発電所をはじめとする電力設備は、私たちの暮らしに欠かせない重要な社会インフラです。一方で、「大規模で責任が重そう」「現場仕事は大変そう」といったイメージを持つ人も少なくありません。
そんな中、電力設備のライフサイクル全体に関わり、技術力で安定供給を支えている東京電力グループ企業・東京パワーテクノロジー株式会社(以下、東京パワーテクノロジー)は、社会インフラを支える事業の安定性と福利厚生が充実した働きやすい環境のもとで、腰を据えて専門性を磨ける会社として注目を集めています。
今回は、そんな同社で活躍する20~30代の施工管理者の皆さんに集まっていただき、千葉県富津市にある富津火力総括事務所にて座談会を実施。仕事のやりがいや職場の雰囲気、福利厚生など、東京パワーテクノロジーだからこそ感じられる働きやすさについて、リアルな声を聞いてみました。
【座談会参加者プロフィール】
火力産業プラント事業部 富津火力総括事務所
機械第二グループ
山本 誠也さん
2010年入社。川崎火力発電所を拠点に、横浜火力発電所や南横浜火力発電所などで勤務した後、株式会社IHIプラントに3年ほど派遣。 現在は、富津火力総括事務所機械第二グループに所属し、主にボイラーのメンテナンスを担当している。
火力産業プラント事業部 富津火力総括事務所
機械第二グループ
佐藤 啓太さん
2020年入社。柏崎刈羽原子力発電所で勤務し、オペレーション(運転管理)を担当。 2025年6月、富津火力総括事務所機械第二グループに異動し、燃料設備のメンテナンスに携わっている。
火力産業プラント事業部 富津火力総括事務所
機械第一グループ
櫻井 侑樹さん
2022年入社。入社以来、富津火力総括事務所に所属し、2年目から蒸気タービンの施工管理を担当。 最近は、ガスタービンの施工管理にも挑戦中。
――発電設備の保守メンテナンスをメインに、建設・改修、放射能測定・放射線管理、オペレーション、廃棄物管理、業務支援システムの構築といったトータルサービスを提供されていますが、富津火力総括事務所ではどのような事業を行っているのでしょうか?
山本さん:富津火力総括事務所では、発電プラント設備や液化天然ガス(LNG)基地の保守・補修、水処理設備の運転などを担っています。
――その中で、皆さんはどのように働かれているのでしょうか? 一日の流れを教えてください。
山本さん:8時10分の始業時刻になると、朝礼とラジオ体操で一日が始まります。その後、グループごとに作業単位で「TBM-KY(ツールボックスミーティング+危険予知活動)」*を実施し、作業の内容や安全対策を確認・共有。作業がスタートすると現場で指示や安全管理を行い、合間に事務所での打ち合わせや書類作成を進めます。
昼食後は、翌日の作業予定を作成し、協力会社さんと調整のうえシステムに入力。その後は現場と事務所を行き来しながら業務を進め、17時の定時を迎えます。忙しい日は残業もありますが、19時頃には退社することが多いですね。
*TBM-KYは、ツールボックスミーティング(TBM)と危険予知活動(KY活動)を組み合わせたもの。TBMは、作業開始前に短時間で行われる、作業の段取りや注意点の共有が目的のミーティングのこと。KY活動は、作業に潜む危険を予測し、対策を立てる活動を指します。
櫻井さん:基本的な流れは山本さんと同じです。夕方にミーティングが入ることもありますね。
佐藤さん:柏崎刈羽原子力発電所で勤務していた頃は、8時の始業に合わせて会社のバスに乗って出社していました。事務所でラジオ体操とミーティングをした後それぞれの現場まで移動するのですが、原子力発電所はセキュリティが厳しいため、作業を開始できるのは10時頃でした。1時間ほど試運転に立ち合い、管轄をパトロールして昼休憩に入ります。
午後は14時から午前とは別の号機の試運転をチェックし、16時40分の定時になると会社のバスで事務所に戻り事務作業をしていました。
――皆さんは、どうして東京パワーテクノロジーに入社されたのでしょうか?
山本さん:「人の役に立つ仕事がしたい」という思いから、水・ガス・電気といったインフラ業界を志すようになりました。電力会社の合同企業説明会に参加した際に当社を知ったことが、入社のきっかけです。「スイッチを押せば、電気がパッと点く」。そんな当たり前を支えている点に、強く惹かれました。
佐藤さん:私も「社会インフラを支える仕事がしたい」と考えていました。就職活動中に人材紹介会社で働く知人から「東京パワーテクノロジーは良い会社だから、働けたら楽しいと思うよ」と勧めてもらったのが大きかったですね。
櫻井さん:山本さんと同じく「人の役に立つ仕事がしたい」という思いがあり、就職活動ではインフラ業界を中心に見ていました。入社の最終的な決め手になったのは福利厚生です。
他社と比較しても非常に魅力的で、安心して長く働けそうだと感じました。
――仕事のスケールの大きさを感じるのはどんなときですか?
山本さん:まず、プラント設備そのものが巨大です。私が担当しているボイラーは、高さ30メートル・長さ50メートルほどのサイズで、定期点検工事(発電設備の車検のようなもの)の時は毎日上から下まで何往復もしながら点検しています。さらに、富津火力発電所には21基もの発電ユニットがあり、建設された年代も違えば、メーカーや設計思想もさまざまです。こうした多種多様な設備に触れられる点にも、スケールの大きさを感じますね。
佐藤さん:以前勤務していた柏崎刈羽原子力発電所の6・7号機は、それぞれの最大出力が135万kWと、国内最大級の規模を誇っています。それだけの電力を生み出す仕事に携わっているというのは、入社当初からモチベーションにつながっていました。ちなみに、当社は火力・原子力などを含む国内発電所全体の約25%*のメンテナンスを担っています。
*発電所の稼働状況により変動
櫻井さん:山本さんと同じく、設備がダイナミックなところですね。タービンは数十トンもあるので、それを扱うのはこの仕事ならではのおもしろさです。また、富津火力発電所だけでなく、各地に応援業務に赴く機会もあります。そこで最新鋭の設備に触れられたり、実際の作業を通して構造を深く学べたりする点にも、大きな魅力を感じています。
――重要な判断が求められ、高い技術力と安全性が問われる仕事だと思いますが、難しさを感じる瞬間はありますか?
櫻井さん:分解した機器の状況を見て、交換するか、補修して再利用するかを判断し、提案するのが難しいですね。まだ経験が浅いので、迷ったときは先輩や経験豊富な職人の皆さんに相談してアドバイスをもらいながら進めています。
佐藤さん:例えば、小さいポンプを分解して組み立てて運転するとなったとき、想定通りの数値が出ないことがあります。その場合、次にどう対応するかというアクションプランをなかなか見出せず、苦労しています。先輩や職人の皆さん、ときにはメーカーの方に相談しますが、現状を言葉で説明するのも難しいところがあって……。ただ、こうした経験を積み重ねていくうちに知識が少しずつ身に付き、日常に溶け込んでいる機械を見ても「こういう原理で動いているのかな」と考えられるようになりました。
山本さん:ひとつの定期点検工事に含まれる項目は膨大で、施工管理者は複数の作業を同時進行で管理しなければなりません。私が担当するボイラーでは、作業班が10班以上、40~50人の職人の方々が稼働しています。安全を確保しながら作業が輻輳(ふくそう)しないよう調整し、すべての工程を工期内に収めるのは至難の業です。
――そんな難しい仕事の中で、やりがいや成長を感じるのはどんなときでしょうか?
山本さん:不具合による予定外の補修作業などを乗り越え、工期内に総合試運転が無事に完了したときですね。みんなで喜びを分かち合う瞬間は、何とも言えない達成感があり、それまでの疲れも吹き飛びます。
佐藤さん:想定外の不具合が起きるとストレスはかかりますが、ポンプの小さなエア溜まりなど、原因を究明してひとつずつ突き止めて解消できると自信につながります。今はまだ「成長した」と言い切れるほどではありませんが、以前よりも対応できることが増えてきた実感があります。先輩たちも通ってきた道だと思うので、いつか自分も後輩たちに教えられる存在になりたいですね。
櫻井さん:作業が同時進行する中、電気系や制御系といった他グループとスムーズに調整できたときには成長を感じます。最初の頃は先輩や職人の皆さんから指示をもらって動くことが多かったですが、最近は経験を活かして先回りできる場面も増えてきました。
――入社理由としても挙がった、福利厚生や会社の制度について具体的に教えてください。
櫻井さん:会社借り上げの賃貸物件が独身寮として用意されていて、自己負担は毎月数千円~一万数千円程度なので、経済的にとても助かっています。私が住んでいる物件は入社当時で築1年と新しく、今も快適に暮らせています。
また、年間休日125日と通常の有給休暇に加えて特別休暇が多いのが当社の特徴で、実際に私は年間で約140日程度休みをいただいています。チーム内で相談して休みが取れるので、ワークライフバランスを保ちやすく、趣味などの自分時間も大切にできます。
佐藤さん:資格取得に対する支援もとても手厚いです。会社が推奨する資格だけでなく、個人的に取得したい資格についても、許可を得られれば受験料や教材費、交通費などを補助してもらえます。休日に受験する場合は出勤扱いになりますし(取得する資格により、いずれも一部対象外)、やる気がある人をとことん応援する制度が充実している印象です。
山本さん:結婚して家庭を持ってから、福利厚生の手厚さを肌で感じています。まず、賃貸の家賃補助だけでなく、家を買った後の住宅ローンにも月々数万円の補助を出してもらえるのは、本当にありがたいですね(住宅ローン残高に応じて補助額は変動)。
また、「カフェテリアプラン」では、子どものおむつやランドセル、塾代など、年間最大15万円分を子育て関連の支出に充てられるので、すごく重宝しています。さらに、新潟にあるリゾートホテル「あてま高原リゾート ベルナティオ」への宿泊に法人会員料金で泊まれることに加えて、会社から大人ひとり5,000円、子どもひとり3,000円の補助が出るのもうれしいポイントです。つい先日も、子どもを連れて家族で雪遊びに行ってきました。
産後パパ育休については、産後8週間分の給与が、手取りの100パーセント給付される制度に改定されたので、男性もどんどん育休を取得しています。
――20~50代まで幅広い世代が活躍されているそうですが、職場の雰囲気はいかがでしょうか?
櫻井さん:業務上、他のグループとも日常的に関わるのですが、部署の垣根を越えて和気あいあいとしていますよ。
佐藤さん:主体的にコミュニケーションを取る人が多く、人を育てようとする風土が醸成されているように感じています。社員同士の距離が近く、休憩中は学生時代の部室のような楽しい雰囲気です。
山本さん:「部室っぽい」というのはまさにその通りで、腹を割って話し合える環境だと思いますね。例えば、若手が不具合を発見したとき、ひとりで抱え込んで報告をためらってしまうような職場だと、事態は悪化していきます。そうならないためにも、普段から分け隔てなく意見を言い合える職場づくりを心がけています。
――未経験や40代からの転職は可能なのでしょうか?
山本さん:わからないことは周囲が教えてくれるので、20代~30代前半の方であれば、未経験で専門的なスキルがなくても、やる気や吸収力次第で入社後にどんどん成長していけると思います。経験者であれば、40代からの転職でも十分に活躍できます。
――最後に、入社を検討している方々に向けてメッセージをお願いいたします。
櫻井さん:施工管理はコミュニケーション力が求められる仕事ですが、私自身は最初から得意だったわけではありません。仕事を通じて多くの人と関わるうちに、段々と身に付いていくものだと思いますので、当社の事業に少しでも興味があれば飛び込んできてほしいですね。
佐藤さん:専門的なスキルや知識がなかったとしても、周りから吸収しようとする意欲があれば、成長していくことができます。責任の大きい仕事ではありますが、チームでひとつのことを成し遂げるのが好きな人には向いている仕事だと思います。
山本さん:自分のやりたいことが少しでも当社の事業に引っかかっていれば、続けられる仕事です。「せっかく仕事をするなら、人の役に立ちたい、社会を支えたい」。そんな想いを持つ方々をお待ちしています。
電力という、社会に欠かせないインフラを長年にわたって支え続けている東京パワーテクノロジー。その源にあるのは、揺るがない事業基盤と、年齢や立場を問わず安心して働ける制度と社風、そして、現場で働く人たちの「誰かの役に立ちたい」という熱い想いでした。
社会インフラを支える責任ある仕事に挑みながら、安定した環境で腰を据えてキャリアを築いていきたい──。
そんな思いを持つ方にとって、東京パワーテクノロジーは有力な選択肢のひとつになるでしょう。
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