
「自分の仕事は、社会のためになるのだろうか?」就職活動や転職活動の際、そんなふうに“仕事の意義”を少しでも考えたことはないでしょうか。日々目の前の業務に没頭するほど、「自分が世の中にどんな価値を届けているのか」「どんな変化を生み出しているのか」が見えにくくなるものです。
今回は、社会課題に向き合う2つの現場にフォーカス。取り上げるのは、レバレジーズの医療DXサービス『わんコネ』とオンライン診療プラットフォーム『レバクリ』。医療業界が抱える構造的な問題に対し、ビジネスとテクノロジーでどう向き合っているのか。現場で働く2人のリアルから、「社会をより良くする」という手応えを感じられる仕事の醍醐味を紐解きます。
分断された医療の情報をつなぐ。『わんコネ』の挑戦
高齢化の進行や人材不足などを背景に、医療現場では限られた人員で多くの業務を担う必要があり、業務負担の増加が大きな問題となっています。
とりわけ現場を圧迫しているのが、医療機関間の連携業務です。未だに電話やファクスといったアナログな手段に依存しているため、転院先の選定までもが、特定の個人の知識やネットワークに頼らざるを得ない状況が常態化しています。
こうした背景から生まれたのが、医療DXサービス『わんコネ』です。入退院に関する情報共有や転院調整をSaaS上で一元管理し、医療機関同士の連携を効率化することで、患者が適切な医療を受けられる環境づくりを支援しています。

同志社大学卒業後、大手証券会社を経て、2023年にレバレジーズに中途入社。入社後は医療DXサービス『わんコネ』を担当。現在は関東エリアの医療機関を中心に、サービス提案から導入後の運用改善まで幅広く関わっている。
──『わんコネ』は、どのような背景から生まれたのでしょうか?
医療業界では、「2040年問題*」が取り沙汰されています。レバレジーズはこれまで、『レバウェル』の医療・ヘルスケア領域の人材紹介事業を通じて、現場と向き合ってきました。
その中で見えてきたのが、「人材のマッチング」だけでは解決しきれない構造的な歪みです。医療関係者と日々接する中で、依然としてアナログな業務が残り、限られた人員が患者対応以外の業務に時間を割かれている実態がありました。
そこで私たちは、労働力を供給するだけでなく、その生産性をシステムによって向上させるアプローチも取る必要があると考えました。システムに任せられる業務は切り出し、医療従事者の本来の使命である「患者と向き合う時間」をできるだけ増やす。そういった世界観を目指して生まれたのが、医療DXサービス『わんコネ』です。
*団塊ジュニア世代(1971~74年生まれ)が高齢者となる2040年前後に、医療・介護需要が急増する一方で、生産年齢人口(15~64歳)が大幅に減少し、医療・介護人材の不足や社会保障制度の持続性が深刻な課題となるとされている問題

──この事業に関わるきっかけを教えてください。
父と叔父は医師なのですが、幼い頃から医療現場の苦労や大変さについての話はよく出ていました。ただ、正直当時はあまり関心が持てず、どこか他人事のように聞き流してしまっていたんです。しかし、自分も年齢を重ね、労働力不足や人口減少といった言葉を日常的に見聞きする中で、かつて父たちが漏らしていた現場の悩みが、まさにその問題と地続きなのだと気づきました。
私自身は医師の道を選びませんでしたが、ビジネスという手段で現場の問題を解決することが、自分なりの親孝行にもつながるのではないか。そう考えるようになったのが大きな転換点です。また、人材面での支援だけでは解決が追いつかないほど、現場の負は深刻化しています。だからこそ、業務効率化や医療DXという「仕組み」のアプローチで、今の自分が持つ力を最大限に発揮したい。そうした想いで、この事業への参画を決めました。
現在は関東エリアの病院を担当し、実際に足を運びながらヒアリングや提案を行っています。現場で話を聞いていると、従来のやり方で業務自体は回っており、非効率に気づきにくいケースも少なくありません。
そのため、最初からシステムを提案するのではなく、業務フローや困りごとを一つひとつ整理しながら、どこに改善余地があるのかを一緒に見つけていくところから始めています。
患者・医療機関・地域まで変わる。医療DXが広げる新しい可能性

──実際に、どのような手ごたえを感じていますか?
『わんコネ』の導入によって調整業務の負担が軽減され、患者と向き合う時間が確保しやすくなったという声をいただく機会が増えました。転院先が早期に決まることで、患者の経済的・身体的な負担の軽減にもつながります。また、病院側にとっても新たな患者を受け入れやすくなり、空き病床を有効に活用できるようになる。結果として、地域全体で医療資源を効率的に活用できる仕組みづくりに寄与できていると感じています。
2022年のサービス開始以降、関東エリアを中心に導入が進み、現在も対応エリアと連携医療機関を継続的に拡大しています。
──仕事のやりがいや面白さはどんな点ですか?
単にツールを提供するだけでなく、現場の声を基にプロダクトを改良し続けられている点に面白さを感じています。普段からマーケターやエンジニアも近くの席に座っているため、直接コミュニケーションを取り、スピード感を持ってより良いものを創れている実感があります。
また、課題整理から導入後の運用・改善まで一貫して携われるのも特徴です。病院ごとに業務フローや課題が異なるため、新たな発見も多くあります。医師会や行政などさまざまな立場の方と連携しながら、提案や仕組みづくりなど多面的にアプローチを行っています。
転職して約3年が経ちますが、今でも毎日新たな発見があり日々ワクワクしています。
長田さんの話からは、レバレジーズが一つの手段にとどまらず、さまざまな角度から社会課題に向き合っている様子が見えてきました。
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ビジネスだからこそ実現できる、広がりとスピード

実際、社会課題へのアプローチにはいくつかの方法があります。ボランティアや公共領域、そしてビジネスと、それぞれ担う役割は異なります。
ボランティアは現場に寄り添い、細やかな支援を行える点が特徴です。公共領域は制度として仕組みを整え、広い範囲に平等な支援を届ける役割を担います。一方で、ビジネスは収益を通じて継続的な改善を重ねながら、スピード感をもって変化を広げていける点に強みがあると考えられます。市場の仕組みを活用することで、より多くの人に価値を届けられる手段でもあります。
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同じ「医療」でも、解き方は違う。『レバクリ』のケース
現在の日本の医療には、さまざまな問題が存在し、それぞれ求められるアプローチも異なります。次に紹介するのは、「医療へのアクセス」という視点から社会課題に向き合う事業です。
そこで話を聞いたのが、オンライン診療プラットフォーム『レバクリ』でマーケターとして働く二宮さん。通院せずに診療を受けられる仕組みを通じて、医療にかかるハードルを下げる取り組みを行っています。

名古屋大学卒業後、2024年にレバレジーズに新卒入社。オンライン診療プラットフォーム『レバクリ』に立ち上げ期より参画。マーケティング部のプロダクト担当として、機能開発や新規診療科目のサービス設計、ユーザー体験の改善に従事している。
──『レバクリ』は、どのような背景から生まれたのでしょうか?
医療業界では、医師の地域偏在や人材不足などを背景に、地域によって医療へのアクセスに差が生まれてしまっています。また、通院することが前提の現在は、時間や場所の制約によって、必要な診療を受けられないケースも少なくありません。
こうした構造的な歪みを解消するために生まれたサービスが、『レバクリ』です。通院せずに診療を受けられる仕組みを提供することで、時間や場所の制約を取り払い、医療へのアクセスそのものを広げていくことを目指しています。

──普段はどのような業務を担当していますか?
『レバクリ』の機能開発や新しい診療科目の開拓において、「どのユーザーにどんな価値をどのような手段で届けるか」といった設計から関わっています。
一般的に、マーケティングというと数字をもとに改善を繰り返していくイメージがあると思います。しかし、私が入社した当初は、事業が立ち上がったばかりでデータも少なく、現場のオペレーションも整っていない状態でした。そのため、KPIや指標の設計など、基盤づくりから深く関わってきました。
また、ユーザーインタビューも定期的に行います。サービスの使いやすさや体験の中で感じた違和感など、数字だけでは見えない部分を直接ヒアリングし、改善につなげています。
──この事業に関わるきっかけを教えてください。
もともと「人を笑顔にする仕事」がしたくて、就活時はエンタメ業界なども見ていました。ただ、一瞬の笑顔ではなく、「より長く続く笑顔の土台をつくりたい」と思うようになり、レバレジーズに入社を決めました。
実際に仕事をする中でユーザー一人ひとりの話を聞いていくと、目の前の人が抱えている悩みが少しずつ見えてきます。そうした悩みを丁寧に改善していくことで、自分の仕事が誰かの悩みの解決や前向きな変化につながっていると実感するようになりました。その実感があるからこそ、いまはオンライン診療を、医療の当たり前の選択肢として根付かせていきたいと考えています。
“使ってよかった”の声が、やりがいに変わる瞬間

──『レバクリ』の強みとは何でしょう。
目指しているのは、“誰もが手軽に、安心して使い続けられるサービス”です。そのなかで、レバレジーズとしてはグループ全体で培ってきたユーザー行動データの分析や、スピード感のある施策の検証・改善といった土台がある点は強みだと思っています。また、提携医療機関の医師と連携して、専門的視点も踏まえた患者体験の改善ができる点も、私たちならではの価値につながっているのではないでしょうか。
レバレジーズ全社として独立資本で経営*しているゆえに、短期的な成果だけでなく、中長期的な成長に必要な施策、患者体験の向上につながるシステム開発へリソースを投下できる環境があります。将来を見据えた「本質的な改善」に腰を据えて取り組める環境はありがたいですね。
さらに、プロダクト開発からマーケティングまでを内製化するインハウス体制*があります。単にタスクを進めるだけでなく、背景にある意図や目的を全員が深く理解した上で動けるため、結果的に意思決定のスピードにもつながっています。
こうした環境だからこそ、目の前のボトルネックを自分事として捉え、熱量高く取り組むメンバーが自然と集まっているのだと思います。
*独立資本経営
独立資本とは、未上場かつ外部からの資金調達に頼らない経営スタイルのことです。外部の意見に意思決定を左右されないため、大胆な事業推進が可能になります。さらに、短期的な利益にとらわれないため、人材登用においても中長期的な視点を持ち、若手のポテンシャルにしっかりと投資できるというメリットがあります。
*インハウス体制
営業、企画、マーケティング、開発、デザインなど、業務に必要とされる全ての専門性を自社内に有し、変化への素早い対応と実行を可能にしています。
──仕事を通じて感じるやりがいはありますか?
ユーザーインタビューをする中で、“『レバクリ』を通じてクリニックに相談し、効果を実感した”という声をいただけるときは、とてもうれしいですね。自分の仕事が誰かの「困った」を解決し、前向きな変化につながっていると実感できています。
正直なところ、学生の頃は「社会課題」と言われても実感が湧かなかったのですが、実際にサービスに関わる中で解像度が上がり、目の前の人の負の解消が社会全体の課題解決につながっていくと感じられるようになりました。
そうした経験を重ねる中で、やりがいは最初から用意されているものではなく、自分から課題に向き合い続ける中で見えてくるものだと考えるようになりました。事業づくりに対して若くから裁量を持てるこの環境で、引き続き挑戦し続けていきたいと思います。
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課題に向き合い続ける現場が、社会を変えていく

同じ医療業界でも、アプローチ方法はさまざまです。現場の非効率を解消して「持続可能な仕組み」を創るのか、あるいは医療の届け方そのものを見直し「選択肢」を増やすのか。手段は違えど、2人の話に共通していたのは、目の前の業務の先にある、社会の大きなうねりを見つめ続けること。それこそが、「社会をより良くしている」という確かな手応えの源泉なのかもしれません。
レバレジーズには、こうした社会課題に対し、ビジネスの領域で真っ向から挑んでいける土壌があります。自分が投じた一石が、社会をどう変えていくのか。その全体像を自らの手で描き、試行錯誤できる環境を選ぶことは、これからのキャリアにおいて大きな意味を持つはずです。
[PR]提供:レバレジーズ