材を採用と高いスペックだけではなく、細部まで作り込まれ、所有欲も満たしてくれる。

Latitude 9410 2in1でモバイル ブロードバンドとして「Qualcomm® Snapdragon™ X20 LTE-A (DW5821e)」を追加できる。SIMスロットは右側面にあり、サイズは「マイクロSIM」だ。最近多いnanoSIMサイズではない点に注意が必要と言える。

準備は簡単だ。SIMピンでSIMスロットからトレイを引き抜き、SIMカードを乗せてトレイを戻すだけだ。

  • SIMスロットは右側面に搭載されている

    SIMスロットは右側面に搭載されている

  • SIMスロットの小さな穴にSIMピンを挿し込むことで固定を解除できる

    SIMスロットの小さな穴にSIMピンを挿し込むことで固定を解除できる

  • SIMスロットの小さな穴にSIMピンを挿し込むことで固定を解除できる

    あとはSIMを装着するためのトレイを引き出す

  • トレイにSIMカードを乗せる。欠けている位置を合わせることが大切だ

    トレイにSIMカードを乗せる。欠けている位置を合わせることが大切だ

  • トレイをノートPC本体に戻す

    トレイをノートPC本体に戻す

SIMカードが装着されれば、Windows 10からは自動的に認識される。筆者はNTTドコモとワイモバイルのSIMカードで試してみたが、どちらも自動的に認識された。認識の状態はWi-Fiと同じくタスクトレイのネットワークアイコンをクリックすることで確認可能だ。

  • ノートPCにSIMカードが装着されると自動的に必要なファームウェアがインストールされる

    ノートPCにSIMカードが装着されると自動的に必要なファームウェアがインストールされる

  • タスクトレイのネットワークアイコンで接続状況を確認可能だ

    タスクトレイのネットワークアイコンで接続状況を確認可能だ

  • ネットワークの状態を見れば通信のデータ量も確認できる

    ネットワークの状態を見れば通信のデータ量も確認できる

このほか、「Wi-Fiの状態が悪い場合」に自動的にモバイルネットワークに切り替わる設定やモバイルネットワークで使用を許可するアプリを限定することも可能だ。使わないアプリで通信データ量を増やしたくない場合にはよいだろう。

また、Windows 10でもSMSまたはMMSの受信や送信も可能だ。ワイモバイルでは専用の「Y!mobileアプリ」が用意されていた。

  • Windows 10上でSMSやMMSの送受信も可能だ

    Windows 10上でSMSやMMSの送受信も可能だ

標準で認識しないモバイルネットワークのアクセスポイント(APN)を使うために、APNを手動で追加も可能。そのため、いわゆる格安SIM(MVNO)も問題なく利用できる。いつでも、どこでも通信できる環境を整えたいなら、ぜひとも注目しておきたい。

Latitude 9410 2in1

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原稿/撮影 芹澤正芳

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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[PR]提供:デル・テクノロジーズ