育業したいと思っても、制度が複雑で迷ってしまったり、申請の手続きが分からなかったり。そんな“つまずき”をなくすために、ビジネスエンジニアリング株式会社は「選べる働き方」と「早めのすり合わせ」で後押ししてきました。
2024年度の男性育業取得率は90.9%、男性の平均育業期間は83日。今回は、福利厚生・両立支援を担う経営統括本部 人事総務部 松岡 佐恵子さんと、取組を発信する経営統括本部 広報 内海 奏美さんに、推進の背景と制度の工夫、今後の展望を伺いました。製造業を支えるITパートナーとして事業を展開
—貴社の事業内容について教えてください。
ビジネスエンジニアリング株式会社 経営統括本部 広報 内海 奏美さん(以下、内海):当社は主に製造業のお客様へ、基幹システムの導入支援などを行うITパートナーです。システムインテグレーション事業と自社ライセンス製品の販売事業を展開しています。
—現在のご担当業務について教えてください。
ビジネスエンジニアリング株式会社 経営統括本部 人事総務部 松岡 佐恵子さん(以下、松岡):育業をはじめとした育児や介護などの両立支援施策や女性活躍推進を含む、福利厚生全般の人事総務を担当しています。
内海:育児と仕事の両立をはじめ、働きやすい環境づくりや企業風土について、社内外へ発信しています。育業推進の起点はプラチナくるみんの認定
—男性育業の現況を教えてください。
松岡:2024年度の男性社員の育業取得率は90.9%、平均育業期間は83日でした。現在では育業しない人のほうが少数派と言える水準になってきました。
—男性育業の推進に取り組み始めた背景を教えてください。
松岡:厚生労働省のプラチナくるみん認定を目指し、必要な取組を検討する中で「男性の育業取得率を上げていこう」と方針を定めたことがきっかけです。以前から数か月単位で育業する社員もおり、経験談がロールモデルとして広がっていきました。
結婚時の冊子配布と個別面談で伴走。次は“支える側”も報われる仕組みへ
—育業にまつわる取組にはどのようなものがありますか?
松岡:制度が複雑化しているため、育業したいと考える社員とは個別面談を行い、希望を聞いたうえで「どの制度をどう活用するか」を丁寧に説明しています。また「B-EN-Gはあなたのライフも応援します!」という結婚後や育児中に利用できる制度やサービスを詳しく掲載した冊子を、社員が結婚したタイミングで渡しています。妊娠してからではなく、結婚の段階でパートナーと働き方や家事分担を話し合い、早めに準備してほしいという思いからです。
—ほかにはどのような制度がありますか。
松岡:育業後の働き方に関するものですが、「B-ワークライフバランス制度」があります。所定労働時間を6時間に短縮できる「バランスワークS」、残業時間を選択できる「バランスワークL」、完全在宅勤務を選べる「バランスワークT」の3種類があり、1か月以上から無期限で何度でも利用できます。理由も育児・介護に限らず自己研鑽などでも使え、例えば「子供の夏休みの8月だけ使う」といった柔軟な利用もあり、活用がもっとも多い制度ですね。
—制度や文化が浸透したことで、どのような変化がありましたか。
内海:育業する社員の業務をカバーする中で、若手育成の機会になったという声や、互いの事情への相互理解が進んだという声があります。エンゲージメントサーベイでも「男性が育業することが悪目立ちしない」「送り出してくれた上長に感謝している」といった声が寄せられています。
—今後の展望を教えてください。
松岡:今後も丁寧な制度説明とすり合わせを続けつつ、育業する社員を支える同僚など応援する側へのケアにも目を向け、支える人が報われる仕組みづくりを検討していきたいです。
—ありがとうございました。
育業とは

東京都が2022年に公募し、選定した育児休業の愛称です。
東京都では育児を「休み」ではなく「大切な仕事」と捉え、育業を社会全体で応援する気運醸成に取り組んでいます。
HP:https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/ikugyo
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