日本橋エリアでは現在、さらなる街の発展に向けて、5つの地区で再開発が進められています。COREDO室町のある日本橋室町エリアでも街並みのアップデートが進み、「少し歩き方が変わったかも」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、実際に街を歩いてみると、日本橋室町エリアの飲食店やショップは変わらず営業しており、日本橋らしい落ち着いた賑わいは今も健在。老舗と新しいスポットが自然に混ざり合うこの街ならではの魅力を、改めて感じることができます。
今回は、マイナビニューススタッフが実際に日本橋室町エリアを散策。通り沿いだけでなく一歩入った路地空間も楽しめる、日本橋室町の街歩きをご紹介します。
映画の後に見つけた見知らぬ小路 アートステッカーから日本橋の魅力を再発見!
ある休日、日本橋で映画を鑑賞したマイナビニューススタッフH(以下H)。鑑賞を終え、外に出ると道路の向こう側に細い路地が見えました。
あれ、こんな道あったんだ。今日はせっかくの休日だし、映画だけで帰るのはもったいないかも。お腹も空いたし、ちょっと街を散歩してみようか

普段は仕事で訪ねていた日本橋ですが、改めて街を見ると、たくさんのお店があることに気付いたH。さっそく、休日モードで日本橋を散策してみることにしました。
12:00 街歩きで見つけたアートの秘密とは……
COREDO室町3の裏にある細い道に入っていくと、ビルの一角で工事が進んでいるよう。「再開発が進んでいるんだなぁ」と思いながら見ていると、工事のエリアを囲うパネルに、美しいモチーフが描かれています。
すごいオシャレなパネル! 日本橋を表すものがモチーフなのかな。さすが日本橋、細かい演出だなぁ

気になったHは、何のイラストなのか画像検索をしてみることに。すると、「日本橋室町アートステッカーラリー」のステッカーのモチーフということが判明しました。
面白そう! ステッカーもかわいいし、いくつか集めてみよう

さっそくHは空腹を満たすため、食事処を探すことにしました。
12:15 懐かしさにホッとする……老舗のそば屋さん
少し開けた通り「むろまち小路」に出て気ままに歩いていると、目に入ってきたのがのれんに書かれた「生そば」の文字。入口の瓦屋根と壁にかかった行灯から、和の落ち着いた雰囲気が感じられます。
老舗のいい雰囲気があるし、江戸といえばそばだよね! ここのお店に行ってみよう

店内は窓に障子が張られ、どこか懐かしい印象。木や竹の色味がぬくもりを感じさせます。Hが注文したのは、人気の看板メニュー「納豆そば」。
冷たいそばに納豆とかつおぶし、海苔にかいわれ大根、そして中央に卵黄がのった、栄養たっぷりでヘルシーな一品です。混ぜながら食べると、そばに納豆の風味とふっくらとした食感、そしてかつおぶしと海苔、卵黄の旨みがつゆと一体となり、さっぱりしているのに十分な満足感が味わえます。
納豆とそばって最高な組み合わせ! そばものど越しがよく、すごくおいしくて、クセになりそう!

昭和27年創業の老舗そば店。利久庵のそばは、北海道・空知産のそばの実を使用した更科そばが特徴。つるりとした喉ごしと、上品ですっきりとした味わいが魅力です。出汁には鰹節や昆布を使用し、そばの風味を引き立てるキレのあるつゆに仕上げられています。
「利久庵」では、そばだけでなく、ごはんメニューも人気。特に、かつ丼はしっかり食べたいときの定番として選ぶ常連のお客さんが多いのだとか。
大満足のHは、ステッカーもしっかりゲットし、次の散策へと向かいました。
14:00 リラックス空間でコーヒーとスイーツでほっこり
ランチを終えて外に出ると、ソフトクリームを美味しそうに頬張る人たちを発見。調べてみると、どうやら、「ミカド珈琲店 日本橋本店」のモカソフトのようです。
私もコーヒーとスイーツで一休みしようかな

ミカド珈琲店では、コーヒー本来の味わいを引き立てる“酸味”を大切にしていて、日本橋本店のハウスブレンド「日本橋ブレンド」は、半熱風焙煎機で丁寧に焼き上げられたスタンダードな味わいとのこと。
Hは「日本橋ブレンド」と「旧軽モカロールケーキ」を注文してみました。
日本橋ブレンドはすっきりとした酸味と香ばしさが広がる味わい。特に、淹れたてから30分ほどが、最も風味を楽しめるとのこと。
また、「旧軽モカロールケーキ」は、コーヒー風味のクリームをふんわりとした生地で包んだ人気メニュー。甘さ控えめで食感も軽く、食後でもぺろりと食べられます。このコーヒークリームは、軽井沢のハウスブレンドの「旧軽通り」というコーヒーを使用しているのだとか。また、添えられている「花豆」は長野県の特産品です。
コーヒーはすっきり飲みやすくて、香りも豊かだからなんだか気持ちが落ち着くな……。今度は、ゆっくり読書しに来よう

ステッカーも無事ゲット。コーヒー豆をモチーフにした、かわいいデザインです。
1948年創業の老舗ロースター。日本橋エリアで長年愛され続けてきた、クラシカルな雰囲気の喫茶店です。
持ち帰りはもちろん、2階と3階にイートインスペースがあり、1人でゆっくり楽しむのはもちろん、何人かで仕事の打ち合わせをすることも可能です。
今回Hが食べたもの以外にも、コーヒーのほろ苦さと甘さのバランスが絶妙な「モカソフト」や、さっぱりとしたコーヒーゼリーに「ミカド珈琲のモカソフト®」がのった「モカゼリー」も人気メニューで、近くに勤めている方の癒しスイーツとなっています。添えられたプルーンのシロップ漬けの爽やかな甘みも印象的で、その人気は瓶詰で販売するほどなのだとか。
観光途中のひと休みはもちろん、日常の中でも自然と立ち寄りたくなる、日本橋らしい落ち着いた空間で、Hはすっかりリラックスしました。
15:00 日本橋土産はこだわりのものづくりから
街歩きを十分に堪能したH。夕方に差しかかり、そろそろ帰ろうかと思ったとき、来週末に実家に帰省することを思い出しました。
そうだ、両親へのお土産に何か日本橋らしいものを買って帰ろう!

そこで立ち寄ったのが、日本で唯一の楊枝専門店として知られる「日本橋 さるや」
今回Hがお土産に選んだのは、携帯用の「振り出し楊枝」。小さな筒を振ると一本ずつ楊枝が出てくる仕組みで、思わず誰かに見せたくなるような粋なアイテムです。
桐箱には、名入れもできるんだ。すごい~! 贈り物や日本橋土産として選ばれる理由にも納得だな

「日本橋 さるや」では「日本橋」の文字が書かれたステッカーをゲットしました。
宝永元年(1704年)創業という、300年以上の歴史を持つ老舗です。
香り豊かなクロモジを使い、一本ずつ職人の手で仕上げる楊枝は、繊細でしなやかな使い心地が魅力。江戸の粋を今に伝える逸品として、贈り物にも人気を集めています。
日本ならではのものづくりに触れ、新鮮な気持ちになったH。日本橋らしい“手仕事”の魅力を感じられる出合いとなりました。
16:00 散策で日本の食と文化を堪能
映画をきっかけに始まった今回の街歩き。気づけば、ランチにカフェ、買い物まで、日本橋エリアをたっぷり満喫していました。
改めて歩いてみないとわからない日本橋の魅力とたくさん出合えたなぁ。ちょっとした路地に入るだけで、食も文化も堪能できるなんて知らなかった!

そして、街歩きの楽しさをさらに広げてくれたのが、2026年10月末まで開催中の「日本橋室町アートステッカーラリー」です。お店ごとに異なるデザインのステッカーは、つい集めたくなるかわいさ。どんなステッカーがあるのか探しながら歩いていると、自然と普段通らない道にも足を運びたくなり、新しいお店や景色との出会いも生まれます。
変わらない賑わいと新しい発見 歩くほどに好きになる日本橋室町エリア
歩いてみて印象的だったのは、再開発が進む中でも、街の日常の賑わいが変わらず続いていたこと。老舗の飲食店や専門店が並ぶ室町一丁目には、落ち着いた空気が流れており、目的がなくてもつい寄り道したくなるような魅力がたくさんありました。
おしゃれなステッカーを集めつつ、食事や買い物を楽しみながら、日本橋エリアをゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか。
伝統と革新が交差する街 自分だけの「好き」を見つけて日本橋を楽しもう
老舗の飲食店や専門店が自然と街並みに溶け込み、このエリアならではの空気をつくっている日本橋。“今の日本橋”について、長年この街を見続けてきた日本橋の老舗料理店「日本橋 とよだ」の5代目であり、室町一丁目町会長も務める橋本さんに、日本橋の変化や魅力についてお話を伺いました。
――再開発が進む今の日本橋について、どのような変化を感じていますか?
一番大きいのは、土日に人が増えたことですね。銀行が土曜休みになってから、昔は土日が本当に静かだったんですよ。でも、COREDO室町やYUITOができてからは、土日のほうが平日より人が多い日もあるくらい。街に活気が戻ってきたなと感じます。緑も昔より今の方がたくさんあって、過ごしやすい街になっていますね
――室町一丁目エリアには、どんな魅力がありますか?
この辺りは、食だけじゃなくて、老舗の専門店が点在しているのが面白いところなんです。扇子屋さんや手ぬぐい屋さん、楊枝屋さんとか、いろいろなお店を巡れます。飲食店だけでなく、物販のお店があることで、人が自然と街を歩くんですよね
――昔から続くお店が多い日本橋ですが、今の時代に合わせて変化していることはありますか?
技術が進歩した今、料理は時代によって変わっていくし、お店のつくりも、お客さんに合わせて変化しています。逆に、続けるためには変わっていかないといけないんですよね。昔ながらのよさを残しながら、新しいことも取り入れていく。その積み重ねで、街もお店も続いてきたんだと思います
――これから日本橋を訪れる方に、ぜひ感じてほしい魅力を教えてください。
大きなビルばかりじゃなくて、個人のお店がたくさん残っているところが日本橋の魅力だと感じています。寿司屋さんでもそば屋さんでも、それぞれのお店にこだわりや個性があるんです。そういうお店をいろいろ回って、自分の好きなお店や味を見つけてもらえたら、日本橋の街歩きはもっと楽しくなると思います
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“老舗の街”であるだけでなく、時代に合わせて少しずつ変化を重ねながら、人を惹きつけ続けている日本橋。橋本さんの言葉からも、この街に根付く文化や人の営みが今も大切に受け継がれていることが伝わってきます。
日本橋エリアをゆっくり歩いてみると、改めてそれぞれのお店が持つ歴史やこだわりに自然と触れられるかもしれません。初めて日本橋に行く方も、久しぶりに訪れる方も、ぜひ日本橋で、新しい発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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