今年もあとわずか。いよいよ2026年が見えてきました。この時期のたのしみのひとつが「福ヱビス」。135年にわたり、日本にビールの魅力を広め続けてきたプレミアムビールブランド「ヱビス」が、毎年年末年始限定で発売している、華やかなデザインで彩られたスペシャルパッケージです。
12月2日(火)から数量限定発売される今年の「福ヱビス」。今回は、ヱビスと同じく長い歴史を持ち、日本で唯一の国立総合芸術大学として数々の芸術家を育ててきた「東京藝術大学デザイン科」との“共創”が実現! 学生たちが、「祝いのカタチ」や「ヱビスらしさ」を自らの感性で考え抜き、表現したデザイン作品から缶のデザインが採用されました。
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今年の「福ヱビス」限定デザイン
本記事では、「福ヱビス」の企画に携わったサッポロビールの担当者にお話を伺いながら、学生とのコラボレーションの裏側と、作品に込められた想いを紐解いていきます。
ヱビス×東京藝術大学デザイン科 - 異色の共創が実現した背景
---まず、ヱビスブランドのコンセプトや歴史について教えてください。
石嵜:ヱビスは135年の歴史を持つビールブランドです。ヱビスビールが誕生した当時の事実上の社長であった馬越恭平は、当時まだ日本にビール文化が広まっていないなか、様々なアイデアを打ち出しながらヱビスビールを広めていきました。
そんな馬越が常々口にしていたのが、『平常、心を若くし、老成を気取らず、愉快に活動すべし』というモットーです。約2年前、私たちはヱビスの原点であり、今も生き続けるDNAでもある馬越のこの言葉に立ち返り、「たのしんでるから、世界は変えられる。」というタグラインを掲げました。
そのひとつが、今年数量限定で発売される「福ヱビス」におけるデザイン共創の取り組みです。
---「福ヱビス」がそもそもどういったものかについて教えてください。
石嵜:ヱビスビールは、もともと年末年始に特に需要が高まる傾向があります。普段あまりビール自体を飲まないけれど、この時期はヱビスを飲むという方も多いんです。そんな、ヱビスビールをたくさんの方に手に取っていただけるこの時期を、もっと華やかに彩りたいという想いから始めたのが「福ヱビス」。年末年始らしいデザインをパッケージにあしらっています。
---今回、「福ヱビス」の缶デザインは東京藝術大学デザイン科との共創で生まれたとお聞きしました。共創の背景や経緯を教えてください。
石嵜:ふたつの共鳴ポイントがありました。ひとつは「たのしみながら」という姿勢です。学生の皆さんはたのしみながら学び、作品づくりに向き合っていますが、これは、ヱビスがたのしみながらビールづくりに向き合う姿勢、まさに「たのしんでるから、世界は変えられる。」とも共通していると考えています。
もうひとつは、歴史の長さ。ヱビスは今年、誕生135周年を迎えましたが、東京藝術大学も135年を超える歴史を持っており、同じ時代を歩んできたという共通点があります。その長い歩みの中で、ヱビスは日本にビール文化・魅力を広め続け、東京藝術大学は名だたる人材を輩出し続けてきました。共に日本を良くするために今もなお歩みを止めずに挑戦し続けているという点で、ヱビスと東京藝術大学は深く共鳴していると考えています。
---今回の共創を提案したとき、東京藝術大学からはどのような反響がありましたか。
石嵜:ヱビスブランドの歴史や、「たのしんでるから、世界は変えられる。」というヱビスブランドの姿勢について説明し、「ぜひ一緒に共創しませんか」とお声がけしたところ、ご快諾いただきました。先生も学生さんも非常に高いモチベーションで臨んでくださって嬉しかったですね。
「祝いのカタチ」「ヱビスらしさ」をテーマに多様な作品が生まれた
---学生さんたちとは、どのように共創を進めていったのでしょうか。
石嵜:ヱビスの世界観や歴史を体験していただける施設「YEBISU BREWERY TOKYO」に、共創プロジェクトに参加いただいた9名の学生さんと先生にお越しいただきました。その場所でまずヱビスブランドについて説明し、デザインのレギュレーションなどを共有。その後、ブルワリー内のミュージアムをご案内し、ヱビスブランドの歴史に触れていただきました。
学生さんは醸造の窯を見たり、原料に触れたりしながら、ヱビスビールについての知識を深めていましたね。
こうした体験を通じて、学生さんには共創プロジェクトのふたつの大テーマである「祝いのカタチ」「ヱビスらしさ」についてじっくり考える時間を持ってもらえました。
---そこから学生さんは、作品制作をどのように進めていったのでしょうか。
石嵜:これは東京藝術大学デザイン科の作品作りのスタイルなのかもしれませんが、まずテーマである「祝いのカタチ」「ヱビスらしさ」を自分自身の言葉で紡ぎ、ストーリーに落とし込んでいきましたね。
その学生さんの表現力に、私たちも驚かされました。初日にワークショップを実施したのですが、そこで出てきた「ヱビスらしさ」が「濃密で深みのある味」「美しい黄金色」「堂々とした気品と風格」「あたたかみのある心地よさ」「そこにある安心感」「胸いっぱいに満たされる」など、的確にヱビスの特徴をとらえつつ、自分たちの言葉で表現してくださっていたんです。
---すばらしい感性ですね。
石嵜:その上で、私たちも「ヱビスらしさをもっと表現するには」といった視点で意見を出し合いながら、最終選考会までに学生さんとコミュニケーションを重ねて作品を作り上げていきました。この一連の流れは、まさに“共創”だったと感じています。
---共創の過程で印象的だったことはありますか。
石嵜:作品ももちろんすばらしいのですが、私がもっとも印象に残っているのは、学生さんたちの表情です。発表する時は皆さん緊張しながらも、一生懸命に作品に向き合い、伝えようとする熱量が表情に表れていました。
ヱビスは「いい顔」を大切にし、「いい顔」を増やしていきたいという想いを持っています。笑顔だけでなく、一生懸命な表情、ひたむきにがんばる真剣な眼差し、それらすべてがその人の「いい顔」だと考えています。この共創プロジェクトでは、そんな「いい顔」がたくさん見られました。
最終選考会の日、学生さんたちは寝不足になりながらも一生懸命想いを届けてくれました。その姿にすごく心打たれましたね。単に「作品ができました」というだけでなく、作者の表情や熱量が伝わるプロジェクトになったと思います。
---9名の学生さんの作品は、非常に多様でユニークですね。
石嵜:そうなんです。静止画だけでなく、動画や立体物など、本当に様々な形で制作してくれました。たとえば、今回採用された川鍋さんの作品は、テキスタイルで表現されていて、それをご自身で着て撮影されていたことにびっくりしました。
緊張と緩和をアシンメトリーに表現した「泡糸」、選定のポイントは
---今回採用された川鍋さんのデザインについて、選定理由を教えてください。
石嵜:9名全員の作品が本当に甲乙つけがたく、最後まで悩みました。最終的に川鍋さんの作品を選定したポイントは、「祝いのカタチ」「ヱビスらしさ」が表現されていたこと、そして華やかさに加えて今までにない新しさがあったことです。
川鍋さんの作品タイトルは「泡糸」。ヱビスビールのなめらかな泡によって人々の緊張がほどけていく心の動きについてテキスタイルを使って表現していました。ギチギチに糸がつまっている箇所もあれば、ふわっと糸がほどけたような箇所もあり、ヱビスビールの歴史に新しい風を吹き込むような感覚がありました。
また、デザインも繊細でありながら洗練されていて、ヱビスビールの歴史に新しい風を吹き込むような、少し挑戦的な印象も受けました。今までにないアプローチを提案してもらった気持ちです。
---そんな川鍋さんの作品の魅力が、今回の「福ヱビス」のパッケージデザインに見事に反映されています。
石嵜:川鍋さんの作品の繊細さや、複雑な色合いをうまく缶デザインに落とし込めたと思います。これまでにない独特なデザインは、売り場でも目を引くのではないでしょうか。
---最後に今回の「福ヱビス」について読者にメッセージをお願いします。
石嵜:「福ヱビス」は単なるデザイン缶ではありません。ヱビスと東京藝術大学デザイン科の皆さんの想いや姿勢が、ヱビスビールを“キャンバス”として表現されています。
「ビールとアートが共創すると、こんなにもたのしいものになる」ということを感じていただきたいですし、ぜひ作者である川鍋さんの想いも想像しながら味わってみてほしいと思います。
年が終わる「忘年」の気持ちというよりは、素敵な作品に彩られた「福ヱビス」をゆったりとたのしんでいただき、2026年という新しい年に思いを馳せる、そんな気持ちになってもらえたら嬉しいです。
デザインのこだわりや飲む人への想いを川鍋さんに聞く
今回、作品が採用された川鍋さんにも、デザイン制作でのこだわりや共創で面白かったこと、「福ヱビス」を飲む人に向けた想いなどを伺いました。
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川鍋 桃奈さん
---デザイン制作で特にこだわったポイントや工夫したことを教えてください。
川鍋:作品を制作するときも、パッケージに落とし込むときも、“自分にしかできない、私を通したからこそ生まれるヱビスビールらしさ”を表現したいと考えていました。実際に、これまでのヱビスビールにはあまり見られない大胆な色味に挑戦したり、テキスタイルの立体作品を平面のパッケージへ翻訳する面白さを大切にしたりしています。そんな新しい見え方も感じていただけたら嬉しいです。
---ヱビスらしさやブランドの歴史を表現することで難しかったことや面白かったことを教えてください。
川鍋:“ヱビスらしさ”を象徴する王道感や品格を、まずは黄金の色でしっかりと表現しながら、そこに新しい風を吹かせることを意識しました。ヱビスビールの象徴的なパッケージの線対称構造をあえて少し崩し、“糸の結びとほぐし”のようなイメージで左右に微細なアシンメトリーを加えています。王道感を保ちつつ、“いつものヱビスと少し違う特別感”を生みたかったです。ヱビスビールもそうですし、サッポロビールさんの歴史を丁寧にリサーチした上で、そこに自分の作風を重ねていくプロセスは難しさもありましたが、その分、自分ひとりだけで制作していたら絶対に出会えなかった表現に辿り着けたという発見のたのしさがありました。
---年末年始に「福ヱビス」を手に取る人にどんな気持ちでたのしんでほしいですか。
川鍋:私自身が体験してきた“祝いの場”は、人の声が混ざり合い、笑顔が絶えないあたたかい環境でした。そうした人と人のつながりを“糸”になぞらえて、今回のパッケージに想いを込めています。年末年始という特別な時間に、「福ヱビス」を囲みながら、笑顔あふれるひとときを過ごしていただけたら嬉しいです。
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ヱビスと東京藝術大学デザイン科の共創によって生まれた今年の「福ヱビス」。川鍋さんによる華やかなパッケージは、まさに「たのしんでるから、世界は変えられる。」を表現したものになっています。今年の年末年始は、ぜひ「福ヱビス」と共に「いい顔」と「福」を分かち合ってみてはいかがでしょうか。
「福ヱビス」は数量限定の特別ビール。お近くの店やオンラインサイトで、お早めにお買い求めください。
「福ヱビス」発売記念イベント「福ヱビス ART GALLERY」
概要
本年の「福ヱビス」デザインを手掛けた川鍋桃奈さんをはじめ、東京藝術大学デザイン科によるアート作品を展示します。
福を呼ぶ「福ヱビス」の世界観を、彼女たちならではの感性で表現した特別展示です。
開催場所・日時
【サナギ新宿】
東京都新宿区新宿三丁目35番6号 国道20号線 高架下
<2025年12月5日(金)~12月7日(日)>
・12月5日(金) 13:00~20:00
・12月6日(土) 10:00~20:00
・12月7日(日) 10:00~18:00
【YEBISU BREWERY TOKYO】
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-1
<2025年12月10日(水)~2026年1月19日(月)>
・平日:12:00~20:00
・土日祝:11:00~19:00
・定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始
※イベント内容・日時は変更となる可能性があります。
来場者特典(※詳細は会場にてご案内します)
【サナギ新宿】
・特典①:「福ヱビス」350ml缶(20歳以上お一人様1本)
・特典②:SNS投稿で学生アートデザインの絵ハガキを1枚プレゼント
【YEBISU BREWERY TOKYO】
・特典:絵ハガキ(サナギ新宿と同内容)
[PR]提供:サッポロビール









