高性能なプロセッサーやグラフィックスを搭載し、ビジネスだけでなくクリエイティブ用途でも活躍するMSIのノートPC「Prestige」シリーズ。そのラインナップのうち、画面が360度回転する仕組みを採用して1台でノートPCとしてもタブレットとしても使える2-in-1 PCが「Prestige 16 Flip AI+ C3M」です。

高精細で色再現性に優れる大型有機ELディスプレイと最新世代のCPUを搭載しており、イラスト制作や動画編集などのクリエイティブワークで求められる表示品質とパフォーマンスを高いレベルで満たしているのが特徴。またタッチ操作とペン入力にも対応しており、液晶ペンタブレットのような直感的な操作も実現しています。

本記事では、その基本的なスペックとともに、実際のイラスト制作や動画編集の現場で試してわかったリアルな使用感をクリエイター目線で紹介していきます。

「Prestige 16 Flip AI+ C3M」

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薄型軽量ボディに大型ディスプレイと最新世代のハイエンドCPUを搭載

MSIの「Prestige」シリーズの中でも、イラスト制作や画像・動画編集などのクリエイティブ用途で求められる性能や表示品質を追求したハイエンドモデルが「Prestige 16 Flip AI+ C3M」です。

項目 内容
CPU インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 386H
メモリ 32GB(LPDDR5X)
ストレージ 1TB(M.2 NVMe)
ディスプレイ 16インチ有機EL(OLED) グレアパネル、QWXGA+(2,880×1,800)、120Hz、
DisplayHDR True Black 600、DCI-P3相当、Low Blue Light、ペンタッチ対応
本体重量 約1.66kg
形状 360度回転、2-in-1 PC

CPUに最新のインテル Core Ultra 9 プロセッサー 386Hを搭載しており、文書作成などの日常的な用途はもちろん、画像・動画編集のような負荷の高い処理も快適に行えます。CPUに内蔵されたNPUも最大50TOPS(1秒間に50兆回のAI処理)と高性能で、画像生成のような複雑なAI処理もクラウドを介さず端末上で高速かつ効率的に実行することが可能。

メモリは標準で32GB搭載しており、大量のデータを扱ったり、複数のアプリを同時に実行したりするときでも動作が重くなりにくく、軽快に操作できます。

ストレージはデータ転送速度が高速なM.2 NVMe SSDで、容量は1TBあり、動画やRAW画像など大容量ファイルも余裕を持って保存できます。

ディスプレイは画面サイズが16インチと大きいだけでなく、解像度がQWXGA+(2,880×1,800)と高精細。

しかもアスペクト比(縦横比)が16:10と一般的なディスプレイよりも縦方向に表示領域が広いため、Webページなどの縦に長いコンテンツや動画編集アプリのタイムラインなどが見やすいのもメリットです。さらにデジタルシネマ向け規格のDCI-P3に対応した広色域な有機EL(OLED)パネルを採用しており、画面上でコンテンツの色味を高い精度で確認できます。

加えて、ディスプレイを360度回転してタブレット形状に変形できるフリップ機構を備えており、タッチ操作や付属のMSI Nano Penによるペン入力も可能。

ビジネスパーソンだけでなく、クリエイターが求めるスペックや機能をも余すところなく備えているのが大きな特徴です。

「Prestige 16 Flip AI+ C3M」

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「Prestige 16 Flip AI+ C3M」は実際に制作現場でどの程度役立つのでしょうか? 今回はまず、イラストレーターの、にぎりこぷしさんに普段の制作フローの中で使用していただき、その感想を伺いました。

【イラストレーター体験レビュー】実際の制作フローで使い勝手を検証

にぎりこぷしさんは、通常はタブレットでイラストを描いているそうですが、今回はラフ制作から仕上げまで「Prestige 16 Flip AI+ C3M」と付属のMSI Nano Pen、本体にインストールしたAdobe Photoshopを使用して制作していただきました。

【プロフィール】

北海道出身。教育系出版社に勤務ののち、フリーのイラストレーターとして独立。大阪を拠点に、イラスト、マンガ、似顔絵、キャラクターデザインなど、幅広く制作を手掛ける。公式サイトで2000年より毎日絵日記を連載中。

① ラフ制作

「Prestige 16 Flip AI+ C3M」は画面の角度を360度まで回転させ、タブレットモードにして使用できます。しかし今回は画面を120度程度に開いてノートPCモードのまま作業したとのこと。

その状態でもタッチ操作やペン入力に対応しており、イラスト制作にも十分活用できます。さらにキーボードやタッチパッドでの操作も可能なため、Photoshop使用時にはショートカットを多用して作業効率を高められます。「自分の制作スタイルに合わせて柔軟に画面の角度やモードを変えられる」ことを、にぎりこぷしさんはまず評価しました。

② 線画・着彩

ラフをもとに主線を描く作業は、もともとゆっくりペンを動かすことが多いため、ペンの追従性や描き味の違いも気にならなかったとのこと。筆圧の感度も4,096段階と十分で、とくに違和感なく作業に集中できたそうです。ただし、いつも使っているペンに比べると胴軸の太さが細く、長時間使用時には、その細さをやや意識する場面もあったとのこと。

そのぶんペンが軽くPC本体の裏面にスッキリ収納できる点や、収納したらそのまま充電される点は便利に感じたそう。30秒の充電で最大60分使えるの急速充電に対応しているため、作業の合間にペンを収納するようにすれば長時間イラストを描く際もペンのバッテリーの持ちを気にすることは少ないだろうとのことでした。

着彩は、色再現性に優れる有機ELディスプレイの実力をとくに実感できる作業。にぎりこぷしさんも「画質、発色がよく、表示がきれいで微妙な色の違いが気になりやすいイラスト制作で使っても問題は感じませんでした」と太鼓判を押しました。

③ 完成

仕上げまで「Prestige 16 Flip AI+ C3M」で作業した感想を聞くと、「商業案件のイラストはスピードや精度がより求められるので、プロ用の液タブと比較すると違いを感じる場面もありました。ただ、個人の作品づくりや趣味のイラストなど、用途によってはこれ1台でも十分対応できるのではないでしょうか。また、イラスト制作の際にディスプレイへ直接タッチして直感的に操作できる点は非常に便利で、作業のしやすさにつながっています」と語ってくれました。

イラストレーター・にぎりこぷしさんが使用

「Prestige 16 Flip AI+ C3M」とは

【動画制作者体験レビュー】動画の企画や制作ディレクションでも活躍

次に、マイナビニュースの動画制作チームに所属しているKさんにも「Prestige 16 Flip AI+ C3M」を試してもらいました。今回は同製品の機動性の高さに注目して、主に動画の企画段階から制作ディレクションまでの工程を想定して試してもらったほか、Adobe Premiereを使用した軽めの編集や、完成した動画のチェックなどにも使ってもらいました。

普段は映像の色や明るさなどを厳密にチェックするため、外付けのリファレンスモニターで作業することが多いというKさんですが、「Prestige 16 Flip AI+ C3M」はディスプレイの発色がきれいで、色味の確認やビジュアルのチェック用途に適していると感じたそうです。

特に便利だと感じたのが「持ち運べること」。

16インチの大型ディスプレイを備えながら薄さが11.9mm(最薄部)、質量が約1.66kgと薄型軽量なため、「カメラなどの機材と一緒に持ち運びやすく、外出先でもその場で動画の編集やチェックをしやすそうです。ワンオペ撮影に向いていますね。出張先のホテルで作業した際には、画面が大きく見やすくて仕事が捗りそうです」とのこと。

画面が360度回転するフリップ機構やペンタッチ操作に対応している点もディレクション業務に役立ちそうとのことで「絵コンテやラフ作業の際は、通常タブレットとPCを使い分けることが多いのですが、1台で完結できるのはありがたいですよね。画面が0〜360度の間の好きな角度に調節できるので、対面する相手にプレビュー動画や絵コンテを見せて提案したいときもスムーズにできそうだと感じました」と話してくれました。

マイナビニュース動画制作チームが使用

「Prestige 16 Flip AI+ C3M」とは

1台で幅広いシーンに対応できるクリエイター向けハイエンド2-in-1 PC

持ち運びが可能な薄型軽量ボディに、美しく見やすい16インチの有機ELディスプレイや高性能CPUなどを搭載し、普段使いからイラスト制作や動画編集などのクリエイティブ用途まで幅広く対応可能な「Prestige 16 Flip AI+ C3M」。360度回転するフリップ機構や筆圧検知対応のMSI Nano Penも備えており、場合によってはこれ1台でラフ制作から仕上げまで、イラスト制作の工程を完結させることも十分可能です。

大きいだけでなく解像度や表示品質も高いディスプレイや、最新世代のインテル Core Ultraプロセッサーは、作業効率を重視するクリエイターにとっては魅力的なポイントに感じられるはず。高性能で使い勝手のよいノートPCを探しているビジネスパーソンはもちろんですが、直感的に使えて普段の創作活動をサポートしてくれる“ツール”を探しているクリエイターにもおすすめできる1台です。気になった方は、一度公式サイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。

「Prestige 16 Flip AI+ C3M」

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