オフィスに出社せず、自宅などで業務に関する各種作業を行う「テレワーク」。政府からの強い要請もあり、多くの社員にこうした働き方を推奨する企業が増えている。

ただ自宅に1台ノートPCがあれば、問題なくテレワークが可能かと言うと、そういうわけでもない。古くて性能の低いノートPCでは、テレワークでよく利用されるアプリを利用しにくい。またスピーカーやマイクの性能も、実は重要なのだ。

ここでは4回にわたり、テレワークを快適に行うための基本的な環境作りについて考えていきたい。第一回目となる今回は、テレワークで利用するPCに必要なスペックや機能を簡単に整理していこう。

  • テレワークに最適なPCを選べば、自宅でもオフィスと変わらないパフォーマンスを発揮できる

    テレワークに最適なPCを選べば、自宅でもオフィスと変わらないパフォーマンスを発揮できる

ビデオ会議用アプリが「ビジネス用PCの基準」を変えた

少し前まで、とくに事務作業中心のオフィスワーカー向けPCと言うと、ローエンドに近いスペックの製品が多かった。確かに、Weブラウザ上で動作する社内向けアプリを利用したり、マイクロソフトのOfficeアプリを利用して簡単な書類を作成する程度なら、それほど高いスペックは必要ない。

しかしこうした考え方は、もう時代遅れと言ってよい。動画や高解像度のデジカメ画像など、リッチなコンテンツを多用する見栄えのよい企画書も一般的になってきたが、古いPCだとそうした書類を見るのも作るのも大変だ。

そしてなにより状況を大きく変えたのは、テレワークでは欠かせないビデオ会議アプリの普及である。古くて性能が低いノートPCだと通話中の映像が途切れたり、うまく音声が聞こえなくなったりする。またビデオ会議中に作成した資料を開いて共有したいと思っても、複数のアプリを同時に処理できず、操作にもたつきが生じることも多い。

こうした処理性能はもちろん、古いPCでは装備する機能にも問題があることが多い。ビデオ会議アプリを利用する際に、とくに問題になりやすいのがマイクとスピーカーである。テレビ会議で利用することを想定していないモデルがほとんどなので、ざわざわと生活音が混じったり、ハウリングが発生したりしてまともに利用できない状態に陥ることもあるのだ。そもそもWebカメラがないノートPCも、そんなにめずらしい存在ではない。

  • 今では当たり前の装備となったWebカメラも、古いノートPCだと搭載していないこともある

    今では当たり前の装備となったWebカメラも、古いノートPCだと搭載していないこともある

直接顔を合わせることができないテレワーク環境では、ビデオ会議アプリは生命線とも言えるツールである。社内での打ち合わせや会議ならともかく、顧客とのやり取りでこうしたトラブルが起きたら、仕事はうまく進まないし、相手に対しての印象も悪くなる。

このようにビデオ会議アプリを活用した「新しい働き方」を考えるなら、古いPCを使い続けるのは、あまりお勧めできないということだ。顧客対応も含めて安心してビジネスを継続していくためには、きちんとテレワーク向きのPCを導入する必要がある。

CPUは中堅モデルでOK、メモリは8GB、ストレージはSSD

まずは、PCの処理性能を大きく左右するCPUについて考えてみよう。これまで検証してきたいくつかのノートPCをベースに考えると、CPUは「インテル® Core™ i5 プロセッサー」シリーズか、「インテル® Core™ i3 プロセッサー」シリーズが適している。

このクラスのCPUを搭載するノートPCなら、ビデオ会議アプリを利用してもCPU負荷は10~15%前後にとどまり、同時に書類のファイルやWebブラウザを開いても、操作にもたつきを感じるなどの状況に陥ることはなかった。

  • 「Latitude 5310 プレミアムモデル」は、テレワーク時代の要件を満たした13.3型液晶のノートPC。ビデオ会議中の雑音を抑える「Intelligent Audio」機能に対応する。配送料込みの価格は11万1980円(配送料込み、税抜)

    「Latitude 5310 プレミアムモデル」は、テレワーク時代の要件を満たした13.3型液晶のノートPC。ビデオ会議中の雑音を抑える「Intelligent Audio」機能に対応する。配送料込みの価格は11万1980円(配送料込み、税抜)

メモリは8GBを目安として考えるとよいだろう。メモリが4GB以下だと、Windows 10自身が利用する分で一杯になってしまい、各アプリの表示やスクロール、画面切り換えなどの基本的な操作にも遅れが生じる。だからと言って16GBにしても、一般的な書類作成業務やビデオ会議であれば8GBのときと使い勝手は大きく変わらない。コスト面とのバランスを考えると8GBがベストだ。

ストレージは、240~256GB以上のSSDをオススメしたい。120~128GBのモデルだと、ユーザーが自由に利用できる容量は70~90GBと非常に少なくなり、仕事で利用するファイルをPCに保存しにくい。その意味では240~256GBモデルも容量的にはそんなに大きいわけではないが、書類作成やビデオ会議を中心に利用するなら、問題は発生しにくい。

メモリと違って、ストレージの容量は大きければ大きいほど快適になる。多数の動画や大容量の画像ファイルを多数扱う業務なら、500GB~1TBのSSDを搭載するモデルにしてもよいだろう。ただこのクラスのSSDを搭載するモデルはかなり高くなるので、予算と用途に合わせて選択したい。

HDDなら容量は大きくできるが、いくつかの面でテレワーク用のPCにはお勧めできない。と言うのもSSDはHDDに比べると圧倒的に高速なので、Windows 10やアプリの起動速度はもちろん、スリープやそこからの復帰速度が向上し、使い勝手は大きく向上するからだ。

またSSDはHDDと比べると振動や衝撃に強く、壊れにくいことにも注目したい。テレワークでは、オフィスの机のような広く安定した場所を確保できるとは限らない。同居人やペットが誤ってケーブルを引っ張り、ノートPCを床に落としてしまう事故が発生する可能性もある。そうした場合でも衝撃や振動に強いSSDを搭載したPCなら、故障が発生するリスクを低減できる。

総合的にはノートPCがオススメだがデスクトップPCも捨て難い

ノートPCでは、液晶パネルのサイズにも注目したい。法人向けの「Latitude」シリーズでは、特殊なタブレットタイプを除けば12型、13.3型、14型、15.6型というパネルサイズを用意している。どれが最適なのかは、利用するユーザーによってまちまちなので難しいところではある。

目安としては、自宅以外にも喫茶店や出張先などでも利用することを想定するなら12型か13.3型、そうした使い方をしないなら14型か15.6型、といったところだろうか。どのシリーズも、基本的には画面サイズが小さいほうが軽くて持ち運びやすいからだ。また15.6型モデルだとキーボードにテンキーが付くことが多いので、Excelで数値を入力する業務が多いなら、15.6型を選びたい。

モバイルユースは考えず、据え置きで利用するならデスクトップPCという選択もある。ノートPCと比べると画面サイズがかなり大きくなるため、書類や資料が見やすく、作業効率も上がる。ただ、ノートPCと比べると必要になる設置スペースが大きくなるし、作業が終わったら机から片付けてそのスペースを別の用途で使う、ということも難しい。

  • 「New OptiPlex3280 オールインワン プレミアムモデル」は、液晶ディスプレイ1台分のスペースがあれば設置できるデスクトップPC。高品質なWebカメラやマイクも一体化している。直販価格は11万3980円(配送料込み、税抜)

    「New OptiPlex3280 オールインワン プレミアムモデル」は、液晶ディスプレイ1台分のスペースがあれば設置できるデスクトップPC。高品質なWebカメラやマイクも一体化している。直販価格は11万3980円(配送料込み、税抜)

こうしたことを総合的に考えると、フットワークに優れ省スペースですむノートPCのほうが、オススメではある。とはいえ、大型ディスプレイでゆったりと作業できるデスクトップPCのメリットも大きいので、専用の作業スペースを作れる環境なら、検討する価値は十分にある。

ビデオ会議アプリへの適性を考えると、マイクとスピーカーの品質にも留意すべきだろう。デル・テクノロジーズのLatitudeシリーズでは、複数のマイクを搭載して音声をきちんと拾えるようにしたり、周囲の生活音を低減するノイズキャンセル機能を搭載するなど、テレワーク向きのノートPCを多数ラインナップする。そうした意味でも、今回の様にテレワーク向けのPCを検討する場合、デル・テクノロジーズの法人向けノートPCを選択する意義は大きい。

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原稿/撮影 竹内亮介

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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