1995年の「DPX-500」から始まるカシオのアウトドアウオッチブランド「PRO TREK」が、誕生から30周年を迎えた。これを記念して登場したのが、Climber Line(クライマーライン)の「PRW-61ANS-3JR」と「PRG-340ANS-3JR」だ。
いずれも、自然との共生をテーマに掲げ、環境配慮型の素材を採用しながら、過酷なアウトドア環境に耐えうる高機能を備えている。今回はこの2モデルを手に取り、PRO TREKの歴史と名機も織り交ぜつつ、その魅力を見ていこう。
風合いとともにコンセプトを象徴するデザイン
まず目を惹くのは、両モデルに共通する深みのあるカーキグリーンのカラーリングだ。これは自然との調和を意識した色調。山や森林に溶け込み、落ち着いた印象を与える。そして、バンドやケースにはバイオマスプラスチックを採用、環境にも配慮している。
「PRW-61ANS-3JR」は、2022年に発売した「PRW-61」をベースにしたモデルで、ケースサイズは51.0mm(縦)×47.4mm(幅)×14.7mm(厚)、質量は57gと軽量。ケースとバンドはカーキグリーンで統一され、ケースバックには30周年を記念する特別なグラフィックが印刷されている。
風防は無機ガラス。10気圧防水を備え、登山やトレッキングなどのアウトドアシーンでも安心して使用可能だ。
ちなみに、アナデジ表現のPRO TREKは2003年の「PRG-60」が初。2010年の「PRW-5000」では、時刻に加えセンサー計測値までアナログ(針)で示すという新しい表現が生まれた。秒針が北を指す方位表示は、「PRW-61ANS-3JR」にも活きている。
2012年にはフルアナログモデル「PRX-7000T」MANASLU(マナスル)も登場。2012年5月26日(土)、プロ登山家であり、PRO TREKのアンバサダーでもある竹内洋岳氏とともにネパールのヒマラヤ山脈高峰「ダウラギリ」(標高8,167m)に挑戦。日本人初の8,000m峰14座完全登頂の瞬間を記録した。
挑戦をつづけてきたカシオ計算機株式会社。本製品は、30周年モデルということもあり、同シリーズのそれぞれの想いが詰まっている。手に取れば、きっとその歴史を感じるだろう。
「PRG-340ANS-3JR」は「PRG-340」がベースモデル。ケースサイズは54.7mm(縦)×51.7mm(幅)×15.1mm(厚)とやや大きめながら、質量は62gで、こちらも軽量設計だ。
ケースとバンドには同様にバイオマスプラスチックを使用、カラーは「PRW-61ANS」と同じくカーキグリーン。ケースバックには同様に30周年記念のグラフィックが印刷され、特別感を演出している。
軽さとフィット感がもたらす装着性、高い視認性と直感的な操作性
両モデルともに60g前後と軽量設計で、長時間の装着でも疲れを感じにくい。ちなみに、鶏卵1個(Mサイズ)の重さがおよそ60g。加えて、ソフトウレタンバンドは、しなやかで肌なじみが良く、手首に自然とフィットする。
アウトドアでの作業や、寒い季節の登山やキャンプなど、厚手のウェアの上からでも違和感なく装着できる長さと柔軟性もポイントだろう。ボタンの配置と形状も工夫されており、グローブを着けたままでも操作しやすい設計だ。
なかでも注目したいのは、プロトレックの歴史を飾ってきた歴代モデルを、凹凸の出るホットスタンプで印刷されたデザイン。「PRO TREK」の歴代モデル名(型番)が刻まれ、人と自然とともに歩んできた「PRO TREK」の30年のストーリーを実感する。
「PRW-61ANS-3JR」は現在時刻と予定時間への推移が直感的に読み取れる。夜間や暗所では、LEDバックライトがダイアルを照らし、視認性を確保した仕様だ。
一方、「PRG-340ANS-3JR」はデジタル表示で情報表示の量が多く、トリプルセンサーの各種データも一目で確認できる。
高い実用性と信頼性のトリプルセンサー
両モデルともに、方位・気圧/高度・温度を測定できるトリプルセンサーを搭載。山岳地帯での現在地の把握や、天候の急変を予測するための気圧変化の確認など、アウトドアでの実用性は非常に高い。
特に「PRG-340ANS-3JR」はワンタッチで測定が可能で大画面、情報表示もより詳しい。登山中の一瞬の判断が求められる場面でも心強い相棒だ。
特筆したいのは、二層液晶による方位表示。下層の液晶の現在時刻、上層の液晶の方位情報(方位を示す円形インジケーターなど)を重ねて表示可能である点だろう。これにより、視認性を損なうことなく、方位と時刻の情報を同時に確認できる。登山やナビゲーション用途で非常に有効だ。
なお、両モデルとも風防には無機ガラスを採用し、傷に強く、視界をクリアに保つ。防水性能は10気圧で、突然の雨や川辺でのアクティビティにも対応可能だ。
ベゼルや遊環、尾錠といった細部にもこだわりが感じられる。「PRW-61ANS-3JR」のベゼルはマットな質感のゴールドIPで、反射を抑えつつも高級感を演出。また、ステンレス製の尾錠は軽量ながらも堅牢な印象を与える。そして遊環には30周年記念のロゴがあしらわれており、所有する喜びを感じさせてくれる。
「PRW-61ANS-3JR」はタフソーラーを採用し、太陽光や蛍光灯の光で充電が可能。さらに、常に正確な時刻を保てるよう、マルチバンド6対応電波時計を搭載し、日本を含む世界6局の標準電波を自動で受信して時刻を修正する。
「PRG-340ANS-3JR」もタフソーラーを採用しているが、電波時計は非搭載。代わりに、シンプルな操作性と軽量性を重視した設計となっている。
自然を愛し、冒険を楽しむすべての人に
価格は「PRW-61ANS-3JR」が69,300円(税込)、「PRG-340ANS-3JR」が38,500円(税込)。この価格帯で、これだけの機能とデザイン、そして記念モデルとしての特別感を備えている点は、非常に魅力的だ。
どちらを選ぶか迷うところだが、PRO TREKに何を求めるかを考えて決めるといいだろう。「センサー付きの時計」ならアナデジの「PRW-61ANS-3JR」。「センサーデバイスとしての役割を重視する」なら「PRG-340ANS-3JR」がおすすめしたい。
自然との共生をテーマに、環境配慮と高機能を見事に融合させたPRO TREK 30周年記念モデル「PRW-61ANS-3JR」と「PRG-340ANS-3JR」。軽量で装着感に優れ、視認性や操作性も高く、アウトドアでの実用性は申し分ないだろう。
記念モデルとしての特別感もあり、所有する喜びを感じさせてくれる。自然を愛し、冒険を楽しむすべての人にとって、心強い相棒となるに違いない。
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