農業の楽しさを体験できる「アグリツーリズモリゾート」として2019年11月に開業したリゾナーレ那須。同ホテルの最大の特徴が、ホテル内でお米を作っていることです。今ではホテル内のレストランで提供されるまでになった“リゾナーレ那須産”のお米ですが、そこに至るまでの道のりは決して簡単なものではありませんでした……。
前代未聞の“リゾナーレ那須産米”を作り上げる中で起きた数々の「事件」をご紹介するとともに、リゾナーレ那須の魅力をたっぷりとお届けします!
▶▶リゾナーレ那須のお米って?
星野リゾートが展開するリゾナーレは“夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」”がコンセプトのリゾートホテルブランド。その土地ごとの個性を生かした空間デザインや多彩なアクティビティで心に残る旅を提供しています。
その中で日本初の「アグリツーリズモリゾート」として、食と農体験をテーマに掲げるのがリゾナーレ那須。ホテルの敷地内には田んぼや畑があり、農作業体験や薪割り&火起こし、種まきから炊飯までお米の一生をたどる旅育プロジェクト「お米の学校」、さらに田んぼのど真ん中でブランチをいただける「YATAI to FARM」など、リゾナーレ那須でしかできないアクティビティが満載なんです。
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敷地内にある「アグリガーデン」
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田んぼのど真ん中でブランチをいただける「YATAI to FARM」
しかも、このリゾナーレ那須内の田んぼや畑は、地元農家のサポートを受けつつホテルスタッフが自ら世話をしているというから驚き! 現在ホテル内のレストランでも提供されており、お客様が一年を通していただくことができるようになりました。
そんなお米作りにはどんな苦労や工夫があったのか――今回はホテルスタッフの小鷹広之さんに、今だから話せるお米作りの“事件”をお聞きしました。
小鷹広之さん
リゾナーレ那須 スタッフ
リゾナーレ那須産の自家製米開発プロジェクトを担当し、「お米の学校」など数々のコンテンツにも携わっている。
リゾナーレ那須の敷地内にある田んぼは別の方が所有している土地で、現在は私たちがお借りしている状態です。
もともとこの田んぼでは家畜の餌として使う飼料米を育てていたのですが、リゾナーレ那須を開業するにあたり、「ホテルの目の前にある田んぼで育つお米を、レストランでお客様に食べていただく」という価値を提供したいと考えて、うるち米へ転換することにしました。
思い描いていたのは、ヨーロッパのアグリツーリズモでした。たとえばイタリアでは、ぶどう畑の隣にあるワイナリーに宿泊して、ぶどう栽培の作業を手伝ったり、ワインを飲んだりする楽しみ方があります。このアグリツーリズモの日本版が、“田んぼとお米”だと思ったのです。
とはいえ、ホテルスタッフは全員が農業未経験で右も左もわからない状態です。最初は地元の米農家の方に相談し、お米作りの基礎を教わりました。その際、私たちが強くこだわったのが「無農薬」でした。農家の方は「やるのはいいけど、難しいと思うよ」と懐疑的な見方をされていましたが、私たちは「それでもやります」と挑戦することを決めたのです。
ですが、これが想像以上の苦労の始まりでした……。
農薬を使わないと雑草が生えるんですよね。スタッフ総出で手作業による除草を行いましたが、雑草の生えるスピードが想定以上に早いこと! 雑草を抜いて、少し進んでも、1面終わる頃にはもう雑草が生えている。それくらい雑草が伸びる速度って早いんです。抜いても抜いても減る気がしない。そもそも、稲作の経験もないので、どれが雑草でどれが稲なのか、見分けもつかない。雑草を抜いたと思ったら稲を抜いていたというハプニングも少なくありませんでした。
しかも、初年度は裸足で作業していたので、虫に刺されまくって足が腫れ上がってしまいました。スタッフ同士で「こんなに腫れた!」と謎の自慢大会をしないとやっていられないくらいの状況でしたね。
地元の農家の方も田んぼまで来てくださって、雑草と稲の見分け方を教えてくれたりと、こちらがお願いしていた範囲以上のサポートをしていただきました。
そして、ようやく最初のお米を収穫することができたんです。
私たちがお米作りをしている田んぼは、プロの農家さんなら4,000kgくらいのお米が収穫できると言われている広さです。しかし、私たちが最初に収穫したお米はその7分の1程度の、わずか600kgでした。わざと収量を落として品質にこだわったわけではなく、なんとか収穫にこぎつけたお米の量が600kgしかなかったのです。
それでもようやく収穫できたお米です。これをリゾナーレ那須のレストランで出せたらと思い、試食してみました。
ところが、おいしくなかったんですよね……。
レストランの料理長からも「こんな米は使えない」と酷評され、悔しくて「うるせー!」と言い返したくもなりましたが(笑)、でもたしかに初年度のお米はお客様にお出しできるクオリティではありませんでした。くず米も多く、色も味もいまいちでしたから。
そこであらためて考えたのは、「私たちがお客様に提供したい価値とは何か」でした。
私たちは、お客様に「完全無農薬というこだわり」を提供したいのか?
そうではありません。私たちが提供したいのは、日本人の心に刻まれた原風景である美しい田んぼの景色と、そこで育ったおいしいお米を食べるという体験です。
完全無農薬にこだわった結果、田んぼは雑草が生い茂り、稲よりも繁殖しているような状態になっていました。収穫できたお米もおいしいものではなく、そもそもレストランで提供できるほどの収量もない。これは、私たちが本当に目指すアグリツーリズモではないと思いました。
そこで完全無農薬ではなく、農薬を一部使用して雑草をコントロールする減農薬に方針転換したのです。
効果はてきめんでした。
田んぼは全部で4枚あるのですが、毎年農薬を使用する枚数を少しずつ増やしていきました。すると、どんどん生育が安定し、雑草にも悩まされなくなり、収量も安定していったのです。
これでおいしいお米がたくさん作れる! と思いました。
ところが、敵は雑草だけではなかったんです。
悩みのタネだったのが野生の猿の被害でした。どうやらリゾナーレ那須が開業するまで、このあたりは「猿の楽園」状態だったようなんです。猿の厄介なところは、単に作物を食べるだけではないこと。猿は田んぼに入ると、稲を引き倒しながら米を食べます。倒された稲は腐ったりカビたりしてしまうので、その年の収穫は難しくなってしまいます。
猿が稲を倒したあとはミステリーサークルみたいになるので、「ああ、やられた」とすぐわかるんですね。これはどうにかしないといけないと思いました。
一般的に野生動物から田んぼや畑を守るには、電気柵を使います。ですが、リゾナーレ那須ではお客様が農作業などのアクティビティを体験されますから、安全を考えると設置は難しいと感じました。
最初はロケット花火やパチンコなどを使って追い払うなど、地道に対策を行っていました。ただ、追い払った猿が他の地域に行ってしまって、別の場所で被害を起こしてしまってはいけません。そこでスタッフの中には狩猟免許を取得して、地域の狩猟活動に参加する者も出てきました。
結局のところ、猿に「ここは人の場所だ」と理解させなければいけないんです。ですから、今はもう私もスタッフも猿に対しては躊躇なく立ち向かって追い払うようになりました。そうした対策のおかげか、今はかなり棲み分けができてきて、猿を見かけることも少なくなりました。
自然と触れ合えるアグリツーリズモリゾート
「リゾナーレ那須」はコチラ
▶▶リゾナーレ那須産のお米をレストランでぜひ
開業から6年。減農薬への転換や猿との戦いを経て、昨年は収量を3,000kgまで増やすことができました。そしてついにリゾナーレ那須のレストランで、リゾナーレ那須産のお米を通年提供することができるようになったんです!
リゾナーレ那須のお米はみずみずしく、クセが少なくて、さっぱりした味わいです。いろいろなおかずと相性が良いので、ぜひリゾナーレ那須のビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」でお楽しみください。
ちなみにおすすめのおかずについて、ホテルスタッフにアンケートをとったところ「3位:湯葉のあんかけ」、「2位:焼き鮭」「1位:味噌汁」となりました。味噌汁がご飯に合うのは当たり前でしょ、と思われるかもしれませんが、実は宇都宮の白味噌「宮みそ」と、那須町の「須藤醸造」の合わせ味噌を使うなど、すごくこだわった味噌汁なんです。ぜひリゾナーレ那須のお米と合わせて召し上がってみてください!
ホテル生まれのお米を食べたいなら…
「リゾナーレ那須」はコチラ
▶▶まだまだたくさん! リゾナーレ那須の魅力
リゾナーレ那須には、“アグリツーリズモリゾート”を体験できる魅力がたくさんあります。
▷ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」
まずは、リゾナーレ那須産のお米を食べられるビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」 に。那須高原の清々しい空気の中で育まれた牛乳や、この土地ならではの色とりどりな野菜がビュッフェスタイルで楽しめます。モーニングビュッフェではパンも人気なんだとか。
▷本館デラックスメゾネット
リゾナーレ那須の部屋は本館と別館に分かれており、どちらも違った魅力があります。中でも本館デラックスメゾネットは、緑を基調とした落ち着く雰囲気で、開放感あふれる空間が魅力。壁一面の窓からは、今回ご紹介した田んぼが一望できます。
▷YATAI to FARM
田んぼの中に設けた特等席で、ブランチを楽しめる平日限定のアクティビティ。目の前に広がる田んぼや山並みを眺めつつ、朝の光に包まれていただくのは、シェフ渾身の絶品料理! 採れたての旬野菜をシェフが目の前で調理し、できたてを一皿ずつ提供してくれるという最高に贅沢な食体験です。
▷Books&Cafe「POKO POKO」
リゾナーレ那須のシンボルともいえる施設・Books&Cafe「POKO POKO」。書籍を集めたBooks & Cafe、遊具とボールプールがあるプレイエリア、石窯を備えたキッチンエリアの3つのエリアが用意されています。このPOKO POKOで、冬と春の夜限定の楽しみとなるのがいちごのスパークリングワインとおつまみ。ゆったりとした大人のバータイムを過ごせます。
▷石窯ピッツァづくり
Books&Cafe「POKO POKO」では本格的な石窯を用いたピッツァづくり体験も楽しめます。焼き立てのピッツァは、森の中など好きな場所で味わえます。
▷オリジナルハーブティーづくり
温室「グリーンハウス」では野菜やハーブを育てています。オリジナルのハーブティーづくりでは、おすすめの組み合わせを試すもよし、自分だけのオリジナルブレンドティーを作るもよし。自然に囲まれながら、ホッと一息つきましょう。
▷温泉
リゾナーレ那須ならではの大きな魅力が温泉。石造りのモダンな内湯に加えて、那須の風を感じられる露天風呂も。冬にはライトアップで幻想的な雰囲気も楽しめます。入浴後は湯上りラウンジで、いちごのビネガードリンクをいただけます。
▶▶ファミリーも大人同士も誰もが楽しめる、唯一無二のアグリツーリズモリゾート
日本初のアグリツーリズモリゾートとして、唯一無二の体験が楽しめるリゾナーレ那須。農業や自然に親しめるアクティビティやイベントが数多く用意されており、四季折々の魅力が感じられるリゾートホテルです。
ファミリーだけでなく、大人の友人同士、カップル、夫婦など、あらゆる人が楽しめるリゾナーレ那須は、まさに「PLAY HARD」な場所。農業体験や田んぼの中でのブランチ、ホテル内で育てたお米をレストランで食べるといったここでしかできない体験で、最高の思い出を作ってください!
リゾナーレ那須
栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
車:東北自動車道「那須I.C.」より20分
電車:JR東北新幹線「那須塩原駅」より無料送迎バスで40分
那須の自然を独占するプライベートリゾート
「リゾナーレ那須」はコチラ
[PR]提供:星野リゾート

























