ここ数年で急速に進化し、私たちの生活の中に深く浸透しつつある“生成AI”。個人だけでなく、企業や自治体でも導入の動きが広がっていますが、「具体的にどう使えば便利なのかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、超小型ボディでありながら高いAI処理能力を持つMSIのミニPC「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」を活用しながら、生成AIが実際に仕事でどのように役立つのかを紹介していきます。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    Copilot+ PC対応したMSIのミニPC「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」と23.8型フルHD液晶ディスプレイ「PRO MP245PG E14」

「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」

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AIはここまで使える! Copilotで変わる日常

PCでAIを活用する際に、あると有利なのがNPUと呼ばれるAI処理に特化したチップです。なかでも処理能力に優れたNPUを内蔵し、Microsoftが定めたシステム要件を満たすPCを「Copilot+ PC」と呼びます。今回使用したMSIのミニPC「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」も、そのCopilot+ PCに対応した製品です。

ここでは、Copilot+ PCに標準搭載されている機能を使ってすぐにでも実現できるAI活用例を3つ紹介します。

①メールや資料のドラフト作成

メールや資料、議事録などの作成は、特別なスキルを必要としないものの意外と時間がかかる作業ですよね。生成AIを活用すれば、簡単な指示を出すだけでその下書きを作成して、作業効率を大きく高められます。ここでは、Windowsに標準搭載されているAIアシスタント「Copilot」を使う方法を紹介します。

まず、タスクバーにあるCopilotアイコンをクリックして起動したら、プロンプト入力欄に依頼したい内容を入力します。たとえば「社内のプロジェクトチームに打ち合わせの日程を調整するためのメールを作成してください」と入力して「↑(メッセージの送信)」をクリックします。

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    Copilotの初期画面。プロンプト入力欄に依頼したい内容を入力します

チャット画面に日程調整メールの下書きが表示されるので、内容を確認して修正や追加で依頼したいことがあれば、そのままプロンプト入力欄に入力します。たとえば「日程の候補は◯月◯日◯時から。丁寧すぎず、くだけすぎないトーンで」などと指定すればOK。

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    依頼内容に合わせて、メールの下書きが自動で生成されます

指定した内容に合わせてメールの下書きの文章が修正されるので、確認して問題なければ、そのまま宛先欄(To欄)にメールアドレスを入力して「Outlookで送信」をクリック。これでメールの送信まで完了します(環境によっては「Outlookで送信」の右横の下向きの矢印から別のメーラーを選択できる場合もあります)。ゼロから自分で文章を考えて入力するよりも、はるかに短時間でビジネスメールを送ることが可能です。

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    毎回Outlookなどのメーラーを立ち上げなくても、Copilotの画面から直接メールを送信することも可能です

②長文記事の要約

Copilotを使えば、膨大な資料や記事を瞬時に要約することもできます。長く複雑な文章も、要約を頭に入れてから読むと内容の把握がスムーズ。資料整理や情報収集などの効率を格段に向上させられます。

たとえば記事や資料を要約したい場合は、Copilotを立ち上げてプロンプト入力欄にWebページのURLをコピー&ペーストするか資料ファイルをドラッグ&ドロップしたあと、「要約して」などと指示します。またはMicrosoft EdgeでWebページやPDFファイルなどを表示しておいて、ツールバーのCopilotメニューから「ページの要約」を選んでもOK。

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    Copilotのプロンプト入力欄にWebページのURLをコピー&ペーストして「要約して」などと指示します

記事や資料から要点を抜き出して簡潔にまとめてくれるため、どんな内容かを素早く把握することができます。全部読んでいる時間がないときや、最初に全体像をつかんで理解を深めたいときなどに便利です。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    記事や資料から要点を抜き出して簡潔にまとめてくれます

③イラスト生成

プレゼン資料や企画書などで、読み手の理解を助けたり、資料に説得力を持たせるためにイラストを活用したりすることはよくあること。しかしピッタリ合うイラストを探すのも、自分で描き起こすのもなかなか大変。そこで活躍するのがWindowsのペイントアプリに搭載された画像生成機能「コクリエイター」です。

手順は簡単で、ペイントアプリを起動してツールバーのCopilotメニューから「コクリエイター」を選んだあと、キャンバスにラフスケッチを描き、プロンプト入力欄に作成したい画像の説明を入力して「スタイル」と「創造性」を指定するだけ。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    ペイントアプリのCopilotメニューから「コクリエイター」を選ぶと、画面右側にプロンプト入力欄やプレビューなどが表示されます

たとえば、四角い画面と人の輪郭をざっくりと描き、「デスクトップパソコンで仕事している男性」と入力し、「スタイル」に水彩画を指定すると、説明に合った水彩風のイラストを生成してくれます。「創造性」の数値を大きくすると元のラフから離れていき、小さくするとラフに近いイラストになります。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    実際にイラストを生成してみたところ。ざっくりとしたラフでも、指示内容次第で資料で使うには十分なクオリティのイラストを作成できます

ラフスケッチを自分で描く必要はありますが、落書き程度でも見栄えするイラストに仕上げ可能。文書作成の際にイラストを多用する人や、絵心のない人にはとくに役立つ機能です。

AIを仕事で活用するのに適したミニPC「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」

Windowsのペイントアプリに搭載されているコクリエイターのような機能を使うには、高性能なNPUが内蔵されたCopilot+ PCが必要になります。MSIのミニPC「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」もそのひとつ。

「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」

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ここでは、その特徴を3つのポイントにまとめて紹介します。

Copilot+ PCに対応し、AI活用を支える高性能を搭載

「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」は、CPUに8コア8スレッドのインテル® Core™ Ultra 7 355を採用しています。文書作成や軽い画像処理などを行うには十分なパフォーマンスで、日常使いからビジネスまで幅広い用途をカバー可能です。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    高いAI処理能力を備えた「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」

同CPUには49TOPS(1秒間に49兆回)というAI処理が可能なNPUが内蔵されており、ローカル(端末上)でのAI処理を低消費電力かつ高速に実行できます。

そのため前述のコクリエイターのほか、PCでの作業履歴をスクリーンショットの形で記録し、過去にさかのぼってその内容を検索できる「リコール」や、PC上で再生されている音声をリアルタイムで字幕表示したり翻訳したりできる「ライブキャプション」、Webカメラの映像の背景をぼかしたり、明るさや目線を自動補正したりできる「Windows Studio エフェクト」などの高度なAI機能も利用することが可能です。

もちろんCopilotも快適に利用できます。付属キーボードにはCopilotキーが用意されており、ワンタッチでCopilotを呼び出して利用できます。

超小型サイズで作業スペースを広く取れる

本体の体積はわずか0.51Lで、手のひらに乗る超小型サイズを実現しています。フットプリントは幅119.6mm、奥行き115.2mmで、CDケースよりも小さいくらい。厚みも37.5mmしかないため机の上に置いても圧迫感がなく、作業スペースを広く取れます。

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    カフェ用のカップと比べたところ。非常にコンパクトで場所を取らないことがわかります

質量も約0.5kgと軽く、ACアダプターや電源ケーブルを含めても1kgを少し超える程度なので、自宅から本体ごと持ち運んでオフィスのモニターにつなげて使うようなことも可能です。

製品にはVESAマウントブラケットと取り付けネジが付属しており、同規格に対応したモニターの背面に取り付けて一体型PCのように使うこともできます。また電源スイッチ延長ケーブルも同梱されており、モニター背面に取り付けた場合でも手元で電源操作ができるよう配慮されています。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    モニターの背面に取り付けているところ。画面の裏に隠すことができるため、机周りをすっきりできます

MSI製モニターとの組み合わせでより快適な作業環境に

「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」は映像出力端子としてHDMI 2.1とThunderbolt 4ポートをそれぞれ2基備えており、最大4台の外付けディスプレイにつなげてマルチモニター環境を構築できます。

そのうち、本体背面左側のThunderbolt 4ポートは最大98Wの電源入力にも対応しており、付属のACアダプターが手元にない場合でも、USB PDに対応した市販の充電器で電力を供給することが可能。またUSB PD出力に対応した外付けディスプレイとケーブル1本でつないで使うこともできます。デスク周りの配線をすっきりさせたい人には嬉しいポイントです。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    本体背面には映像出力端子が4基(HDMI×2、Thunderbolt 4×2)、2.5ギガビットイーサーネットが2基搭載されています

本体背面のうち左側のHDMI端子は、PCの電源を対応モニターの電源と連動させられるMSI Power Link機能に対応しています。今回は同機能に対応した「PRO MP245PG E14」につないで使ってみましたが、モニターの電源ボタンをオフにするとPCもシャットダウン(またはスリープ、もしくは休止状態。Windowsの電源ボタン動作設定による)できるのはとても便利。とくにモニターの背面に取り付けた場合は使い勝手が大幅にアップするので、本製品を検討している人には同機能に対応したMSI製モニターとの組み合わせを強くお勧めしたいです。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    「PRO MP245PG E14」と組み合わせて使用しているところ

このほか、本体には2.5Gbpsの高速通信に対応したLANポートも2基用意されています。また電波干渉や遅延に強い高速無線LANのWi‑Fi 7も標準搭載しており、ネットワーク環境に応じて使い分けられます。

標準搭載されているインタフェースだけでも一般的な用途には十分なくらい充実していますが、Thunderbolt 4対応のサードパーティ製ドッキングステーションを使えば拡張性をさらに高められます。数多く周辺機器を接続して使いたい人にとっても、「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」は魅力的な製品と言えそうです。

AI時代の新しいワークスタイルに最適なミニPC

体積わずか0.51Lの本体に、高性能なインテル® Core™ Ultra 7プロセッサーを搭載したMSIの「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」。

  • Cubi NUC AI+ 3MG-024JP

    コンパクトな本体に高いAI処理性能を搭載した「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」

モニター背面に取り付けられるほどコンパクトな筐体を採用しながらAI処理能力が高く、インタフェースも充実しているため、広々としたスペースを確保しつつもパワフルで快適でパワフルな作業環境を実現します。

PCの電源をMSI製対応モニターの電源と連動させられるMSI Power Link機能を使えば、使い勝手をさらに利便性をさらに高められます。AI活用による業務効率化を進めたい人や、省スペースで使いやすいPCを探している人に適した1台です。気になった方は、一度公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

「Cubi NUC AI+ 3MG-024JP」

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