ゲーミングモニターを選ぶとき、リフレッシュレートや解像度と並んで気になるのが「パネルの違い」だ。なかでもOLED(有機EL)は、液晶とは異なる自発光方式によって、黒の深み、コントラスト、応答速度の面で高い性能を持つ。一方で興味はあってもなかなか一歩踏み出せずにいるという人も少なくないだろう。
そこで今回おすすめしたいのが、LGエレクトロニクス(以下、LG)の26.5型OLEDゲーミングモニター「LG UltraGear OLED 27GX700A-B」と「LG UltraGear OLED 27GX704A-B」だ。
近年のOLEDは大きく進化しており、LGではその技術力によって課題の解消が進み、「OLED=暗い」というイメージはすでに過去のものとなっている。
また両モデルともWQHD(2,560×1,440ドット)解像度、0.03ms(GTG)の高速応答、OLEDならではの黒表現を備えながら、パネルや輝度、リフレッシュレート、表面処理などにそれぞれ特徴がある。
本記事では、最新OLEDの進化を押さえつつ、2モデルの違いをわかりやすく紹介していく。ワンランク上の表現力、滑らかな描画を求めている人は、ぜひチェックしてみてほしい。
27GX700A-B
27GX704A-B
OLEDは液晶と何が違う? 黒が締まるとゲームの見え方が変わる
OLEDの最大の特徴は、画素そのものが発光する「自発光」方式であること。液晶モニターはバックライトの光を液晶で制御して映像を表示するため、どうしても“白っぽい黒”になってしまう。その一方で、OLEDは画素ごとに発光を制御できるため、黒を表示する部分では発光を大きく抑えられ、漆黒を表現することが可能だ。
ゲームでこの違いがわかりやすいのは、夜の街、暗い室内、洞窟、トンネル、夕景などの黒表現が必要なシーンだ。黒が締まると、ヘッドライトや街灯、炎、ネオン、魔法エフェクトの明るさがより際立つ。単に派手に見えるだけでなく、暗い場所の中にある輪郭や奥行きがつかみやすくなり、画面全体の立体感も増す。
もうひとつの魅力が応答速度だ。今回の2モデルはいずれも0.03ms(GTG)に対応し、VESA ClearMR 13000も取得している。ClearMRは、画面内の動いているものがどれだけくっきり見えるかを示すVESAの指標で、数字が大きいほどブレた画素に対して鮮明な画素の割合が高い。FPS/TPSでは素早い視点移動中でも敵や照準を追いやすく、レースゲームでは高速で流れる路面や標識がぼやけにくい。オープンワールドでも、カメラを振ったときの背景やキャラクターの輪郭が見やすく、映像の滑らかさと視認性の両方に効いてくる。
LGはOLEDの「暗い」というイメージを覆してきた
OLEDを語るうえで、LGは外せないブランドだ。LGはテレビなどのパネル事業を通じてOLEDの普及を長くリードしてきたメーカーであり、画素ごとに発光を制御するOLEDの強みと弱点を熟知している。市場での実績も大きく、LGの有機ELテレビは世界出荷台数シェアNo.1を13年連続で獲得(※1)し、有機ELモニター市場でも日本国内の出荷台数No.1(※2)を獲得している。これは単に販売台数が多いというだけでなく、OLEDという表示方式を長年製品として磨き込み、海外はもちろん、日本市場でもユーザーの支持を得てきたことを示す実績だ。
※1:Omdia、2013年~2025年の世界出荷台数
※2:2025年出荷台数において、IDC調べ
そもそもOLEDは、画素そのものが発光する仕組みのため、液晶やミニLEDのように強力なバックライトで画面全体を一気に照らす方式とは性質が異なる。明るい映像を大きな面積で表示し続けると、発熱や消費電力、パネル寿命への配慮が必要になるため、全画面に近い白表示では輝度を抑える制御が入りやすい。また、明るい部屋では外光や照明の映り込みによって、OLED本来の「黒の沈み込み」が相対的にわかりにくくなる。これがOLED発売当初、「OLEDは暗い」「明るい部屋では見えにくい」と言われていた理由だ。
LGはこの「暗い」という弱点に対し、さまざまな技術と手段を用意し克服してきた。パネル技術、表面処理などこれらの技術を組み合わせたUltraGear OLEDの2モデルについて、その特徴とあわせて紹介していこう。
27GX700A-B
27GX704A-B
27GX700A-B
最新タンデムOLEDと280Hzでさらに余裕を狙う
27GX700A-Bは、LG第4世代有機ELパネルを採用する最新世代のモデルで、発光層を4層構造とすることで輝度を高める独自技術の「タンデムOLED」が使われている。標準輝度335cd/㎡、ピーク輝度1,500cd/㎡(APL 1.5%、標準値)という強烈な明るさを実現。DisplayHDR True Black 500、DCI-P3 99.5%にも対応する。表面処理はアンチグレアで、明るい部屋での映り込みを抑えやすいのもポイントだ。
なお、「DisplayHDR True Black」とはOLEDなど黒表現に強いディスプレイ向けのHDR認証で、数字が上がるほど黒の沈み込みを保ちながら、より明るいハイライト表現を期待できる。「DCI-P3」はデジタルシネマ由来の広色域規格で、一般的なsRGBよりも表現できる色の範囲が広い。
そして、OLEDの強みが出るのは、暗部とハイライトが同じ画面内に混在する場面だ。オープンワールドなら、洞窟やトンネルから明るい屋外へ抜ける瞬間、夜の街で看板や街灯が浮かび上がるシーン、夕暮れの森から市街地へ入る場面などがわかりやすい。27GX700A-Bは暗い部分をしっかり沈めつつ、強い日差しや反射、ヘッドライトのまぶしさを表現しやすく、表現の幅に余裕がある。
色の再現性の高さは、複数の第三者機関(Perfect Black認証(※3)、Perfect Color / 100% Color Fidelity(※4)、Perfect Reproduction(※5)の認証取得によって裏付けられている。
※3: Pefect Black 認証番号:V183632
※4: UL Perfect Color認証番号:V569367、Intertek 100% Color Fidelity 認証番号:20KRQ2270
※5: UL Pefect Reprodution 認証番号:V756760
最大280Hzのリフレッシュレートは、FPS/TPSのように一瞬の視認性が重要なゲームとも相性がよい。高フレームレートを出せるPC環境なら、素早い振り向きやエイム中の敵の動きが滑らかに見える。レースゲームでは高速域でのコーナリング、ドリフト中の姿勢制御、ほかの車との接近戦で状況を追いやすい。また、OLEDの高速応答と組み合わせることで、動きの輪郭がつかみやすくなっているのも強みのひとつ。ぼやけをほとんど感じさせないくっきりとした表示と、入力から表示までの遅れを極限まで抑えた仕様を兼ね備えており、これらは液晶では実現が難しい、OLEDならではの魅力だ。
高リフレッシュレートの効果は競技性の高いゲーム向きと思われがちだが、オープンワールドでは滑らかな描画はその世界を歩いているかのような没入感を高めてくれる。また、普段使いでもWebサイトや文書をスクロールさせたときの視認性が高まるなど、作業の快適度も向上し、幅広いシーンで役立つだろう。
ヘッドセット端子やUSBハブ、Hexagon Lightingも備え、ゲーム環境全体を1台でまとめやすい。スタンドは高さ110mm、チルト前-5度から後15度、スイベル左右30度、左90度のピボットに対応する。モニター位置を細かく調整できるため、長時間ゲームを遊ぶときも姿勢に合わせやすい。
長時間のゲームプレイで気になるのがブルーライトだが、「Live Color Low Blue Light」を搭載している点にも注目したい。一般的なブルーライトカットは青色の表示を抑える仕様のため、本来の色とは異なるものとなりがちだったが、この機能は”有害な”ブルーライトに限定して抑えることにフォーカス。正確な色表現を極限まで維持できるように設計されている。
映像入力はHDMI×2、DisplayPort 1.4×1の3系統で、PCとゲーム機を同時に接続しやすい。サイズと重量はスタンド込みで605×469~579×249mm、9kgだ。27型クラスとしては重めだが、それだけに安定感は抜群で激しくキーボードやマウスを操作しても揺れないのは素晴らしい。“揺れ”を気にする人にとっては重要な要素だろう。
27GX700A-B
27GX704A-B
グレアOLEDの鮮やかさを手軽に楽しめる
27GX704A-Bは26.5型のWQHD OLEDパネルを搭載し、最大240Hzのリフレッシュレートに対応。一般的な60Hzモニターの4倍となる毎秒240フレームの表示が可能なため、PC側の性能が追いつく場面では、視点移動やキャラクターの動きが非常に滑らかに感じられる。こちらのOLEDは、1ピクセルあたりに多数の微細なレンズを配置することで光を効率よく取り出すマイクロレンズアレイ(MLA)を採用しているのが大きな特徴だ。
これによってピーク輝度は1,300cd/平方m(APL 1.5%、標準値)に達し、DisplayHDR True Black 400認証も取得している。色域はDCI-P3 98.5%をカバー。こちらは鏡面仕上げのグレアパネルを採用する。
グレアパネルらしいツヤ感は、暗い背景に光が浮かび上がるシーンでわかりやすい。夜景、SFゲームの宇宙空間、暗いダンジョン、ネオンの多い街などでは、黒がキリッと引き締まり、光と暗部のコントラストが際立つ。映像コンテンツやストーリー重視のゲームを鮮やかに楽しみたい人にとって、わかりやすい魅力だ。
スタンドは高さ130mm、チルト前-5度から後21度、スイベル左右30度、左90度のピボットに対応する。モニター位置を細かく合わせられるため、机や椅子の高さが変わっても見やすい位置を作りやすい。OLEDを初めて使う人にとっても、映像の鮮やかさと扱いやすさのバランスがよいモデルだ。
映像入力はHDMI×2、DisplayPort 1.4×1の3系統で、こちらもPCとゲーム機を同時に接続しやすい。スピーカーは非搭載だが、ヘッドホン出力は用意されている。サイズと重量は605×403~533×220mm、7.2kg。奥行きがコンパクトで軽量なため設置しやすく、デスクのスペースが限られている環境にも適している。
27GX704A-B
共通のゲーミング機能も充実
暗部補正や24型相当表示も使える
27GX700A-Bと27GX704A-Bは、パネルや最大リフレッシュレートなどに違いはあるが、ゲーミング向けの便利機能は共通して充実している。たとえば「ブラックスタビライザー」は、画面内の暗くて見づらい部分を明るく補正する機能だ。OLEDは黒の締まりが魅力だが、対戦ゲームでは暗い場所に隠れた敵やオブジェクトを見つけやすくしたい場面もある。そうしたときに、暗部の視認性をユーザーの好みに合わせて持ち上げられるのは実用的だ。
入力遅延を抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」も備える。映像処理による遅れをできるだけ減らし、操作に対する画面の反応をよりダイレクトに感じやすくする機能で、レースゲームのステアリング操作やFPS/TPSのエイム操作ではメリットを感じやすい。加えて、画面中央に照準を表示するクロスヘア、フレームレートを画面上に表示できるFPSカウンターも用意されており、別途ソフトを使わずにゲーム中の状態を確認しやすい。
OSDメニューには、FPSやRTSなどジャンルに合わせた画質プリセットも用意される。暗いマップでは暗部を見やすくし、色のメリハリを重視したいゲームではコントラストを強調するなど、タイトルや好みに合わせて表示を切り替えられる点も便利だ。
さらに、表示サイズを24型相当に切り替える機能も備える。eスポーツ大会では24型前後のモニターが広く使われており、画面全体を少ない視線移動で把握したいFPS/TPSや格闘ゲームでは、27型の広さをあえて抑えて表示できることが武器になる。
27GX700A-B
27GX704A-B
どのような視点で2モデルを見ればいいのか
27GX700A-Bは、より新しいパネル世代、高い輝度、広い色域、最大280Hzを求める人に向いている。明るい部屋でも使いやすいアンチグレア、ヘッドセット端子など、映像美とゲーム性能の両方を重視するユーザーに刺さるはずだ。
27GX704A-Bは、OLEDらしい黒の締まりとグレアパネルの鮮やかさを楽しみたい人に向いている。基本性能は十分に高く、OLEDゲーミングモニターを初めて使う人にも選びやすい。とくに、暗いゲームや映像コンテンツを美しく見たい人、画面のツヤ感を好む人に合うだろう。
不安なく選べるのがLGのOLED
OLEDの黒、コントラスト、応答速度の強みは、さまざまなゲームで効いてくる。FPS/TPSでは高リフレッシュレートと高速応答が視認性に効き、オープンワールドでは明暗差のある風景がより立体的に見える。Forza Horizon 6のように、夜景、日中、山道、高速走行が次々と切り替わるゲームでも、黒がしっかり沈むことで光が際立ち、画面の奥行きが増す。高速で流れる景色もくっきり見え、レースゲームの没入感を高めてくれる。
LG公式オンラインショップで購入して製品登録を行ったLG会員は、最長5年保証の対象になる点も安心材料だ。初めてのOLEDゲーミングモニターを検討している人も、より高性能なOLEDに乗り換えたい人も、LG UltraGear OLEDの2モデルをぜひチェックしてみてほしい。
27GX700A-B
27GX704A-B
[PR]提供:LGエレクトロニクス・ジャパン



























