PCワークの快適さや効率を大きく左右する「モニター」。写真や映像をより精細に鑑賞し、広い画面で作業したいなら、ぜひ選択肢に入れたいのが「4Kモニター」です。フルHDの4倍の画素数を備え、写真や文字の細部まで緻密に表示できるのが魅力。クリエイティブワークはもちろんのこと、ゲームや映画、MVをとことん堪能したい方にも注目のアイテムです。
とはいえ、ひと口に4Kモニターといっても、その特徴や得意分野は製品ごとにさまざま。「自分の用途やスタイルにピッタリな1台」は人によって異なります。そこで今回は、ゲーム、写真や動画の制作、仕事、映像視聴といった用途別に、LGエレクトロニクスのおすすめモニターをピックアップ。2台の実機レビューと6台のラインアップ紹介を通じて、それぞれの特徴や使い勝手を徹底解説します。自分にピッタリの1台がきっと見つかるはずです。

ゲームの高速表示と映像美に秀でた有機ELパネルを採用した「LG UltraGear™ AI 32GX870B-B」(左)と、写真編集や資料作成などに活躍する液晶モニター「LG UltraFine™ 32U720B-B」(右)
ゲーム・クリエイティブにもってこいの2製品を実機でレビュー
4K/240HzとフルHD/480Hzを切り替えられるタンデムOLEDモデル「LG UltraGear™ AI 32GX870B-B」
ゲームのためにデスクトップPCを組み上げ、マウスやキーボードもしっかり選びたい。そんなこだわり派が、最後の仕上げとしてゲーミング性能を重視してモニターを選ぶのであれば、「LG UltraGear™ AI 32GX870B-B(以下32GX870B-B)」がイチオシ。31.5インチの4K有機ELパネルが採用されており、美しい世界をじっくり味わうゲームにも、一瞬の動きも見逃さない対戦ゲームにも応えるモデルです。今回は人気ゲームの「Apex Legends」と「Ghostwire: Tokyo」をプレイし、その実力を確かめてみました。

- 31.5インチの4K有機ELパネルを採用する「32GX870B-B」。映像の美しさと、動きの速いゲームへの相性を両立した1台です
本製品最大の特徴は、LG第4世代有機ELパネル「タンデムOLED(発光層を重ねた有機EL)」です。長年有機ELパネルを開発・製造してきたLGが、「輝度」と「耐久性」の向上を実現した次世代パネル技術で、一般的な有機ELパネルは発光層を1層(または2層)重ねる構造が主流のなか、4層構造を採用。これにより、標準輝度は335cd/㎡、ピーク輝度は最大1500cd/㎡と向上させた。また、1枚あたりの発光層にかかる負荷が低減されるので、長寿命化と焼き付きにくさを両立しています。
画素ごとに発光を制御する有機ELならではの深い黒と、明るい光の表現を得意としており、暗いシーンからまばゆいエフェクトまで、ゲーム世界を鮮やかに描き出します。

- 画像はイメージです
表示できる色の範囲を示す「色域」は、映像制作で使われる規格「DCI-P3」を99.5%カバー。また黒の深さを表す「VESA DisplayHDR True Black 500」も取得しています。映像の明暗の表現力についても折り紙付きというわけです。

- VESA DisplayHDR True Black 500に対応。深い黒と鮮やかな色彩で、HDR対応コンテンツを美しく表示できます
タンデムOLEDならではの映像美を実感したのが、「Ghostwire: Tokyo」。暗い不気味な雰囲気の舞台が多いゲームですが、街の雰囲気を伝える黒の深さに加えて、暗部の階調も豊かに描かれています。そんな闇の世界の中でも、特殊能力を発動した際の煌めきや、街を彩るネオンの光が鮮やかに浮かび上がるのがなんとも印象的です。暗さとまばゆさの対比が実に美しく、ゲーム世界に引き込まれてしまいました。

- 「Ghostwire: Tokyo」では、暗い街並みの階調と、ネオンや特殊能力の鮮やかなエフェクト光が印象的でした
一人称視点で周囲を見回す際も、画面の動きはなめらか。視点移動への追従性のよさを感じました。美しく、不気味な世界を眺める場面だけでなく、素早く視点を動かす戦闘でも、本製品の優位性を実感できます。
「32GX870B-B」の使い方を大きく広げるのが「デュアルモード」です。タンデムOLEDを搭載する本製品は、4Kで240Hz、フルHDで480Hzのリフレッシュレートに対応しています。景色やキャラクターの精細さを重視するなら140PPIの高精細表示を誇る4K、対戦ゲームで動きのなめらかさを優先するならフルHDと、プレイするタイトルに合わせてモードを選べます。
また、フルHD表示時には、表示サイズを24.5インチ相当、または27インチ相当に切り替えられます。画面全体をひと目で見渡したいFPSでは、表示を中央にまとめることで、視線の移動を抑えながら周囲の状況を把握しやすくなります。さらに、応答速度は0.03ms(GTG)。これは中間色から別の中間色へ切り替わる速さを示し、数値が小さいほど残像感を抑えやすくなります。高いリフレッシュレートと高速な応答速度が、激しく動く敵の見やすさを支えているわけです。
ほかにも、表示の遅延を抑える「DASモード」、暗い部分を見やすくする「ブラックスタビライザー」、画面中央に照準を表示する「クロスヘア」などのゲーム向け機能を搭載。ゲームや自分のプレイスタイルに合わせて、多彩な設定が可能です。
実際に「Apex Legends」をプレイしたところ、個人的には4K/240Hz設定でも十分高速だと感じましたが、フルHD/480Hz設定では、異次元の領域に突入します。わざとマウスを激しく振って視点を変えても、吸い付くように画面が追従します。素早くジャンプしながら視界の外へ逃げようとする敵も見失いにくく、その動きをトレースし、連続ダメージを与えやすいと感じました。
表示サイズを24.5インチ相当や27インチ相当に切り替えたモードも試してみましたが、FPS系ではこのくらいのサイズのほうが画面全体を把握しやすいと思いました。一瞬の判断が勝敗を分ける「Apex Legends」では心強い機能です。勝率を少しでも上げたいゲーマーにとって、「32GX870B-B」は有力な「武器」になってくれると感じました。
4K/240HzとフルHD/480Hzを切り替え可能。フルHDでは表示サイズも選べるので、ゲームに合わせた最適な環境を整えられます

- 「Apex Legends」をフルHD/480Hz設定でプレイ。マウス操作に吸い付くような視点移動により、素早く動く敵をエイムしやすいと感じました
日常的な用途での使い勝手にも要注目です。AIによる高精細化機能「AI Upscaling」では、低解像度の映像を4Kへアップスケール可能。画質調整機能「AI Scene Optimization」では、文書や映画、ゲームなど、表示内容に合わせて画質を自動調整します。また、音声や効果音などを最適化する「AI Sound」は、7W+7Wの内蔵スピーカーだけでなく、接続したヘッドホンでも利用可能です。さらに、ちらつきや不快なまぶしさを低減するアイコンフォート技術や、画面の輝度などを調整して有機ELパネルを保護する「OLED Care」も備えるなど、至れり尽くせりです。
接続端子はUHBR20に対応したDisplayPort 2.1やHDMIに加え、USB Type-Cも搭載。対応するノートPCなら、ケーブル1本で映像表示、データ転送、最大90WのUSB PD給電をこなせます。110mmの高さ調整や、縦画面で表示できるピボット、チルト調整(前後)、左右30°スイベルにも対応しているので、用途や姿勢に合わせて適切な位置へ調節できるのも本当に便利ですね。


- HDMI×2、DisplayPort 2.1×1、最大90W給電に対応するUSB Type-C×1などを搭載。スタンドは110mmの高さ調整や縦画面で表示できるピボット、チルト調整(前後)、スイベル(左右)にも対応しています
最後に色域を実測したところ、sRGBカバー率は99.9%、DCI-P3カバー率は99.4%、Adobe RGBカバー率は92.5%を記録しました。sRGBとDCI-P3のほぼ全域をカバーしており、Web向けの画像や映像制作には十分な広色域を備えています。適切にカラーキャリブレーションを実施すれば、ゲームだけでなく、写真の現像や動画のカラーグレーディングなど、クリエイティブ用途にも活用できるでしょう。
sRGBカバー率は99.9%、DCI-P3カバー率は99.4%、Adobe RGBカバー率は92.5%
ゲーム2タイトルをプレイして感じたのは、勝つための性能を求める人にも、ゲーム世界にとことん没入したい人にも、魅力的なゲーミングモニターだということです。なお、LGは2025年の国内有機ELゲーミングモニター出荷台数シェアNo.1*を獲得しています。
*2025年出荷台数、金額において、IDC調べ
さまざまなゲームを1台のディスプレイで最適な環境でプレイでき、さらに写真や動画の編集までまかせられることを考えると、コストパフォーマンスの高い1台と言えそうです。
写真も資料も広々表示。
ノートPCの相棒として最有力の31.5インチ4Kモニター「LG UltraFine™ 32U720B-B」
普段はノートPCを使っているけど、写真の編集や資料の作成は大画面で快適に作業したい。そんな方にオススメしたいのが、31.5インチ4Kモニター「LG UltraFine™ 32U720B-B(以下、32U720B-B)」です。本製品は31.5インチの4K液晶パネルを軸に、ノートPCとつなぎやすい接続端子と、画面の位置を自由に調整できるスタンドを組み合わせたモデル。写真を大きく表示して細部を確認したいときや、複数の資料を並べて数値をチェックしたいときなど、大画面がいきる作業を快適に、しかも疲れにくい環境でこなせる1台です。

- 31.5インチの4Kモニター「32U720B-B」。写真の編集から資料作成まで、大きな画面を日々の作業に活用できます
4K解像度は3,840×2,160ドット、つまり829万4,400画素で画面を構成します。これはフルHDの4倍の画素数であり、写真や文字をよりきめ細かく表示できます。たとえば写真編集では画像のそばに調整用のパネルを配置できますし、書類を作成するときには編集画面と参考資料を並べて表示できます。Windows PCやMacでは文字のサイズや表示倍率も変更できるので、自分の使い方に合わせて、見やすさと作業領域の広さを調整できるわけです。
パネルには、明暗の差を大きく表現しやすいVA液晶を採用。色域はsRGBを99%カバーし、ハイダイナミックレンジの基本規格「HDR10」にも対応しています。仕事に疲れたときには、HDR対応の環境映像コンテンツでリラックスしたり、推しのミュージックビデオを観てテンションを上げたりするのもよいですね。
実際に本製品を使用してみたところ、4K解像度は31.5インチというサイズで本領を発揮すると感じました。画面サイズと精細さのバランスがちょうどいいのです。無理なくウィンドウを3つほど並べられるサイズ感、文字の読みやすさ、画像の精細さなど、多彩な作業に活用できるモニターとして、この解像度と画面サイズの組み合わせは黄金比と言ってよいでしょう。
写真と編集パネル、書類と参考資料など、作業に必要なものを並べて表示可能です
ノートPCと組み合わせるときに便利なのが、USB Type-C端子です。映像入力とデータ転送に加え、最大65WのUSB PDによる給電にも対応しています。映像出力とUSB PDに対応するノートPCなら、対応ケーブル1本でデュアルディスプレイ環境を構築しつつ、外出中に減ったバッテリーも充電できるのです。
外出先ではノートPCを使い、自宅やオフィスでは大画面かつ高精細な本製品で快適に作業する。そんな利用スタイルにおいて、ケーブルを1本挿すだけという手軽さが本当にうれしいところです。もちろん、HDMIとDisplayPort端子も備えているので、デスクトップPCやレコーダー、はたまた家庭用ゲーム機なども接続可能。ステレオヘッドホン端子も備えているので、ヘッドホンや外部スピーカーなども利用できます。

- USB Type-Cは映像入力、データ転送、最大65WのUSB PD給電に対応。対応ノートPCなら、ケーブル1本接続すれば、すぐ作業を開始できます
スタンドは80mmの高さ調整と、チルト(上下の傾き調整)に対応。椅子や机の高さ、ユーザーの体格に合わせて画面の位置を無段階で調整できます。写真をじっくり見るときも、キーボードで文章を打ち続けるときも、自分にぴったりと合う姿勢で作業できるわけです。
画面は映り込みを抑えた「アンチグレア」仕上げなので、照明などの映り込みを抑えられます。また目の疲れを抑えるために、ブルーライト低減モードと、画面のちらつきを抑えるフリッカーセーフ機能も搭載しています。このあたりの調整機構やアイケア機能は、長時間使用する大画面モニターだからこそ、しっかりと作り込まれていますね。特に本製品のアンチグレア加工は、シーリングライトが直接映り込んだ状態でも一定の視認性が確保されており、効果の高さを実感しました。
80mmの高さ調整とチルト(上下の傾き調整)に対応。机や椅子、姿勢に合わせて画面を見やすい位置へ調整できます
色域については、実測でsRGBカバー率99.5%を確認しました。公称値のsRGB 99%(標準値)を上回る結果です。sRGBはWebコンテンツ制作などで広く使われている標準的な色域なので、日常的な用途はもちろん、一般的なビジネスワークであれば十分な表示性能を備えていると言えそうです。
sRGBカバー率は99.5%、DCI-P3カバー率は83.7%、Adobe RGBカバー率は79.4%
仕事も趣味も、使い方から選べるラインナップ
写真を大きく、作業領域を広く。31.5インチで始める4K制作環境「LG UltraFine™ 32U701B-B」
写真の整理や編集、Web向けの画像作りなどを、もっと大きな画面でやりたい……そんな用途にもってこいなのが「LG UltraFine™ 32U701B-B(以下、32U701B-B)」です。31.5インチの大画面、4Kの精細表示、sRGB 99%(標準値)の色域、HDR10への対応と、写真や画像を編集するうえで必要な基本性能をしっかり押さえています。撮影した写真をずらりと並べて選び、気に入った1枚を開いて、大画面で仕上げる。そんな使い方に、31.5インチの4K画面はよく合います。
接続端子はHDMI×1とDisplayPort 1.4×1を用意。PC側の映像出力に合わせて接続方法を選べます。大画面ながら、上と左右の枠を細くした3辺フレームレスデザインなので、実物は思ったよりコンパクト。チルト調整に加えて100×100mmのVESAマウントにも対応しているので、モニターアームと組み合わせれば、デスク上の自由な位置に配置できます。大画面かつ高精細な液晶パネルを軸に、必要な機能をシンプルにまとめた4Kモニターを求めている方に、ピッタリの1台です。
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「32U701B-B」は31.5インチの4Kモデル。写真の整理や画像編集など、大きな作業画面が必要な方に使い勝手のいい製品です
写真や映像をより美麗に表示。圧倒的精細さの6Kハイエンドモニター「LG UltraFine™ evo 32U990A-S」
写真や動画編集を本格的に手がけたいのであれば、画面の精細さや色表現にもこだわりたいところです。この「LG UltraFine™ evo 32U990A-S(以下、32U990A-S)」は、そんなプロクリエイター向けのハイエンドモデル。31.5インチの画面に、4Kをさらに上回る6,144×3,456ドットの6K液晶パネルを採用しています。解像度が高いぶん、より多くの編集パネルを並べたり、動画編集ではタイムラインを広く表示できたりするので、クリエイティブワークの作業性を大きく高められます。
もちろん、画質も本格派。液晶パネルにはLG独自の「Nano IPS Black」を採用しており、Adobe RGB 99.5%、DCI-P3 98%と、どちらも非常に広い色域をカバーしています(いずれも標準値)。さらにThunderbolt 5にも対応。対応ノートPCと付属ケーブルで接続すれば、映像表示、データ転送、最大96Wの給電をケーブル1本でこなせます。
カメラやレンズにこだわるのであれば、撮った写真や映像を最後に仕上げるモニターにもこだわりたいもの。高精細な6K表示と広色域を備えた「32U990A-S」は、制作環境を本格的に構築したい方なら、ぜひ検討したい1台です。

- 「32U990A-S」は、31.5インチの6K画面を採用するプロクリエイター向けモデル。4Kを超える精細さと、Adobe RGB 99.5%、DCI-P3 98%という広色域により、プロの高度な要求にも応えます
ケーブル1本で、ノートPCに27インチの4K作業環境をプラス「LG UltraFine™ 27U730B-B」
4Kの精細さはほしいけど、31.5インチはちょっと大きい……。このように設置性に悩んでいる方にぴったりなのが、27インチの4Kモニター「LG UltraFine™ 27U730B-B(以下、27U730B-B)」です。3,840×2,160ドットの4K表示が可能なIPS液晶パネルを採用し、色域もDCI-P3 90%(標準値)をカバー。HDR10にも対応しているので、階調豊かな映像で動画やゲームを楽しめます。仕事では広い作業領域を生かして文書や表を並べ、ひと息つくときには映像コンテンツを高画質で楽しむ。仕事にもプライベートにも活用できる1台です。
もうひとつのオススメポイントは、ノートPCとの相性のよさ。対応機種ならUSB Type-Cケーブル1本で映像表示、データ転送、最大65Wの給電をこなせます。スタンド装着時の幅は614mm、奥行きは220mmなので、デスク上にも比較的コンパクトに設置可能。80mmの高さ調整とチルトにも対応しており、使う人やデスク環境に合わせて画面位置を調整できます。ほかの道具も置きたいので、4Kモニターはできるだけコンパクトに設置したい。そんな方なら、まず候補に入れたいモデルと言えるでしょう。

- 27インチの4K IPS液晶パネルを採用する「27U730B-B」。ちょっと狭めのデスクでも、デュアルディスプレイ環境を構築しやすい1台です
文字も写真も緻密に表示できる
27インチ4Kモニターが高コスパで手に入る「LG UltraFine™ 27U711B-B」
いまフルHDやWQHDモニターを使っているけど、ずっと4K解像度にあこがれている。そんな人が4Kモニターへアップグレードする際に候補に入れたいのが「LG UltraFine™ 27U711B-B(以下、27U711B-B)」です。27インチの4K IPS液晶パネルは、文書の文字から写真の細部まできめ細かく表示し、広視野角なのも魅力。色域はDCI-P3 90%(標準値)をカバーし、HDR10にも対応するなど、仕事だけでなくクリエイティブワークやエンターテインメントにも活用できるスペックを備えています。
インタフェースはHDMI×1、DisplayPort 1.4×1、3.5mmヘッドホン端子を用意。スタンド装着時の幅は614mm、奥行きは220mmで、画面のチルト調整にも対応しています。さらに100×100mmのVESAマウントも備えており、モニターアームへの取り付けも可能。このあたりは、直前に紹介した「27U730B-B」とほぼ共通です。
大きな違いは、USB Type-C端子と高さ調整機能が省略されていること。そのぶん実売価格は1万円以上安く、4K IPS液晶パネルという最大の売りはしっかり押さえています。この2点を割り切れるのであれば、コストを抑えて27インチ4K環境を導入したい方にとって有力な選択肢と言えます。

- 「27U711B-B」は、直前に紹介した「27U730B-B」からUSB Type-C端子と高さ調整機能を省き、価格を抑えたモデル。4K IPS液晶パネルを手頃に導入したい方に注目の1台です
仕事が終わったら、画面もソファのそばへ。
移動して使える異色の4Kモニター「LG Smart Monitor Swing 32U889SA-W」
モニターは机の上に置いて使うもの。そんな固定観念から離れた異色の製品が、「LG Smart Monitor Swing 32U889SA-W(以下、32U889SA-W)」です。31.5インチの4K IPSディスプレイにタッチ操作機能を備え、ホイール付きの可動式スタンドを組み合わせています。仕事中は机のそばでノートPCのセカンドディスプレイとして活用し、業務が終わったらソファの近くへ移動して動画を見る……といった使い方ができるわけです。なお、バッテリーは内蔵していないので、移動先でも電源への接続は必要です。
またLG独自の「webOS」を搭載しているため、PCなしでYouTubeやNetflixなどの動画サービスを利用可能*。5W+5Wのスピーカーも内蔵しており、画面を直接触って操作できるのも本製品のアピールポイントです。仕事ではUSB Type-C経由でノートPCと接続し、くつろぎタイムにはソファのそばへ移動して動画鑑賞用の大画面として活用する。異色の発想から生まれたモニターですが、使ってみれば活用範囲は広く、仕事にもプライベートにも使える実用的な1台です。
*各アプリを使うには、インターネット接続が必要です。また、ご利用には各サービスの別途契約(有料)が必要な場合があります。

- ホイール付きスタンドを備える「32U889SA-W」。ノートPCとつなげば仕事用モニターに、ソファの近くへ移動すれば至近距離で大画面動画を楽しめるパーソナルスクリーンとして活用できます
仕事が終わったら、リモコン片手に
すぐにエンターテイメントの時間へ「Smart Monitor AI 32U721SB-W」
ミニマリストでなくても、できればモニターの数はあまり増やしたくないもの。昼間は仕事用のモニター、夜は動画を見るための画面……なんて、2役を1台にまかせたいなら「Smart Monitor AI 32U721SB-W(以下、32U721SB-W)」で決まり。31.5インチの4K画面に「webOS」を搭載しており、PCを起動しなくてもYouTubeやNetflixなどを視聴可能*。5W+5Wのスピーカーと付属リモコンも備えているので、仕事が終わったら、そのまま映像鑑賞モードへ切り替えられます。
*各アプリを使うには、インターネット接続が必要です。また、ご利用には各サービスの別途契約(有料)が必要な場合があります。
エンタメ寄りと思いきや、仕事用モニターとしての使い勝手もしっかりと押さえられています。対応するノートPCなら、USB Type-Cケーブル1本で映像表示と最大65Wの給電が可能。DCI-P3 90%(標準値)の色域とHDR10にも対応しているので、写真や映像も鮮やかに楽しめます。さらに、周囲の明るさに合わせて画面の明るさを自動調整する機能も搭載。モニターとしてはちょっと珍しい装備です。
昼は資料を並べて仕事して、夜になったらPCをスリープ。あとはリモコン片手に映画やドラマを楽しむ。そんなオンとオフをしっかり切り替えたい方に、オススメの1台と言えます。

- 「32U721SB-W」なら、ノートPCをスリープさせたあとも、PCなしでYouTubeやNetflixなどを楽しめます。仕事用PCに届くメールやSNSの通知も画面には出てこないので、プライベートの時間もしっかり守れます
技術と選択肢、購入後のサポートで選ぶLG
今回のラインナップを見ると、LGが長年培ってきたモニター関連技術の幅広さがよくわかります。ゲームの高速表示と黒の表現をいかす有機EL、色と精細さに注力した6K解像度のNano IPS Black、仕事やプライベート用途に適した高コスパの4K液晶、そしてユニークな移動型や、動画鑑賞にも活用できる「webOS」搭載機など、ユーザーの用途に合わせて多彩なラインナップが用意されている点が、LGモニターの魅力と言えます。
購入後のサポートも充実しています。LG公式オンラインショップ、またはAmazon.co.jpで販売元が「LGダイレクトショップ」の製品を購入し、購入から3カ月以内に製品登録すれば、保証期間を無料で最長5年まで延長可能です。また、LG指定販売店で購入した対象製品についても、購入から3カ月以内に製品登録することで、保証期間を最長4年まで延長できます。日々使うモニターを長く愛用したい方にとって、購入時に忘れずチェックしておきたいサービスです。

- 購入の際には、対象モデルなどの条件を確認したうえで、購入証明と製造番号を用意して登録しましょう
毎日見る画面だから、
自分の用途に合った1台を選ぼう
ゲームを最大限に堪能したいなら、表示のスピードと映像表現が重要。写真や映像を正確に仕上げたいなら、色域と精細さが大事です。毎日の仕事を快適にしたいなら、画面の大きさや接続の手軽さを重視すべきでしょう。自分がモニターを利用する場面を思い浮かべれば、おのずと必要な条件が見えてきます。
そういう意味で、LGには初めて4Kを導入する方に向いた製品から、ゲームやクリエイティブにこだわる方のためのハイエンド機、そして6Kの高精細モデルまで、多彩な選択肢がそろっています。
モニターは、PCを使ううえでもっとも長く目にする、いわばPCの顔のような存在です。書類を作成する日も、写真や動画を編集するときも、そして夜中に「もう1戦!」と戦いに没頭するときも、ずっと目の前にあります。それだけに、PCの使い勝手や体験を大きく左右するデバイスでもあります。モニターに向かう時間が楽しく、快適になるような、あなたにとって最適な1台をぜひ見つけてください。
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※記事内でのゲームタイトルによる検証は、客観的なパフォーマンス検証による結果です。
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